無限大小の中の一人として
コロナ6年5月31日(ウクライナ、ロシア戦争4年)幼い頃、母からこんなことを聞いたことがあります。「父の恩は山よりも高し、母の恩は海よりも深し」と。その言葉は、時折ふと思い出すものです。あの頃の私は、ただそのままに受け入れていたけれど、今こうして年齢を重ねる中で、その意味合いが少しずつ広がりを持って感じられるようになってきました。最近、ふと気づくことがあります。それは、かつては果てしなく広く思えた「地球」という存在が、どこか狭く感じられるようになってきたことです。地球の上に山があり、海があり、森や川があり、そこに生きとし生けるものが営みを続けている。けれども、私の思いはそのもっと外側へ、宇宙そのものへと広がっていくのです。地球を形づくり、太陽系を動かし、果てしない時間と空間の中に秩序をもって存在している宇...無限大小の中の一人として
2025/05/31 08:10