怒りたくなかったら人を型にはめない。
たとえば子どもに「こうしなさい!」と指図する親がいる。それは子どもに「教える」のではなく「型にはめている」。型にはめるのは、子供のためになることではなく、親自身のためになること。型にはめておくと、自分が楽だからだ。これ、介護もそういうケースがある(うちの親父がそうだ)。薬の時間だからこっちへこい、早くしろ、何度言わせる、この薬から順に取れ、すぐに水を口に入れろ、早く飲み干せなどなど、一から十まで指図をして型にはめ通しにしたりする。それで少しでも滞ると激怒する。自分が楽にならないから。日常に於いて、人を型にはめ通そうとするのはかなりの暴力だ。また、型にはまらなかったら、激怒し怒鳴り散らすそのエネルギーの無駄使いもあるし、怒鳴り声を聞かされるほうのダメージもあって、Win-Winならぬ、Lose-Loseにな...怒りたくなかったら人を型にはめない。
2024/05/02 22:32