最終章自分自身であること-⑤再挑戦するOL
女性はこれまで企業の中で自立した職業人として育成されてこなかった。男性中心の日本型企業社会の中では二流の労働力扱いされてきた。すでに見てきたように、戦後の民主化の流れの中で、女性は個人の労働者として労働市場に登場することを当初から期待されていなかったのである。しかし、今日のように激しく変化する社会では、女性にも失敗を恐れず、より充実した人生を送ろうとする主体性が求められていると考えたい。女性もどう働き、どう身を守るかを学ばなければならない。「女性と仕事の未来館」の相談室には「毎日同じ仕事をしていて気がついたら年数ばかり経ち、昇進もできなかった。このままではリストラになりかねないが、転職を考えたくても自分の能力に自信がない」という漠然とした不安を抱えた相談が多く寄せられる。就職、再就職、転職あるいは社内での...最終章自分自身であること-⑤再挑戦するOL
2024/12/07 00:09