夏の夕暮れ

夏の夕暮れ

階段に差し掛かると香ばしい匂いがしていた一段上がるたび、匂いの濃度は微妙に変化し踊り場をくるりと回って新たな階を上り始めると同じ匂いがまた新しく感じられる夏の夕暮れもうつくつくぼうしが鳴き始めている光のあざやかさ青春のように感じている夏の夕暮れ