お風呂の浴槽(よくそう)を「湯舟(ゆぶね)」と呼びますが、これは何故なのでしょうか?お風呂の浴槽を「湯舟」と呼ぶのは何故?昔は本当に船に積まれていため。銭湯(せんとう)が普及し始めた頃、浴槽(よくそう)を船に積んで行なう移動式の入浴サービスがありました。やがて、この移動式銭湯が「湯舟(ゆぶね)」と呼ばれるようになったのです。以下に、詳しく説明します。1.湯舟の語源は「移動式銭湯」から「湯舟(ゆぶね)」という言葉の由来は、江戸時代に遡(さかのぼ)ります。当時、銭湯(せんとう)が普及(ふきゅう)し始めた頃、移動式の銭湯(せんとう)というものが存在していました。この銭湯(せんとう)は、船の中央に浴槽(よくそう)を設置(せっち)したもので、この船が川や水路を使って移動し、入浴サービスを行なっていました。