今回はJ.S.バッハ:ヴァイオリン無伴奏ソナタ&パルティータ全曲について大御所の演奏を聴き直し検証した。
さて本日で筆者も喜寿を迎えたわけだが、喜寿は「㐂」と書き、字を分解すると十七の上に七が付いたような文字となることに由来とされているそうだ。先日の続きであるが、アンドレ・レヴィのバッハ無伴奏ソナタ(LUMEN/3LP)を聴き味を締め、今回エネスコのバッハ無伴奏ソナタは是非聴きたい処であり、調べると2024年に再録している事が判明した。名器が真の名盤と連関するのは、人間の社会、思想、芸術、文化の奥深いところの根源的なるもの、本質的なるものを捉え、それを明日に照らしだそうとする信念、哲学が内在しているが故に、現代の新奇なものを越えて、なお魅力的なのであろう。軽薄な時代が終焉し、精神性のある社会が、一刻も早く到来することを希求してやまぬ。勿論此処で掲載する古典タンノイ群(レッド/シルバー)と遭遇するならば、聞き手...今回はJ.S.バッハ:ヴァイオリン無伴奏ソナタ&パルティータ全曲について大御所の演奏を聴き直し検証した。
2025/01/29 12:20