「現代アート」と「現代の美術」の定義について[空想の森アートコレクティブ展<VOL:3>日田市/小鹿田焼ミュージアム渓声館にて(2)]【空想の森から<180>】
小鹿田焼ミュージアム渓声館の展示では、谷川晃一氏の「人間になった犬」と仙道利通氏の「ASIXTHSENS」の大作二点が中心となった。谷川さんは二ヶ月ほど前に他界したが、戦後の混乱期から現代まで、一貫して美術の現場に身を置いた作家である。仙道さんは西日本美術展と青木繁大賞展という二つの九州を代表する公募展で大賞を得た現役の作家である。お二人の経歴を列挙しておこう。谷川さんは、画家・エッセイスト・美術評論家・絵本作家として知られ、旺盛な作家活動を続けた人で、「アートフェスティバルゆふいん」から引き継いだ「伊豆高原アートフェスティバル」の運営委員長として30年以上にわたり牽引した。同フェスティバルは「地域型の美術展」として全国に普及した美術展のテキストとなった。東京都中央区出身(1938-2024)。20歳で自...「現代アート」と「現代の美術」の定義について[空想の森アートコレクティブ展<VOL:3>日田市/小鹿田焼ミュージアム渓声館にて(2)]【空想の森から<180>】
2024/04/28 01:55