とあるお葬式の話

とあるお葬式の話

ただいま、お葬式を企画中。過去の喪失や悲しみや怒りを一つづつ折り紙人形にして名前をつけ、棺の中に並べる。そして悲嘆の内容を弔辞として読み上げる。例えば、父に似せた折り紙には「これは、パパに望まれず愛されなかった私の嘆き」、私を退学に追い込んだ教師の折り紙には「学歴のなさに生涯苦しんだ私の憤り」という具合に。生まれてこなかった私の子供も弔う。もちろん、自分で奏楽して葬式の形式に整える。なんせ元プロの...