前漢 匈奴2 史記の描く匈奴の姿 幼少の頃から騎射をよくし、中国とは全く異なる風習を持つ、恐るべき存在
(略)北方の未開地域に住み、家畜を放牧しつつ転々と移動した。その家畜は、数の多いものでは、馬・牛・羊があり、めずらしいものでは、橐駝(たくだ;駱駝)・驢(ろば)・驘(らば)・駃騠(けってい;馬の一種)・騊駼(とうと;野生の馬)・驒騱(てんけい;野生の馬)があった。水と草を追って移動し、城郭とか定まった住居はなく、耕作に従事することもなかった。しかしそれぞれの領地に分けられていた。…
2019/05/31 12:00