【橋の下から拾われてきた子・・・】
写真はわが家近隣の「発寒川」にかかる旧国道5号線の「橋の下」。ふと、小さいときに「オマエは橋の下から拾ってきた(笑)」っていうように兄たちから言われ続けた記憶が甦る。わたしは昭和27年生まれですが、北海道のそれも岩見沢近郊という農村地域で生まれ3歳までそこで過ごしていた。そういう家の5男として生まれたので、その当時の情報も十分ではない社会では、実感としてそういう言われ方に、事実かもという印象を持っていた。ただ、この言葉の言い方にやや諧謔の色が感じられたことが、微妙ながら、コミュニケーションに救いがあったと思う。川は伝統的社会で、「三途の川」というコトバがあるくらい、この世とあの世の「結界」意識が社会に強く存在し、実際に多くの「子捨て」が行われてもいたのだろうと思います。貧困ゆえの社会の悲劇がそこには投影されてい...【橋の下から拾われてきた子・・・】
2019/06/30 09:16