2003 光 甲州 シャトー・ルミエール
これはニッポンワインに興味をもち始めた頃に買い置いていたワインの一本。自宅セラーの下段の隅っこに入っていたのを先日見つけて、発作的に開けてしまった。なぜ開けたのか?と聞かれても理由は無い。でも敢えて言うなれば、その時にこのワインの製造に関わっていた人こそドメーヌ・オヤマダの小山田さんということだから。そのドメーヌ・オヤマダのワインこそ今最も気になっているニッポンワインの一つということなのだ。見よこの鼈甲色!濃密にエキスが満ち溢れる酒躯。カンロ飴、黄桃、蜂蜜、蜜蝋、そして微かな漢方の香りが続く。甘くとろりとして、余韻も後ろ髪引かれるもの。これは言い過ぎになるかもしれないが、熟成したオー・ブリオン・ブランのようでもある。ニッポンワインも待ってみるもの!改めてこのワインでそれを感じた。2003光甲州シャトー・ルミエール
2018/12/24 18:42