生物と絶滅について考える(1)
生物と絶滅について考える(1)Ⅰ大絶滅、昔々のことになりますが(その1)生命の過去5億年の歴史において、オルドビス紀末の大絶滅、デポン紀後期の大絶滅、ペルム紀末の大絶滅、三畳紀後期の大絶滅、そして白亜紀末の大絶滅と5回の大絶滅があったことはよく知られていることです。その5億年で地球において発生した「種」の99%が、すなわち何十億種、否数百億種ともいわれる「種」が絶滅したと推測されています。それら生命は、われわれの目には見えない生き物が大部分であったことも確かです。それでも、一万年以上前までは、絶滅する種数は、平均1年あたり100万種につき1種の割合だったといわれています。しかし6回目の大絶滅が予測されている今ではそんな生やさしことではありません。1年ではなく1日あたり100種もの生物が、しかもわれわれの目...生物と絶滅について考える(1)
2023/03/30 19:10