リップ × 結晶粒

リップ × 結晶粒

伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。今日は、金属材料の金属表面処理についてです。金属材料の表面の装飾性や化学的・物理的特性の向上を目的に金属材料の表面に施す金属加工のことを表面処理と呼びます。具体的な表面処理方法として、めっき、塗装、化成処理、陽極酸化などがあります。その他に、金属材料の表面を腐食させて、金属組織の結晶粒模様を浮き出させる表面処理もあります。街角を歩いていて、亜鉛めっきが施された門扉やポール表面の模様を見たことがあると思います。これをスパングルと呼び、金属結晶の模様によるものです。最近、この結晶粒模様を意匠性に使用した金属製品を見かけます。娘が買ったリップケースにも、それを利用してそうなものがありました。オシャレですな。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・...リップ×結晶粒