ある葬儀から
数十年ぶりに葬式に参列した。昔と比べて変わっていることが多くてびっくりした。まず、お焼香だが、ひとりひとり前に進んでやるのではなく、焼香セットがワゴンに乗って座っている椅子の前までやってくるのだ。合理的といえば合理的。そして、もっと驚いたのは斎場。煙突のついた広場みたいなところでやるのかと思っていたら、すごく大きなビルだった。エレベータの入り口みたいなのがいくつも並んでいて、棺の乗った台車が次々と運ばれ、遺族たちの手で棺桶がエレベータの中に入れられていくのだ。控え室に酒類が置いてあったのは助かった。ビールを飲んで親戚と話していると20分ほどで完了。再び、エレベータの前に集まると骨になった故人が出てきた。親も、自分もこんなになっちゃうのか。複雑な気分でお見送りをしたのでありました。ある葬儀から
2023/10/23 12:42