日本人という呪縛—国際化に対応できない特殊国家
特に目新しいことがこの本に書かれているわけでもない。私自身が日ごろつぶやいていることと共通することも多い。にもかかわらず、これほど読んでいて不愉快になる本も少ない。日本という国と日本人の弱みを容赦なく攻撃されているからだろう。著者の意見の全てに同意するわけではないが、否定できない指摘事項=日本の問題点のいくつかをノートする。総論では日本人は本当の自由を知らず、制度をひたすら守り、過剰に働き、苦痛を忍び、権威や因襲に服従することを良しとしているかのようである。「予定調和」と「現状維持」が個人の自由や幸福を犠牲にしている。各論では日本人の英語力はアジアでも下位だ。外交官でも英語を自在に操れる人は少なく、カジュアルなパーティでのスピーチですら原稿を顔を上げず棒読みする。英語が下手でメンタルも弱いため、反論すべき...日本人という呪縛—国際化に対応できない特殊国家
2024/03/30 19:20