(これは重症の帯状疱疹にかかり、戦友たちは万歳突撃で戦死し、ひとり苦しむ大日本帝国陸軍二等兵×▲の連絡の取れなくなった中隊長への語り掛けであります。今日で六日目となります。遡ってお読みいただければありがたいです。)中隊長殿今日は昨日よりも4度も低い最高気温となっております。洞窟の中も幾分過ごしやすくはなっております。中隊長殿自分の帯状疱疹でございますが、右足が依然として猛烈に痛み続けるのであります。左右のふくらはぎへの攻撃が終わったかなと思ったら今度は足首です。強烈な電気ショックを連続して受けるような感じで何かにつかまらないと立っておれません。中隊長殿足首への攻撃で満足した敵は今度は足の甲から裏へ回り攻撃し続けるのであります。足の指1本ずつ攻めてきます。中隊長殿そんな中またしても敵よりさしいれが届いたので...二度目の差し入れ