「しかたなかったと言うてはいかんのです」という言葉の重さ
昨夜10時から、NHKのドキュメンタリー・ドラマを見ました。熊野以素さん原作「九州大学生体解剖事件70年目の真実」のドラマ化。軍の命令による米国捕虜の「手術」、実は生体解剖実験。心ならずも、その場に身をおいて、悩み苦しみ、終戦後の戦争犯罪を裁く裁判で「死刑判決」を一旦は受け入れた主人公の、長い時を経た言葉が、タイトル。どんな状況であっても、どれほど抵抗することが困難であっても・・・・「しかたがなかったと言ってはいけない」。それは、とても重い言葉です。今、目の前にあること、目をそむけたいと思う事。・・・力及ばず、現実に流される結果となったとしても、その結果に対して、自分の責任を果たしきることができたかどうか。いつも、いつまでも問い続けていく人としての誠実さ。それは時を経てこそ、輝くものなのかもしれない。「しかたなかったと言うてはいかんのです」という言葉の重さ
2021/08/14 17:30