「ショウブ」地名考(4)「アヤメ」地名

「ショウブ」地名考(4)「アヤメ」地名

「菖蒲」表記の地名は、フリガナが無いと「ショウブ」と読んでしまいます。しかし、「菖蒲」を「アヤメ」と読む地名が沢山あります。地名辞典などを詳しく調べてみると「菖蒲」を全て「ショウブ」と分類しているものが結構ありました。しかし、ここに調べ直すとその中には「アヤメ」と読むところが結構ありました。「ショウブ」地名は、当ブログ「ショウブ地名考」(1)~(3)で検証したように植物地名よりも地形地名、即ち、細流・清水の古語「ショウズ」に由来するとするのが地名学会の大方の見解のようです。ショウズ⇒ショウブに転訛し、漢字で菖蒲・塩生・勝風・正夫・庄府・庄布・小分・正部・勝負などと表記されたとされます。一方、「アヤメ」地名はその語源となる由来は、植物の「アヤメ」以外無いようです。明らかに「アヤメ」地名の由来は植物の「アヤメ...「ショウブ」地名考(4)「アヤメ」地名