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2015/05/16

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  • 能登半島災害を謳う (2)

    能登半島災害を謳う(2)能登半島地震災害から7カ月が経とうとしている。新聞やテレビなどのニュースの能登関連記事も最近では見られなくなってしまった。パリオリンピックや大谷選手のニュースが毎日のように報道され、復旧半ばの被災地の人々はままにならない生活環境の不便さを続けながら、ときには、取り残されていく淋しさにくじけそうになる時がある。人口流出は能登半島地域の震災以前からの課題だったが、震災がそれに拍車をかけ、多くの業種が人手不足に苦しんでいる。人口流出と経済復興の停滞する中で、地元の建設会社のK氏は「復旧工事は10年以上続くだろう。全く先が見通せない」と将来の不安を述べる。以下の歌は、能登地震から2~3カ月過ぎた頃の歌で、朝日歌壇、俳壇に掲載された歌である。震災の記憶が時間の経過とともに薄れていく現在、震災...能登半島災害を謳う(2)

  • 松のある風景 ② 随筆の書かれた時代はいつ

    ①で紹介した随筆「松のある風景」を再掲します。鎌倉の景観をつくりなしているものに松がある、あったという方が正解かもしれぬ。そのせいか、ここには昔から名ある老松が多かった。ゆるぎの松、琴弾松、諏訪の松、弓立松などなど数えたてればきりがない。若宮大路の松並木を海岸へたどると、木漏れ日の散らばる道の彼方にぽっかり白く、低い砂山が見え、そのまた向こうに海が、波が眩しく光っていた。海岸に出ると、砂丘の後ろにつづく松林は防砂林だったのだろう、一様にかしいで低く枝を伸ばしていた。初夏の雨後など松の花粉が砂地に淡黄いろく不規則な模様や縞を描いた。町の背後を囲う山並みの尾根にも松が目立つ。細い山径に敷きつめたように枯松葉が積もって、ともすれば足を取られる。それにしても、松の少なくなったこの町のあっけからんとした明るさは、却...松のある風景②随筆の書かれた時代はいつ

  • 松のある風景 ① 随筆に描写された古き鎌倉

    松のある風景①随筆に描写された古き鎌倉鎌倉の景観をつくりなしているものに松がある、あったという方が正解かもしれぬ。そのせいか、ここには昔から名ある老松が多かった。ゆるぎの松、琴弾松、諏訪の松、弓立松などなど数えたてればきりがない。若宮大路の松並木を海岸へたどると、木漏れ日の散らばる道の彼方にぽっかり白く、低い砂山が見え、そのまた向こうに海が、波が眩しく光っていた。海岸に出ると、砂丘の後ろにつづく松林は防砂林だったのだろう、一様にかしいで低く枝を伸ばしていた。初夏の雨後など松の花粉が砂地に淡黄いろく不規則な模様や縞を描いた。町の背後を囲う山並みの尾根にも松が目立つ。細い山径に敷きつめたように枯松葉が積もって、ともすれば足を取られる。それにしても、松の少なくなったこの町のあっけからんとした明るさは、却って侘し...松のある風景①随筆に描写された古き鎌倉

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