篤い機会だった
お雛様以来のiPadによる訪問だった。年齢の衰えは、日常生活者とは違うから仕方ない。が、手持ちの写真を画面に映し出して会話を保とうとした。といっても、私の勝手な相槌で、相手からの発話は大方が理解不能。けれど、通じた。「ケントンさん覚えている?」彼女は思い出したか目頭にタオルを持っていき、感激したようだ。「覚えている、覚えている」と、顔をゆがめるほどだった。(私自身はケントンさんに逢ったことも見たこともない、彼女からの過去の会話かぎりでもある)彼女がケントンさんの第一のご指名で、他にも何人もいて、グランドハイツではトップを占めるほどで、クリスマスには自動車に多くのプレゼントやカードが積み込まれ、私や家族を驚かせたものだった。その中に私が持っている品として「retirementfund」と書かれた本を夫婦の陶...篤い機会だった
2023/04/28 20:15