1998 アリエント マッサ・ヴェッキア
初代ファブリッツィオ・ニコライーニが手がけていた時代のバックヴィンテージである。1986年より標高200~450mの地所に畑を2.1ha所有し、現在は3haとなっているとのこと。自然な形でワインを表現したいとのことで、一切の化学肥料を使わない有機農法を踏襲する。醸造においては野生酵母のみ。木製の開放桶でのマセラシオンを行ない、人為的なコントロールも一切しないという徹底振りなのだ。まずはヴェルメンティーノ100%というのに先ずは驚かされた。しかもアルコールは12%に抑えられている。山吹色の液体には、無論濁りがあり、マッタリした様相だ。飲んでみると濃密なコクがあり、それでもフィニッシュはいさぎよい。蜂蜜、蜜蝋、シナモンときて、イエローチェリーにプラムとくる。総体的には正しくこれはガストロノミックなワインであり、食事...1998アリエントマッサ・ヴェッキア
2019/03/18 23:00