週刊　昔のバックパッカ―

結核性胸膜炎患者の戯れ言 6.行動食

机の上に封が開いたポテトチップスの袋がある。入院前は毎週末ポテトチップスを食べながらテレビを見ていた。お菓子の中で一番好きなものと言っていい。入院後は食べよう…

2024/07/18 09:10

結核性胸膜炎患者の戯れ言 5.偉大な一歩

右手の人差し指についているクリップは携帯用の心電図をとる機械に繋がっている。左脇腹には胸水を抜く管が入っていて、管の先には点滴台に乗せられたタンクがある。左腕…

2024/07/11 08:23

結核性胸膜炎患者の戯れ言 4.要注意

ガー、ペッ。結核菌の有無を調べるために3日間痰を取るからこの容器に入れて、と医者に言われた。痰など生まれてこの方意識的に出したことがない。見よう見まねでやって…

2024/07/08 18:37

結核性胸膜炎患者の戯れ言 3.逆流

麻婆豆腐をお茶で流し込む。「完食した。」お腹がいっぱいで苦しい。 病院の食事は普通食だった。豚の生姜焼きとか出たりする。入院当初は半分食べるのが精一杯だった。…

2024/07/07 09:08

結核性胸膜炎患者の戯れ言 2.失った何か

信号が変わるのを木陰で待つ。午前9時とはいえ、7月の日差しは厳しい。リハビリのため自転車で走った。1ヶ月以上寝ていたのだから体力はガタ落ちだ。ちょっとした向か…

2024/07/06 09:00

結核性胸膜炎患者の戯れ言 1.ビジネスホテル

背中が痛くてどうししょうもない。5月下旬から体調を崩し、6月4日から20日にかけて入院をした。 家では床に布団を引いて寝ている。熱が続き四六時中寝ていたが、熱…

2024/07/05 16:33