2月・如月・心の健康
私は毎日再生したつもりでいる。そして毎日毎日が私にとって再出発でなくてはならない。(パブロ・カザルススペインのチェリスト1876~1973)「解説」パブロ・カザルスは、20世紀を代表するチェリストで、「チェロの神様」と呼ばれた人物です。演奏家としての技量はもちろん、内戦が続くスペインで、激動の時代を独裁者に屈することなく生き抜き、音楽を通して生涯、自由と平和を訴えつづけたことでも知られています。11歳でチェロに出会った少年は、固定概念にとらわれない、革新的なチェロ奏法を編み出しました。そしてその奏法は、今や全てのチエリストの基本になっているといわれています。「毎日再生」とは、「いつも過去の自分より優れた私になろう」ということ。「そんな生き方をしているから私はいつも若々しい」、カザルスはそんな風にも言ってい...2月・如月・心の健康
2025/02/04 09:53