高尾義彦先輩の死を悼む!

高尾義彦先輩の死を悼む!

毎日新聞東京本社で司法記者として勤務していた時、私の先生として裁判記事の取材から記事の書き方まで指導してくれたのが高尾先輩です。私より3歳年上で記者として経験豊富な先輩だったので、なんとか仕事が出来たことを思い出します。私が配属された1976年(昭和51年)は、昭和の宰相と言われた田中角栄議員が米国航空大手のロッキード社からワイロをもらったとして逮捕された年です。百年に一度の大事件と言われ、朝から晩まで走り回ったことを思い出します。その時、高尾先輩は検察庁の検事からトクダネを取りまくったことを昨日のことのように思い出します。高尾先輩は仕事で大活躍しながらも決していばらず、我々若手に親切に教えてくれたました。当時毎日新聞は他社からロッキードの毎日とまでいわれたものです。高尾先輩は、退社後も後輩の面倒見がよく...高尾義彦先輩の死を悼む!