板谷波山と小杉放菴/出光佐三、美の交感(出光美術館)
〇出光美術館出光美術館の軌跡ここから、さきへII『出光佐三、美の交感波山、放菴、ルオー』(2024年6月1日~7月7日)休館を控えた展覧会の第2弾は、同館の創設者・出光佐三(いでみつさぞう、1885-1981)と同時代を生きた作家たちにスポットライトを当てる。陶芸家の板谷波山(1872-1963)と画家の小杉放菴(1881-1964)は佐三と親しく交流した。さらに佐三が作品の蒐集に意を注いだ2人の画家、ジョルジュ・ルオー(1871-1958)とサム・フランシス(1923-1994)の絵画も展示する。板谷波山は、葆光釉という独特の技法で有名だが、私はあれが好きではないので、あまり積極的に見てこなかった。今回、初めて50件を超える作品を一気に見たら、いろいろ発見があった。地味な植物をうんと大きく描いた『彩磁八...板谷波山と小杉放菴/出光佐三、美の交感(出光美術館)
2024/06/20 21:29