1989 ジュブレイ・シャンベルタン レ・シャンポー フィリップ・ルクレール

1989 ジュブレイ・シャンベルタン レ・シャンポー フィリップ・ルクレール

あえてレジェンドとは言わないまでも、ワイン入門時に堤防のように立ちはだかったドメーヌが幾つかあるが、フィリップ・ルクレールもその一つと言っても良いのだろう。当時凝縮し、色の濃いワインに執着し、後先考えずに飲み散らかしてきた。そしてそのワインを自らが美味しいと思うのではなく、こうゆう物こそ美味しいのだ!と言い聞かせてきたのだ。そこには頑強かつ堅固なタンニンと濃密な底味と舌を窄めるほど強烈な酸味があるのだが・・・でもヘーッチャラ、そんな事などされかまないで、その奥底に潜んでいる何かを探求するジブンがいたのだった。思い出してみると、89年物のルクレールはルクレール節も微かに聞こえはせども、かれのその前10年の経歴をなぞって見れば、むしろ抗し易いヴィンテージだと思う。そして今回のパパジイで、89年物のルクレールをご相伴...1989ジュブレイ・シャンベルタンレ・シャンポーフィリップ・ルクレール