「侍女の物語」
オーウェルの「1984」を思い出した。近未来を舞台にした小説。実家で見たテレビ番組で紹介されていたので購入。一人の「侍女」によるモノローグ。とある国で宗教を背景とするクーデターが起きて家族が分断され、男性、女性、子ども等がバラバラに収容される。他宗教は認めない、有色人種は迫害する。そして男尊女卑。強烈な監視社会というのは「1984」と共通。女性の役割は権力者の妻、権力者の子どもを作るための「侍女」、お世話係、幹部用歓楽施設のセックスワーカー(脱走や抵抗した人が配置される?)、その他いろいろに分断されて、互いが交流するのも禁止されている。トイレも時間が決められている。主人公は「侍女」の一人。クーデター時、家族で国境を越えて逃げようとして捕まった人。侍女は子どもを産むために権力者の元に派遣される。侍女の名は「...「侍女の物語」
2024/01/31 10:18