2005 エミリア・ロッソ マッキオーナ ラ・ストッパ
この造り手の2代目当主エレナ・バンタレオーニ女史がガンベロ・ロッソの最優秀栽培家に選出されたからそういうのではないが、このワインを飲んでやはりワインは葡萄の良し悪しが全てだ、ということに尽きる。マッキオーナはラ・ストッパのフラッグシップでバルベーラとボナルダの混醸で造られているとのこと。味わいは凝縮した果実に程よい酸味があり、それが口の中で見事に広がり、ニュアンスに富んだ底味のエキスはスムーズな喉越しとともに消えてゆく。これが出来た葡萄に何も足さず何も引かず、自然なスタイルで醸造されたものとのこと。否定的な香りなどはなく、実に優しく沁みる風情がそんな造りであると説明されなくても分ると言うのも当然だ。食中酒でありながらも、ちびりとコレだけ飲んでもイケルというのだから凄いのだ。最近のイタリアのナチュールの範疇で、こ...2005エミリア・ロッソマッキオーナラ・ストッパ
2019/02/22 22:01