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  • 門脇篤史の「あるきだす言葉たち」

    昨日の夕刊☀「あるきだす言葉たちたち」を久しぶりに読んだ、以前は度々ブログに書いたが「走りだす言葉たち」に私は置き去りにされた。でも昨夜は大丈夫。「途上に」の門脇篤史は老人に親切、1986年生まれの平成の男子だが昭和の雰囲気の漂う人である。🔘真夜中と朝とのあはひにむいてゐる職場のひとにもらひたる柿深夜に柿をむいている。マンゴではなく柿、芭蕉が、法隆寺が。景が広がる🔘納豆の薄きフィルムをはがしをりほそき粘糸を朝にさらして和食の朝食、納豆の粘糸に朝の光とは微妙なる美、作者のゆとりが伝わる。🔘わたくしをぢっと薄めてゆく日々に眼鏡につきし指紋をぬぐふ身辺の些細な微妙なあれこれを巧みにゆったりと詠む、師事している大辻隆弘氏から吸収しているのだろう。昨年末に🌻現代短歌社賞を受賞した。その折に少しお話ししたが門脇篤史は重厚な...門脇篤史の「あるきだす言葉たち」

  • 働かず家事もせぬ寡婦たち

    以前から私は家事をしない女に憧れていた。E子は夫に先立たれ3年前からケアホ一ムで暮らしている。昨年に続き今年の賀状にも「お目にかかりたい」とあり数日前彼女を訪れた。ホテルのロビ一のようなその先にゲストル一ム、池が広がり常緑の木々かガラスで覆われた空間が広がる、3人用の席に座るとE子は私の横の椅子に彼女のスト一ルを置く、するとロングスカ一トの女がそこに座ろうとする。E子は「ここに後から人が来ますから」と。「困るのよあの女」という。入居者たちとべったり付きあいたがって、彼女だけでなく退屈している女が何人もいて、家事をしないから時間をもて余してる。親族や友だちはメ一ルだけ、誰も会いに来ない。亡くなったE子の夫は某財閥の御曹司だか病弱で子供はいない、夫に勧められ短歌を投稿していた。大会賞を受賞した彼女と佳作の私が知り合...働かず家事もせぬ寡婦たち

  • 他人の視線がストレス

    本日発売のAERAの特集は「他人の視線がストレス」、10代、20代の6割超が他人の視線がストレスだとは、「見るのも見られるのもイヤ」とは本音だろうか。自分が成功したときは見られたい、友だちなどが成功したときは見たくないのではないか。スポ一ツ選手は勝ち気でないと成功できないらしい。大坂なおみの試合を観ていると彼女の勝ち気の凄さに圧倒される。相手に金メダルを取らせるもんかという熱気が力になるのだろう。勝者はテレビに何度も大写し、画面も年々大きくなっている。成功した人の顔は満開の向日葵のようだ、失敗した人の顔は萎れた向日葵、真夏の光と陰。他人の視線が気になる人は暗い店に入る。その気持ちよくわかる。以前、彼女が受賞して私が落選したとき私は暗い茶房でひとり冷めたコ一ヒ一を飲んだ。🌻自らを向日葵に例えしひとが去る九月尽日こ...他人の視線がストレス

  • 仮想人生

    人手不足が騒がれている。社員たちは会社でさぞ大切にされているだろうとおもっていたがわが町のス一パ一のレジの女子がかなりの腰痛、わたしの腰痛より辛そうで、痛々しい。今日もまだよたよたしていた。朝刊の「仮想人生」という本の広告が目につく。はあちゅうが著者らしい。33歳、ユカ、専業主婦。自堕落な世界を覗き見するつもりだったが、、。SNSでむき出しになる人間の愚かさと優しさ。必読の裏アカウント小説!時々私はツイッタ一で「疲れた、仕事を休みたい」という「つぶやき」を目にしたが。「もう一人の私」をツイッタ一の中に作るとは。「人生がひとつしかないから、私たちは苦しいんだ」と彼女が叫ぶ広告、同感である。画家や音楽家、小説家は他の人生も生きている。私だって、短歌を詠みながら時折、美少女になったりしている。この本の広告に作家・藤沢...仮想人生

  • 日本のことわざ

    🔘磯の鮑の片思いこの諺の鮑は平成生まれに通じるだろうか。昭和生まれの私でも鮑という字はルビなしには読めない。鮑という貝を見たのは昔々のこと。🔘女房に惚れて家内安全これは解る。亭主に惚れたら家内不穏🔘かわいい子には旅をさせよ旅をさせたらブランド品ばかり買ってきた。親への土産でなく自分のものを🔘秋茄子は嫁に食わすな嫁たちは🍆は漬けものよりチ一ズ焼き、秋茄子などどうでもいいのだ。。🔘金持ち喧嘩せずたしかにお金持ちは穏やかだ、しかしゴ一ンみたいな更に大金持ちになりたくて喧嘩をする人もいる。🔘枯れ木も山の賑わいつまらないものでも無いよりはまし。わが家はボロ市で買った壺がごろごろしている。壺の中には金貨が?新聞の本の広告「日本のことわざを心に刻む」を見ながら以上のようなことをおもった。🌸桜はもう咲くことなどはないような裸木...日本のことわざ

  • 短歌研究2月「京都歌人の歌」②

    今日は昨日に続き京都歌人の大森静佳さんの歌を。彼女は平成元年生まれ、「涙の壺」三十首はまるで平成の歴史だ。三首だけだが取りあげてみる。①たくさんの幽霊を見たそのなかに手をふるあなたの瞳もあった第1首目のこのうたの斬新なこと、私はこれ以上老人になりたくないので毎日ビタミンCの錠剤を飲んでいるが詠むためには大森静佳さんの歌こそ私のビタミンCである。②この腕の血を真剣に吸った蚊がわたしのかわりに見ている夢よ平成22年、大学2年のときに角川短歌賞受賞の知らせ、若い血は美味しかっただろう。蚊がむさぼっただろう。③百周年、天井のシャンデリアを仰ぎ六十五歳のわたしは揺れた平成26年「塔」創刊60周年記念大会、間もなく「平成」は終わる。大森静佳さんは平成を丸ごと生きたのだ。しかも充実した30年、まだ30歳!若さを大切にした歌人...短歌研究2月「京都歌人の歌」②

  • 「短歌研究」特集🌺いよいよ京都①

    2月号「短歌研究」の京都歌人の「平成じぶん歌」より今日はわたしのビタミンAの松村正直氏の「ふるさとへの旅」より三首①「天皇また崩御」を伝える号外が貼られていたり大学のトイレこれが松村氏の歌?しかも連作30首の第一首。1989年、大学に入学した彼。②ありありと声が響いてくるような秋晴れ河野裕子の葉書河野裕子の字は大きく元気な字だったと近藤芳美氏が歌会で話されたことを思い出す。秋晴れが利いている。③酔ってひとを殴りしことあり辞めるしかなくて会社を辞めしことありまさか!7年前に?酔ったら紳士ではなく獣になってしまった、こんなに自身をさらけ出すなんて、でも犯罪は犯さず会社を辞めて責任を、やはり松村正直氏はわたしのビタミンAである。「短歌研究」特集🌺いよいよ京都①

  • コ一ヒ一の絶滅の危機

    みちのくの牧場の牛の乳を入れやさしくなったコ一ヒ一を飲む昨日の夕刊の「コ一ヒ一の絶滅の危機」が気になる。紅茶の好きな英国の研究チ一ムが米国科学誌に発表した記事によると野生種は温暖化に耐えられる新種の開発ができなくなるだろうと、わたしの好きな濃い野生種のコ一ヒ一が飲めなくなったら耐えられない。食後のコ一ヒ一は私に快いひとときを。ときには一首も二首も、、。絶滅の危機にある野生種の7割はエチオピアなどわたしが行きたいが行けない所、コ一ヒ一はわたしを未知の世界に誘う。ありがたい飲みものである。逃したくないこのぬくもりを、飲み終えてコ一ヒ一カップはまだ温かいコ一ヒ一の絶滅の危機

  • 本日は芥川、直木賞の選考会

    今日の朝刊の広告に「あらまあ」がある。古い古い映画の広告かと思ったら「今日は芥川、直木賞の選考会です」と。まだ若い芥川龍之介とオジサンの直木三十五が寄り添って飲んでいる。「ところで文学は元気かね」と芥川龍之介。「ああ、人間が生きている限りね」と直木三十五、ふたりはキモノ、このふたりに振り回されている作家たちは今ごろドキドキソワソヮ、候補者を調べてみたら多くて書ききれない、心にふと、すき間を感じるようなとき「文学」の戸をたたいてみてください。そこにはきっと、胸をふるわす「言葉」があるはずです。人生を変えてくれる一行にだって、出会えるかもしれません。しかし、芥川龍之介は自死している。文学の戸を叩かなかったら、と思ってまうのは私だけだろうか。今日の選考会の結果はきっと電話で候補者は知るであろう。今ごろさぞ気になるてあ...本日は芥川、直木賞の選考会

  • ☀朝日俳壇賞の4人

    2018年度の朝日俳壇賞が本日発表、💐大串章選七夕や非戦非核の墨太く(東京都)鈴木淑枝「選者評」非戦非核は被爆国日本の切なる願い。ぜひ叶ってほしい。💐高山れおな選相続人全部のはんこ秋の風(泉南市)藤岡初尾「選者評」季語が生きた取り合わせ。芭蕉とバルザックを足して二で割ったような。💐稲畑汀子選喜雨を待ちふと災害のありしこと(浜田市)田中由紀子「選者評」一雨ほしい地に住む作者。ふと雨の災害を思う心の推移を語る秀句。💐長谷川櫂選白といふ色の力や更衣(川崎市)渡邉隆「選者評」身中に老いさらばへし鷹を飼ふも一席。長年の投句、収穫の時。四人の皆様おめでとうございます。この短い詩のなかに深い思いや長い年月を感じました。俳句っていいですね。☀朝日俳壇賞の4人

  • 私の兼高かおる

    昨日の朝刊で兼高かおるの死を知り驚いた、90歳だから、とはいえ彼女は、私の生きている間は死なないと、なぜか思い込んでいた。あの「兼高かおる世界の旅」で私は彼女と共に地球の果てまで歩き回った。今日の天声人語は「中近東の砂漠にも温泉場があるんですのよ」からはじまる。品のある語り口で世界各地を紹介した。旅した距離は地球180周を越える。日本で海外旅行が自由化されたのは64年、なかなか外国へ行けない時代に私たちをテレビで旅をさせてくれた。90年まで約31年間150カ国も案内してくれた兼高かおる、彼女に熱く深く感謝している。老人よ大志を抱けと叫びたし成田空港出発ゲ一ト私の兼高かおる

  • 「お友だち自慢」の謎

    五年くらい前のことだが某誌でK子のお友だち自慢の記事を読んだことがあった。幼稚園時代からの友人・A子のおかげで自分は有望な歌人として紹介された云々。その記事を読んだとき私は羨ましかった。投稿から短歌を始めた私は投稿し入選しなければ活字にならない。その後、ある歌会でK子の隣に座った。二次会も彼女の隣、K子にあの記事のこと話題にすると「友情?さあ、ねえ」と曖昧。ワインの杯を重ねる程に彼女たちの友情は怪しくなる、A子とは交際していなかった。50歳を過ぎた頃、A子の所属している短歌結社から熱心に勧誘され3首作った。初めての短歌、それをA子が改作したらしい。その結社に入ったが短歌にはなじめない、A子も会員を勧誘するのに忙しい。やや前衛的な結社なのでK子はなじめない。結社で先生気取りのA子が時々不愉快だ。学生時代は自分の方...「お友だち自慢」の謎

  • 勝ち気な女

    スポ一ツの選手は勝ち気でなければ絶対に成功しないそうである。菩薩のような浅田真央は3回転半にチャレンジしたとき鬼になっていたのか。昨日俄に現れたプロ棋士となる大阪の💐仲邑菫は小学4年生、とても可愛い、テレビをかけたとき画面に現れた少女をドラマのなかの女の子と私は思ったらプロ入り第1号の記者会見だった。「勝ちたいです」と何度か応え、付き添いのママは「この子は勝ち気です」と。私は勝負事はすべて苦手。父は勝ち気な女が嫌いだった。傍にいると神経が休まらない。だから呑気な母と結婚した。私も呑気な娘になれ、と。つい勝ち気な友を避けてしまったためか成績が悪くても気にならなかった。勝ち気で優れた友だちは還暦を過ぎた頃から病み、ほとんどあの世に行ってしまった。大臣になって早々騒がれ続けている片山さつき、騒がれていることが楽しいの...勝ち気な女

  • 朝日歌壇賞の4人

    本日1月6日、💐朝日歌壇賞の発表🌟馬場選(岐阜市)後藤進はつ夏にめんどりの声はるかして地球のどこか卵生れたり(馬場評)一個のたまごが産み落とされた初夏を地球規模で捉え、生命誕生が祝福された。🌟佐佐木選(熊谷市)内野修人間に自然に春の嵐吹き兜太の骨のどつかりとあり(佐佐木評)兜太さんにふさわしいスケ一ルの大きな挽歌。兜太さんも喜ぶだろう。🌟高野選(越前市)内藤丈子金沢の駅に降りたち金箔のアイスに出逢ふああ百万石(高野評)金箔入りアイスに出逢った驚き。ああ百万石という結句がいい。🌟永田選(高松市)島田章平「さう思ふ」「どちらでもない」「思はない」いつも多数は「どちらでもない」(永田評)民主主義の最大の敵は横暴な権力ではなく民衆の無関心そのものである。昨年の投稿歌から選ばれた4首、こんないい歌があったのに気がつかなか...朝日歌壇賞の4人

  • 日本が売られる

    今日は1月3日、お正月である。晴れ着は着ないがおせち料理を食べのんびり過ごす、ブログは書かない予定だったのに、でも「日本が売られる」という本の広告を朝刊で見たら驚いて、お騒がせですね、このブロクは。▼「日本が売られる」著者は堤未果、国際ジャ一ナリスト、国連、米国野村證券勤務など、先ほど調べたが年令も分からない。彼女の父と共に米国で活躍しているらしい、とりあえず広告を、▼日本の資産が根こそぎ奪われる!🔘水が売られる🔘土が売られる🔘牛乳が売られる🔘農地が売られる🔘森が売られる🔘海が売られる🔘築地が売られる🔘労働者が売られる🔘ギャンブルが売られる🔘学校、医療、仕事が売られるまだあります。老後まで売られるとは私のような老人を買ってくれる国があるとは。私はどれくらい・?アメリカ、中国、EUに密かに私たちの国は売り飛ばされ...日本が売られる

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