ニコラ、お空へ（5）

帰宅して、ニコラの死を目の当たりにして一番にしたことは火葬、葬儀の手配をすることでした。ルーシィの時もあいちゃんの時もそうでした。亡骸を見ているのが耐えられない。依頼したのはルーシィやあいちゃんの時と同じ。エンジェルゲートさん。大型犬なのでルーシィと同じ横浜青葉の方に連絡すると今日、明日はいっぱいで一番早くて、明後日になるとのこと。他のところを探そうとしたのですがそれは夫が強く反対したため結局丸2...

ニコラ、お空へ（5）

人生の中で、生き物が死ぬその瞬間に立ち会ったことがあるのは3回。1回目は父2回目はゴールデンのルーシィ3回目はミニシュナのあいちゃん父の時は、延命か、そのまま治療せず死を待つかの選択を私がすることになり私は、延命を拒んだので病室で、あの心臓の音を表す機械音がぴーっと一定音になり画面の波形が一直線になる瞬間を一人、病室で立ち尽くしたまま見ていました。ゴールデンのルーシィの時は急性腎不全で身体中に毒が...

ニコラ、お空へ（3）

ニコがお空へ帰って4日目。ニコがいなくなってから、初めてキッチンに立って包丁を握りました。そろそろまともなもの食べようか？冷やし中華を作ろう。紅とぴょんが、急いで、やってきました。我が家ではいつも私がお料理をする時に野菜の切れ端をワンコたちにあげるので包丁を取り出すやいなや犬たちが集まってくるのです。先頭はいつもニコラ。体高が高いので1頭だけぬっと顔を出して今にもまないたから直接、盗み食いしそうに...

ニコラ、お空へ（2）

ニコが亡くなって、3日が過ぎました。ごはんの時に用意するお皿が5つでななく、4つなことに私がごはんを食べている時に私の腿に顎をのせる感触がないことに、階段の上り下りをする馬のような足音が聞こえないことに、いつもベッドの一番ふかふかのところを大の字で占領するから私が、ベッドのはじっこで体を丸めて寝なくてはならなかったのに、今は、私がベッドの真ん中で眠れることに、ことあるごとにニコがいないことに気づい...

ニコラ、お空へ（1）

7月24日金曜日 祝日。オリンピックが開催されるはずだった日。14：55スタンダードプードルのニコラ、亡くなりました。13歳と4ヶ月でした。6月に胃捻転の手術をしてその際に、副腎に大きな腫瘍もみつかっていましたが、退院後、すっかり元気になって、亡くなったその日の朝ももりもり朝ごはんを食べて、他の子のごはんも奪いにいこうとするほど。昨年、心臓病のため、余命宣告を受けているまりん（チワワ15歳）や我が...