大河・かこがわ(211) 江戸時代(6) 近世の高砂(6)・高瀬舟が運んだもの
加古川の流れと高砂の町高砂の町場がつくられました。江戸時代の高砂は、加古川の流れをぬきに語ることはできません。高砂の町の特徴は、加古川の広大な後背地を持っていたことです。高砂は、商品経済の発達にともない、高瀬舟による加古川の舟運の役割は、ますます大きくなりました。高瀬舟の本来の役割は、年貢米を高砂へ運ぶことであったのですが、加古川の流域で産出された、さまざまな商品が高砂に運ばれました。また、高砂に集まった商品は、流域の各村々に運ばれました。どんなものが高瀬船で運ばれたのか主な商品は次のようです。◇下り荷物(高砂へ運ばれたもの)木工品・・・・・木材、タンス、下駄、桶、樽など生活用品・・・・薪、炭、紙、綿など食料品・・・・・米、芋、茶、梨など◇上り荷物(上流の村々に運ばれたもの)農具・・・・・水車、唐箕(とうみ)な...大河・かこがわ(211)江戸時代(6)近世の高砂(6)・高瀬舟が運んだもの
2020/03/31 09:40