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  • 248:いつものこと 2022年4月

    フェイスブックに投稿した。 先日読んだ本の写真に、今後も日本語教師を続けるぞ、と添える。「教授になると伺いました笑笑」と友人からコメントがきた。4月から大学…

  • 347:『21世紀型能力と日本語教育ー批判的日本語教師研修モデルの提案』を読んで 2022年3月

    松本剛次(2021)『21世紀型能力と日本語教育ー批判的日本語教師研修モデルの提案』〈早稲田大学エウプラクシス叢書028〉早稲田大学出版部を読んで  日本語学…

  • 346:ドラえもんは 2022年3月

    息子が春休みに入った。 旅行の予定はない。ドラえもんの映画を観たいとせがまれ連れて行った。ショッピングモール内のシネコンで観たのに、昼食はファミリーマートで…

  • 345:掛川市役所 対話交流型日本語教室 2022年3月13日「いない」

    導入のついでにチョコレートを配った。 明日はホワイトデーだ。今日のトピックは「プレゼント」。フィリピン人女性が、自国にはホワイトデーはないと話している。バレ…

  • 344:掛川市役所 対話交流型日本語教室 2022年3月6日「ふとんの中」

    サポーターの男性が写真を見せ話している。 今日のトピックは「私の好きな場所3つ」。男性が見せているA4の用紙には、中国のスターバックス、フィリピンの本屋、北…

  • 343:掛川市役所 対話交流型日本語教室 2022年2月27日「ことばの威力」

    高校生男子が驚いていた。 「僕より日本のことを知っている。」 対話の相手はフィリピン人女性だ。20何年か前に日本に来た。日本人男性と結婚したが数年前に離婚、…

  • 342:掛川市役所 対話交流型日本語教室 2022年2月20日「やさしい日本語」

    起震車がきた。 外国人参加者も日本人サポーターも乗ったことがある人は少ない。 「今日は体験メインで。」 教室コーディネーターがみんなに伝える。サポーターの一…

  • 341:掛川市役所 対話交流型日本語教室 2022年2月13日「レア」

    教室は13時に始まる。 外国人参加者は1人しか来ていない。 「佐原さんって私と同じ年なんですね。」 日本人サポーターの女性が言った。 先週のトピック「仕事」…

  • 340:ヌート 2022年2月

    大学からメールがきた。 「お礼状を書くように。」 一昨年ある企業から奨学金を貰った。卒業時にお礼状を書くことと奨学生の心得なるものにある。お礼状など強要する…

  • 339:掛川市役所 対話交流型日本語教室 2022年2月6日「わかり合う」

    2人の日本人女性が雑談している。 教室スタートの10分前だ。 「いつもダンナが家にいるんだよね。」 定年後に夫婦で参加している奥さんの方が言う。 「あっ、わ…

  • 阿部公彦(2021)『病んだ言葉 癒やす言葉 生きる言葉』青土社、を読んで

     この本は6部から成る。著者は なんとしても読んでほしいと願っているのは第3部である注①と述べているが、日本語教師であり大学で英語の教職課程を学んでいる私…

  • 338:掛川市役所 対話交流型日本語教室 2022年1月30日「念を押す」

    うなぎパイを配った。 掛川市役所の対話交流型日本語教室「はじめての日本語」の導入だ。今日のテーマはふるさと。うなぎパイ、みかんが有名です、浜名湖がきれいです…

  • 337:坂井隆史『ブルシット・ジョブの謎-クソどうでもいい仕事はなぜ増えるのか』講談社、を読んで

    クリスマスの前に息子に聞かれた。 「父さんは何か欲しいものある。」 ないと答える。何かないのかとしつこい。 「金かな。」 「金が欲しければ働けよ。」 「今は…

  • 336:今野真治『うつりゆく日本語をよむ-ことばが壊れる前に』〈岩波新書〉岩波書店,を読んで

    スポーツ選手が話す「プレーで勇気を与えたい」に違和感があった。 その正体がこの本に書いてあった。 ルールの中で戦い勝つことが選手の目標だ。勇気を得るかどうか…

  • 335:川瀬慈(2020)『エチオピア高原の吟遊詩人-うたに生きる者たち』音楽之友社、を読んで

    文化人類学者の書いた本は面白い。 気にいった対象を見つけ、その内側に入る。自分のフィルターを通して観察したことを考える。 著者の川瀬慈はエチオピアのアズマリ…

  • 334:『かかわることば-参加し対話する教育・研究へのいざない』東京大学出版会、を読んで

    佐伯胖の紹介する発達心理学者レディの発見に驚いた。 従来、赤ちゃんは生後2~3ヶ月までは他者との関わりがわからないとされていた。レディは生後まもなくこちらの…

  • 333:與那覇潤『知性は死なない-平成の鬱をこえて-増補版』(2021)〈文春文庫〉を読んで

    著者はうつ病になり大学の教員を辞めた。その回復過程でことばと身体を通して知性について考えた。 知性とは論理的に考え、論拠を示し、考えを形作る理性的な行為だ。…

  • 332:『コミュニケーションとは何か-ポスト・コミュニカティブ・アプローチ』を読んで

    『コミュニケーションとは何か-ポスト・コミュニカティブ・アプローチ』佐藤慎司編(2019)、くろしお出版、を読んで、対話交流型日本語教室について考えた  対話…

  • 331:『CEFRの理念と現実-理念編 言語政策からの考察』くろしお出版 を読んで

    細川英雄「社会的行為主体を実現するアクション・アプローチの意味-CEFRの複言語主義解釈から言語教育実践の方向性へ」、西山教行・大木充編(2021)『CEFR…

  • 330:小坂井敏晶『格差という虚構』ちくま新書、筑摩書房を読んで 2021年12月

    タイトルにある「虚構」は格差がないということではない。 格差はある。東大生の七割以上の父親は大企業や官公庁の管理職・会社経営者・大学教員・弁護士・医師などだ…

  • 329:『失われた岬』篠田節子、角川書店、を読んで 2021年11月

    2029年、日本人作家一ノ瀬和紀がノーベル文学賞を受賞する。凋落傾向にあった日本中が沸き立つが、一ノ瀬は授賞式の前日自ら姿を消した。 大手出版社勤務の相沢礼…

  • 328:『灼熱』葉真中顕、新潮社、を読んで 2021年11月

      ブラジルへの移民は棄民政策としての一面がある。 日本からブラジルに移民した多くは、農家の次男や三男とその家族だった。近代化に成功し地方で人口が爆発する中…

  • 327:『多言語社会の言語文化教育』を読んでJSLカリキュラムについて考えた 2021年11月

    JSLカリキュラムがよくわからない。 文部科学省の「JSLカリキュラムカリキュラムの基本的考え方」注①を読む。 日常生活では流暢に日本語を話す外国人児童・生…

  • 『ノマド-漂流する高齢労働者たち』ジェシカ・ブルーダー著、鈴木素子訳、を読んで 2021年11月

    働いていても食べていけない。 働こうにも食べていけるだけの仕事がない。真面目に働いてきたのに老後を生きていくだけの年金を得られない。 日本はいつの間にかそん…

  • 325:『シン・モノガタリ・ショウヒ・ロン-歴史・陰謀・労働・疎外』大塚英志,を読んで

    プラットフォーマーは恣意的にプラットフォームを操れる。 「北米のTwitter社はQアノンの暴走を煽ったトランプやその支持者のアカウントを停止した」注①。 …

  • 324:『くらしのアナキズム』松村圭一郎、ミシマ社、を読んで 2021年10月

    「携帯電話とアナキズム」  著者は国なんかなくても大丈夫だという。 社会はカオス状態にならない。警察がなくなったら、あなたは店に強盗に入るか。多分入らない。…

  • 323:『鬼滅の刃』と日本のファンタジーと天皇 2021年10月

    1:鬼殺隊の構造 鬼殺隊は妙な組織だ。 鬼殺隊剣士候補の最終選抜試験がひどい。鬼の住む山中で7日間生き延びることが要求される。竈門炭次郎の期では20人が山に入…

  • 322:『ランニング王国を生きる』マイケル・クローリー著、児島修訳、を読んで 2021年10月

    『ランニング王国を生きる-文化人類学者がエチオピアで走りながら考えたこと』マイケル・クローリー著、児島修訳、青土社  エチオピアのランナーが速いのはなぜか。 …

  • 321:『赤目四十八瀧心中未遂』車谷長吉、文春文庫、文藝春秋、を読んで 2021年10月

    市の教員採用試験に落ちた。 大学院への進学は決まっている。院卒業後に仕事が無かったときの保険になるかもと受験した。合格するつもりで毎朝コツコツと勉強をしてき…

  • 320:『マチズモを削り取れ』武田砂鉄、集英社、を読んで

    女子大生2人で食事をした。 大学2年生、後輩のナミさんの相談にのる。 「おごってあげたの。」 帰宅後妻に問われた。 「20歳の女の子だよ。割り勘はダメでしょ…

  • 319:鬼滅の刃の女性キャラを「役割語」で斬る(お遊び) 2021年9月

    胡蝶しのぶは敵にも「です」、「ます」を使って話す。「わぁ凄いですね・・・」と鬼に話しかけた後、「こんばんは、今日は月がきれいですね。」と挨拶をしている。注①…

  • 318:『デス・ゾーン』河野啓、集英社、を読んで 2021年9月

    疑問符がつく登山家、栗城史多を扱ったノンフィクションだ。 栗城は「単独無酸素での七大陸最高峰登頂」を掲げエベレストに挑戦していた。エベレストには8回登りに行…

  • 317:『「非モテ」からはじめる男性学』西井開、〈集英社新書〉集英社、を読んで 2021年9月

    「非モテ」男性はモテないから苦しいのか。 西井開は本人も参加している「非モテ」男性が語り合うグループ、「非モテ研」での語りを中心に分析をする。参加者には“未…

  • 316:『心はどこへ消えた?』東畑開人、文藝春秋、を読んで

    そうか、心の時代って終わっていたのか。 1995年に心の時代が終わり始めたと、臨床心理士である著者、東畑開人は述べている。以下は本書の序文の要約だ。 心の時…

  • 315:『学校ってなんだ!-日本の教育はなぜ息苦しいのか』〈講談社現代新書〉講談社、を読んで

    ブラック校則は大した問題ではない。 校則問題にこだわっていた鴻上尚史に対談相手の工藤勇一は答えた。白い靴下以外禁止が、他の色も可となったところでどれほどのも…

  • 314:対話交流型の日本語教室とは 2021年9月

    対話交流型は必要に迫られ出てきた。 日本語学校などで広く使われている教科書は、初級終了までに200時間くらいを想定している。1日、45分を4コマ、月から金ま…

  • 313:『機龍警察-白骨街道』月村了衛、早川書房、を読んで

    機龍警察シリーズの第6弾だ。 文庫版が出るまで待てず、ハードカバーで買ってしまった。注① 全長3,5メートル以上の二足歩行軍用兵器、機甲兵装がテロや犯罪に使…

  • 312:『言語学バーリ・トゥード-Round1 AIは「絶対に押すなよ」を理解できるか』を読んで

    サブタイトルからして、AIは「絶対に押すなよ」を理解できるか、だ。 妻は即座に何のことだか分かったらしいが、私は本文を読むまでピンとこなかった。ダチョウ俱楽…

  • 311:『サボる哲学-労働の未来から逃散せよ』栗原康、岩波新書、を読んで 2021年8月

    大学を卒業したら大学院にいくつもりだ。 50過ぎの親父が無職。その後ろめたさを『サボる哲学』が吹き飛ばしてくれた。著者の栗原康はアナキズムの研究者だ。 …

  • 310 オリンピック関連の今日のニュース 2021年8月

    「メダル獲得にノーパン効果?」 2021年8月21日、中日新聞の朝刊にあった。卓球の水谷選手は下着をはかずに試合に出る。ノーパンは効果があるのかとの問いだ。…

  • 309:教育実習前 2021年4月

    模擬授業を見た。 教育実習事前授業の講義のときだ。4人の女子大生が15分ずつ授業をする。授業後は全員でフィードバックをした。上手い、下手はどうでもいい。とに…

  • 308:挙動不審 2021年4月

    息子におはようと言っても無視される。 たまに「ああ」とか「うう」とか面倒くさそうな返事があるだけだ。小学校の挨拶運動には張り切って参加しているらしい。 「お…

  • 307:使えない 2021年4月

    教員採用試験の過去問を見た。 専門教養の中学英語の1問目にこんな問題がある。学習指導要領の第2章第9節外国語第1目標からの出題だ。 外国語コミュニケーション…

  • 306:ブレない男 2021年4月

    犬がいないとおばから電話があった。 最近母の紹介で飼い始めた5歳のトイプードルだ。外に出て行ったまま戻らないという。父と母が探すのを手伝いに行く。16時頃母…

  • 305:名字 2021年3月

    シン・エヴァンゲリオンを見る準備をする。 テレビ版はよく分からなかった。 使徒と呼ばれる物体が次々と攻めてくる。セカンドインパクトという人類の半分が死に、地…

  • 304:無知 2021年3月

    「うざい」「きもい」は何とか分かる。 「まんじ」「きゅんです」も大丈夫だ。ゼミで若者言葉を調べている学生がいる。予備調査のアンケートに答えた。 「だいしてる…

  • 303:良しとする 2021年3月

    1コマ、50分2800円。 浜松市の私立高校、社会科非常勤教師の給料だ。大学出たてでもこれだけもらえる。 1時間2000円。 浜松市の日本語教室の教師の給料…

  • 302:立ち位置 2021年2月

    「このシミは何。」 帰宅した妻に問われた。 「歩海のよだれ、それとも父さんがコーヒーでもこぼしたの。」 昼間日当たりの良い妻の部屋で昼寝をした。 「俺のよだ…

  • 301:かわいい人 2021年2月

    フィリピン人と話した。 オンラインの日本語サロン「いろり」でだ。土曜の夜9時から10時、やさしい日本語で外国人とおしゃべりする。 「初めまして、佐原です、よ…

  • 300:おに 2021年2月

    ドラッグストアに鬼のお面が何枚かあった。 節分豆の隣にだ。市役所の日本語教室で節分をネタに授業をする。導入で使うのに丁度いい。 「無くなり次第終了します。で…

  • 299:お母さん 2021年2月

    毎朝近所の交差点まで息子を送っていく。 徒歩で2分くらいのところだ。小2の息子より年長だと思われる小学生男子2人が、傘をささずに歩いている。忘れたわけではな…

  • 298:テレビ 2021年1月

    パワポに水中に居るズゴックの絵を張った。 ガンダムに出てくる水陸両用モビルスーツだ。英語科教育法で模擬授業をした。 「What club were you …

  • 297:少年よ神話になれ 2021年1月

    ゼミの教授が助言をくれた。 「他の作品と比較すると主張が明確になる。」 ガンダム神話の卒論だ。『新世紀エヴァンゲリオン』と比べてみた。 「ガンダム」が第2次…

  • 296:ガンダム世代の神話 2021年1月

    劇場版『機動戦士ガンダム』は神話だ。 このテーマで卒論を書いている。ガンダム世代と呼ばれる購買層があり一大市場を作っている。宇野常寛はガンダムシリーズの最大…

  • 295:カイ・シデン 2021年1月

    カイ・シデンはトリックスターだ。 トリックスターは「二つの世界の中間地帯を跳びまわり、そこに波瀾を巻き起こす」注①。「敵対するグループの両方に属していて、片…

  • 294:キシリアのマスク 2021年1月

    ザビ家の長女キシリアは口元を隠している。 軍隊は男社会だ。『機動戦士ガンダム』は1985年制定の男女雇用機会均等法前に作られた。女性が女性として働くのは難し…

  • 293:ニュータイプと「おたく」 2020年12月

    ニュータイプの物語は恋愛を否定する。 カイとミハル、ミライとスレッガーは互いに好意を持っていた。ミハルもスレッガーも戦死する。アムロが一目惚れをしたマチルダ…

  • ニュータイプと軍人 2020年12月

    ガンダム後半のテーマはニュータイプだ。 「ニュータイプという言葉はご存知でしょう?」注① 劇場版ガンダムでは1作目の終盤のマチルダのセリフの中で初めて出てく…

  • 291:ハモン 2020年12月

    ハモンは軍人ではない。 ランバ・ラルの内縁の妻だ。男ばかりのラルの部隊内で唯一私服を着て作戦行動をとる。自称は「私」で「~かしら」などの女ことばを使う。ラル…

  • 290:フラウ・ボウ 2020年11月

    フラウ・ボウは服が違う。 ミライとセイラも民間人上がりだが軍服だ。フラウは勝手に軍服のデザインを変えそれを着ている。ミライは操舵手、セイラはガンダムやコアブ…

  • 289:マチルダ・アジャン 2020年11月

    マチルダは職業軍人だ。 「ホワイトベース、モビルスーツについてはなんの決定も知らされておりませんので、現状のままです。」注① 「コアファイターを引き上げさせ…

  • 288:ランバ・ラル 2020年11月

    ランバ・ラルは自称が変えられてある。 劇場版『機動戦士ガンダムⅠ』では愛人のハモンに対し「私」を使っていた。 「私の任務はガルマ様の仇討ちだ。」注① ガンダ…

  • 287:団塊ジュニアとニュータイプ 2020年11月

    ニュータイプは80年代と親和性が高い。 劇場版機動戦士ガンダムⅡでは冒頭のナレーションにニュータイプという言葉が使われている。 人の革新たる新しい人‐…

  • 286:ザク3機、ドム3機 2020年11月

    ガンダムは神話だ。 ジョゼフ・キャンベルは神話にはある一定の型があるとして以下の様に書いている。 宇宙創成の円環は通常、無限に反復をかさねる世界として …

  • 285:シャアのプラスイメージ

    シャアは変な奴だ。 赤い彗星と怖れられているジオン軍のエースパイロット。仮面を被っているが、その下は整った顔立ちをしている。ここまではいい。しかし喋り方が変…

  • 284:女神ララァ 2020年10月

    ガンダムに出てくるララァは白鳥処女だ。 主人公のアムロとはサイド6で初めて出会う。出会いの場面では白鳥が使われている。ララァは敵方の少女でニュータイプとして…

  • 283:面談 2020年10月

    教育実習は来年の5月だ。 母校の中学校で事前面談をする。 「正直驚きました。」 校長の第一声だ。私より少し上か。担当の先生は私より年下だ。 「大丈夫かと思…

  • 282:よかれ 2020年10月

    自己紹介をした。 ファシリテーション技法の1回目の授業だ。ランダムに4人グループが作られ、1つのテーブルに座る。2年生が2人、1年生が1人いた。配られた名札…

  • 281:「あれ」 2020年10月

    初参加の韓国人女性と話した。 市役所の日本語教室のおしゃべりクラスだ。スマホにYamahaのステッカーが張ってある。 「ヤマハで働いているんですか。」 「え…

  • 280:4950円 2020年9月

    冨野由悠季の世界展を観に行った。 大学生は無料で入れる。 会場内はむさ苦しい。ガンダム世代と呼ばれる、40代、50代の親父ばかりだ。平日にもかかわらずだ。冨…

  • 279:この先 2020年9月

    前期の成績表が届いた。 「ご子息、ご息女の成績につきまして下記のとおり送付します。」 50過ぎの親父でも保護者あてに届く。 「良が1つあったよ。」 本人より…

  • 278:せっかく 2020年9月

    教育実習の申込をした。 母校の中学校に電話をする。担当の教員に卒業年を聞かれた。 「昭和53年です。」 えっ、あっ、、そうですか、と言った後だ。 「採用試験…

  • 277:1週間 2020年9月

    教員採用試験の過去問をみた。 数学が全然わからない。 「しずおかけん」の6文字で異なる3文字を使ってできる文字列を「おかけ」「おかし」「おかず」のように辞書…

  • 276:2点 2020年8月

    LMSドリルを受けた。 夏休みの集中講義、文化政策と法のウェブ上のテストだ。全20問で各2点。資料を見ながらやってもいい。9月3日までなら何回でも受けられる…

  • 275:ホット 2020年8月

    半年ぶりに対面授業を受けた。 夏休みの集中講義だ。EU論は1日に4コマある。午前と午後の2コマずつ、1コマ90分の授業が4日間続く。 「目のやり場に困ってさ…

  • 274:バーベキュー2 2020年8月

    文字クラスでテストをした。 コースの最終回、10回目だ。国際交流協会が用意した運用力テストをする。次にアンケートと私が作った読みテストを並行して行う。最後に…

  • 273:バーベキュー 2020年8月

    カタカナの特殊音の練習をした。 土曜の午後に教えている文字クラスだ。 ガラス、バス、プール、ペン。濁音、半濁音を声に出して読む。 「じゃあ、これは。」 「ビ…

  • 272:精一杯 2020年7月

    医者と患者の絵を描いた。 「どうしましたか。」 「熱があるんです。」 を導入するためだ。土曜日の文字クラスの後半は簡単な会話練習をする。場面、状況のわかる絵…

  • 271:うるさい親父 2020年7月

    市の国際交流協会からメールがきた。 統一テストをしたいという。文科省の委託事業を私が入っているNPOと別のNPO2つが孫受けした。市内3か所で週に一度文字ク…

  • 270:差別 2020年7月

    息子は毎朝妖怪の絵を描いている。 「きょうは豆だぬきにしよう。」 妖怪図鑑を見て1つずつ描く。登校前に描いた絵は小学校で先生に見せているらしい。担任の先生は…

  • 269:60歳の学習者 2020年7月

    表の文字が見えない。 情報リテラシー応用ではエクセルの使い方を勉強している。オンデマンドの授業だ。ユーチューブに公開されている動画を見ながら学習する。 「で…

  • 268:失う 2020年6月

    サイトが更新されていない。 大学の遠隔授業、情報リテラシー応用のページだ。金曜日の2限目にある。授業は10時40分からだ。10時半にメッセージを送った。 「…

  • 267:時計なんかいらない 2020年6月

    息子が早寝にはまっている。 19時には布団に入る。早起きをして妖怪の絵を描く。自由帳に1つづつ、毎朝図鑑を見て描いている。 小学校の担任の先生に見せているら…

  • 266:もっともらしい 2020年6月

    息子は毎朝体温を測る。 自分で観察カードに記入する。毎日先生に見せる決まりだ。 数日前のことだ。小学校で測り直したという。そういえば今朝の体温を聞き忘れた。…

  • 265:3000円 2020年6月

    文字クラスが始まった。 地域に住む外国人にひらがな、カタカナを教える。10回のコースだ。土曜の14時から15時半、自給が2000円と安い。市の国際交流協会が…

  • 264:研究計画書 2020年5月

    奨学金の候補者になった。 選ばれたら30万円もらえる。選考のための抱負文を出す。 在籍している学部では国語と英語の教員免許しかとれない。国語は古典がさっぱり…

  • 263:フランツ・リスト 2020年5月

     大学の遠隔授業が始まった。 前期は全てPCを使っての授業だ。休校になった科目もある。私は今期1週間に12コマ受けるつもりでいた。内6コマしか開かれない。 我…

  • 262:滝沢カレン 2020年5月

    息子の日本語がおかしい。 母の日の前日だ。一緒に風呂に入っているとき息子が言った。 「明日、おじいちゃんとおばあちゃんにゆっくりさせてもらおう。」 「えっ、…

  • 261:卒論でガンダム 2020年5月

    GWに妹と姪が来た。 家が狭いので、2人増えただけでも居場所がない。自室にこもり卒論の準備を進める。卒論は「機動戦士ガンダム」」でいく。 ガンダムのフィルム…

  • 260:毒 2020年5月

    学位が欲しくて大学に入った。 日本語教育能力試験に合格して日本語教師になった。海外で募集が出ていても大卒以上のケースが多い。10年以上この世界でやっていても…

  • 259:笑って流せる 2020年4月

    大学の図書館が閉鎖された。 「あんたがマスクもつけずに毎日行くからだよ。」 母がマジメな顔で言う。 「そんなわけないじゃん。」 「いや、職員が怖くなって大学…

  • 259:教えない 2020年4月

    禁を侵し本を借りた。 月村了衛の『機龍警察狼眼殺手』だ。近所の図書館にあるのは知っていた。2017年に出版、シリーズ5作目で、今ある中では一番新しい。 機甲…

  • 258:余裕 2020年4月

    給料が全額出た。 市役所の中止になった日本語教室だ。日曜日の5回分、仕事をしなくても金が入る。 「コロナも悪くないな。」 妻に最低と言われたが、この時は余裕…

  • 257:習いごと 2010年3月

    3月4日から小学校は臨時休校になった。 午前は教室で自習ができる。午後は学童保育でみてくれる。小学校からメールが入った。息子は行きたくないと言った。 前から…

  • 256:フケ 2020年3月

    息子は聞き取りがあやしい。 「あっ、スネ夫だったんだ。」 子ども向けの雑誌にドラえもんが出ていた。耳鼻咽喉科の待合室にいた。 「ツネ夫かと思っていた。」 耳…

  • 255:目つき 2020年3月

    脇道から自転車が出てきた。 私の前を走っていく。30代前後の女性だ。 抜いていこう。 ペダルをこぐ足に力を入れた。距離が縮まらない。相手は婦人用の自転車だ。…

  • 254:旅先 2020年3月

    ジュン君が遊びに来た。 中南米を一緒に周った旅仲間だ。同じ県内に住んでいる。電車で1時間ほどの所だが会うのは10年ぶりだ。 「引き止めポイントって知ってます…

  • 253:この程度 2020年3月

    息子が小学校から帰って来た。 返却されたテストを見る。2つバツがあった。正しい答えは「すぐわかってしまう」と「耳が大きいです」だ。息子の解答を見た。「すぐわ…

  • 252:ガンダム、セイラとミライの描き分け

    セイラもミライもお嬢様ことばを使う。 劇場版『機動戦士ガンダムⅠ』(注①)でセイラは 「そこの女の方、包帯くらい巻けるわよね、手伝っていただきたいわ。」 と…

  • 251:プロ 2020年2月

    春休は2月中旬から始まる。 1か月半以上ある。休みの前日、夕食の時だ。 「明日から何をするの。」 妻に聞かれた。 「晩ご飯でも毎日作ることにしたら。」 「嫌…

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