椎茸の記録に伊豆国多し
椎茸の記録に伊豆国多し白兎しひたけのきろくにいづのくにまねし椎茸(しひたけ)は三秋の季語。子季語に、椎茸干す、茸干す、干茸。椎茸(しいたけ)は、ハラタケ目-キシメジ科に分類されるキノコである。異説ではヒラタケ科・ホウライタケ科・ツキヨタケ科ともされる。和名のシイタケは、特にシイ(椎)の倒木などに発生したことから、この名が付けられている。中国では紀元前5000~4500年の浙江省の遺跡にきのこが出土している。唐時代の詩文にあり、五代時代には菌(きのこ)の記載があり、南宋時代は香椎と栽培法が記載されている。日本渡来は9世紀と考えられる。椎茸は天然の茸であるから、さぞかし昔から食べられていたことが推測されるが、文献に登場するのは意外に新しい。当時、日本で栽培されていた椎茸の多くは中国に輸出されており、最も古いの...椎茸の記録に伊豆国多し
2023/11/07 12:10