第三者の取り戻し 意思でコントロールする対象としての「自然」ではなく
当事者研究的に人間について考えてきて、人間はそもそも欺瞞的なものであって、個人であっても組織であっても、自分ではその自己疎外性(自分で自分をダメにしてしまうこと)を乗り越えることができず、それを破壊する存在である他者が必要であるという認識になった。 コロナで社会構造が壊される。でもいびつなものも一緒に壊れていくことは間違いないと思っている。 (だからといって「いい社会」や「幸せ」が保証されるわけではない。人間と世界との関係は、そういうふうな都合のいい関係ではない。) そのようにでしか、人間は疎外を免れることができないと思っている。 人間はできる、ちゃんとやったらできる、というのは多くの人がその…
2020/03/29 00:08