田んぼと坪池の「トンボ」達
7月に入ると田んぼでは赤とんぼの羽化が始まる。赤とんぼとは正確に言うとナツアカネ、アキアカネ、ノシメトンボの3種類のトンボが水の張られた水田で一斉に誕生する。今年最初に確認できたのが7月3日だった。約15日間が最盛期。ナツアカネは田んぼ周辺や住宅地に移動、アキアカネやノシメトンボは近くの山に向かい、産卵期の9月になると田んぼに戻ってくる。朝の田んぼで畦畔を歩くとこれらのトンボは慌てて飛び立って又すぐ止まる。羽化直後ノシメトンボの和名は、成虫の腹部の黒い斑紋が熨斗目模様に似ていることに由来する。羽の先が濃色でわかりやすいが、今年はノシメトンボはいつもの年よりやや少ない。ノシメトンボ引用羽化早々のナツアカネ、アキアカネの区別は難しい。「翅胸第1側縫線に沿う黒条の先端が、アキアカネが尖るのに対して、ナツアカネは角状に...田んぼと坪池の「トンボ」達
2018/07/19 19:17