きょう一日生きた吾歌誌（あかし）

角田光代訳

◇角田光代訳◇晶子訳、寂聴訳に光代訳加わり源氏が身近の人に＊源氏物語の現代語訳では、与謝野晶子や瀬戸内寂聴のものがよく読まれてきたようである。近年これに直木賞作家・角田光代さんの訳が加わった。角田光代訳

2024/01/30 19:16

クルマの床に

◇クルマの床に◇車検終え戻りしクルマに担当の名刺落ちいて昇進するらし＊車検を終えたクルマに、なぜ担当が昇進の挨拶のないまま、一枚の名刺を落としていったのか、意味不明てあるがそんなことがあった。クルマの床に

2024/01/25 05:15

水性ボールペン

◇水性ボールペン◇気持ちよく書ける水性ボールペンありて安泰10年日記＊ボールペンも進化しているのであろう、今まで使っていたのと同じものが店頭にないことがある。一行五ミリ巾の十年日記に、同じ調子で書き続けたい。今回いいものが見つかったので一本多めに買っておいた。水性ボールペン

2024/01/20 00:04

遠方より

◇遠方より◇遠方の友来るという覚悟きめやるほかはなしわが家の片付け＊散らかり放題のわが家。居心地はいいのだが人には見せたくない光景。意を決して片づけ開始。あと四、五日でどう変わるか。遠方より

2024/01/15 23:39

寒いね

◇寒いね◇「おはよう」に付けて一言「寒いね」がまた出てしまえり今朝の寒さに＊出がけに集合住宅の管理人さんとあいさつを交わす。付け加える一言が、前日と同じであったと苦笑すると、管理人さんも苦笑の意味を察して笑ってくれたりする。いい管理人さんである。寒いね

2024/01/10 00:01

大地震で始まる

◇大地震で始まる◇能登半島揺れて惨状報じらる遠く離れた地での正月＊令和六年は能登半島の大地震で始まったと後世に記憶されるであろう。壊滅状態の街々、分断された道路、援助物資が届かない避難所、何もかもが悲惨を伝えている。遠く離れた地で心を痛めながらの正月である。大地震で始まる

2024/01/05 23:55

貫く

◇貫く◇テレビなく年越しすればせわしくもめでたくもなしひとりの正月＊大晦日の紅白も様変わり、若者たちが騒いでいるだけで、いっこうに面白くない。正月の番組も、前年に撮りだめしておいたものばかり、見る気にもなれない。結局いつものように本を読んだり、ちっとも片づかない片づけものをしたり、多少ものを書いたり考えごとをしたりしているうちに時が、過ぎ去る。いつものように。貫く

2024/01/01 23:33