思い出の道(14)
4年生になったころから僕はガキ大将の片鱗を見せ始め、クラスの中ではひょうきん者の「彰ノ介」言われるようになった。これは僕自身がそのDNAを先祖の誰かに頂いたものではないかと思っている。兄もそのような傾向があったようで、大学祭の時漫才をやって喝采を浴びたという話を聞いている。最早覚えているものなど居ないと思うが、音楽の授業の中であっと驚くようなハプニングがあった。先生には叱られ、クラスの大勢の仲間から指さし笑われしばらくは話のネタになった。その日、先生は3拍子の拍子の取り方についてトライアングルという楽器を使って教え始めた。先生は3拍子の音楽をピアノで弾いている。それに合わせてツン、タ、タと打つのである。前端に腰掛けている2,3人の生徒に順に教え始めた。2,3回練習して上手にできるようになった。僕はその時、友とふ...思い出の道(14)
2018/12/22 15:05