■試金石 バレンタインと云ふ旗日 ………… *しきんせき バレンタインといふはたび No.1939 …………◆私は寺育ちなので、自分自身を純粋な“仏教徒”だと思っていて…クリスマスだのバレンタインだの、ほとんど関心がない。◆にもかかわらず…毎年
思いがけない発見・小さな驚きを俳句と写真でまとめ…日々の記録として残しています。〈俳人の一句〉付き。
時々、“書”のようなものもアップしています。⇒見出し末尾に*印.
■試金石 バレンタインと云ふ旗日 ………… *しきんせき バレンタインといふはたび No.1939 …………◆私は寺育ちなので、自分自身を純粋な“仏教徒”だと思っていて…クリスマスだのバレンタインだの、ほとんど関心がない。◆にもかかわらず…毎年
■紅茶飲む春よ 老健退所の日 ① ………… *こうちゃのむはるよ ろうけんたいしょのひ No.1938 …………◆明るくて暖かい陽射し…外へ出るうのは何ヶ月ぶりだろう?!◆老健最後の日、カプセル浴でも片付けでも介護士達の振る舞いが優しく感じられた
■鬼は外 豆が欲しいと来やせぬか ………… *おにはそと まめがほしいときやせぬか No.1934 ………… ◆「節分」と言っても…ここ“老健”は、句材に乏しい場所。◆ところが…こんな珍事もおこるのである。◆ちっちゃな赤鬼が登場したと思ったら、
■死はいつも遠き出来事 雪しまく ………… *しはいつもとおきできごと. ゆきしまく No.1933 …………◆大地震の後は…猛風吹!?! やはり狂い始めているんじゃないか…この地球!◆ビクビク、コワゴワ暮らさなくちゃならないのか?!◆自然が“神”
http://blog.livedoor.jp/livedaiza_101918aiza/archives/92104777.html
■七日粥 種にもまして邪気の数 ………… *なのかがゆ くさにもましてじゃきのかず No.191 …………◆〓[起]発見! 客観的事実・観察から出発!! 自然・人事=丁寧な観察! クイズも!◆〓[承]広い視野で考察・説明。準備・伏線…愛すべき
■七日粥 種にもまして邪気の数 ………… *なのかがゆ くさにもましてじゃきのかず No.1932 …………◆今日は「七種粥」の日ということで、我が老健でも昼食には「七日粥」が振舞われた。◆「邪気の数」何ていう穏やかならざる措辞が出てきたのは
✴︎何てこと 正月までも大地震 ① ………… *なんてこと しょうがつまでもおおじしん No.1931 …………◆寝正月を決め込んで、ほぼ一日寝ていたが…。夕方目が覚めて、テレビを付けると…石川県での大地震(能登半島地震)&大津波!?!◆食事も、今日は
✴︎クリスマス 我はもとより仏教徒 ………… *クリスマス われはもとよりぶっきょうと No.1930 …………◆クリスマス・バレンタイン、最近ではハロウィン!? コマーシャリズムの嵐に揺れる無節操な姿…。◆“刹那の楽しみ”に身を任せるしか、
✴︎鰭酒や 手足不自由身の因果 ………… *ひれざけや てあしふじゆうみのいんが No.1929 …………◆「手足(2)の不自由」から「身(3)の因果」…ついでに「鰭(10)酒」まで、調子付いでしまったけれど。句の質は高まっていないようだ。◆まだまだ“
✴︎鰭酒や手足不自由身の因果 ………… *ひれざけや てあしふじゆうみのあんが No.1929 …………◆〓[起]発見! 客観的事実・観察から出発!! 自然・人事=丁寧な観察! クイズも!◆〓[承]広い視野で考察・説明。準備・伏線…愛すべき失敗・愚
■ウィット句に朗らかカット 秋うらら ………… * No.191 …………◆先々月先月の句誌で、句友の Yさんが亡くなったことを知った。◆“句友”と書いたが…私達の句誌『湧』では、主宰に続いて6人の句友が選ばれ、8句ずつ掲載されている。その6人の
■ウィット句に朗らかカット 秋うらら ………… *ウィットくにほがらかカット あきうらら No.1928 …………◆先々月先月の句誌で、句友の Yさんが亡くなったことを知った。◆“句友”と書いたが…私達の句誌『湧』では、主宰に続いて6人の句友が選ば
■小春日や 富士山称ふ審査会 ………… *こはるびや ふじさんたたうしんさかい No.1927 …………◆先日…楽しみにしていた“富士山への手紙・絵コンクールの最終審査があった。◆変な季節変化だが…「小春日」を何度も味わえるのはうれしいこと!?…◆
■冬ざるる 心曇らす世のニュース ① ………… *ふゆざるる こころくもらすよのニュース No.1926 …………◆コロナ禍から始まり、ロシアのウクライナ侵攻! さらにガザでの争い!!!◆いつまで続くのか…この天変地異?*アフガニスタン・シリ
■病床に葉付き木通の届きけり ………… *びょうしょうに はつきあけびのとどきけり No.1925 …………◆世間と縁が切れたような…“老健ライフ”である。◆まるで病棟のような建物内には…“自然”のモノは数少なく、鉢植えの草花くらい。◆そんなあ
✴︎秋深し 忘却といふ自衛術 ① ………… *あきふかし. ぼうきゃくというじえいじゅつ No.1924 …………◆相変わらず…“老健”でのデイサービスに通っている。◆往復の風景さえ車椅子の高さからは、ほとんど見えない。その上、全く自由がないのだか
✴︎風冷ゆる 人々隔つ高き壁 ………… *かぜひゆる ひとびとへだつたかきかべ No.1923 ………◆ロシアのウクライナ侵攻で世界が騒然としているのに…ガザ地区でも、今までにないほど激しい攻防が始まってしまったらしい。◆爆撃で破壊された建物
✴︎二平方メートル世界 穴惑 ………… *にへいほうメートルせかい あなまどい No.1922 …………◆今回の入所生活は3ヶ月続いた。◆精神的ダメージは、かなり大きく…何もする気がなくなったほど!◆そして、今回は…2泊のショートステイ。◆「穴惑」
✴︎いずれにも届かぬ思ひ 虫時雨 ………… *いずれにもとどかぬおもい むししぐれ No.1921 …………◆この日、始めて「虫」の声を聞いた。◆あいかわらずの“老健”通いで、自然に触れる機会はほとんどないのだ。◆しみじみと、しばらく聞いていた
✴︎夕花野 誰がためもなく祈ること ………… *ゆうはなの たがためもなくいのること No.1920 …………◆入退院(入退所)を繰り返してきた生活。◆不自由な車椅子の生活では、リアルな花鳥風月とも縁がなく…。◆それで…。◆こんな句になってしまった
✴︎隔離され 土用鰻を供さるる ………… *かくりされ どよううなぎをきょうさるる No.1919 …………◆隣のベッドの入◯男が退所したとのも束の間。隔離されてしまった! なんと“コロナ陽性”だという…。◆やっと伸び伸び暮らせると思った矢先…
✴︎今生は光の国よ サングラス ① ………… *こんじょうはひかりのくによ サングラス No.1918 …………◆入退院・入退所を繰り返した、この1年の間。外へ出ると何度か、視野全体がホワイトアウト状態になった。ついに“盲目”になるのか、と思った。
■痛む身も返り見られず 春の雨 ………… *いたむみもかえりみられず 八春の雨 No.1918 …………◆病院生活・老健生活それぞれ3ヶ月を経て、一月下旬…やっと解放された。◆と言っても、ショートステイとデイケアがあって、月の半分ほどは“老健”
■不可解なバレンタインといふ佳き日 ………… *ふかかいな バレンタインというよきひ No.1917 …………◆年々、少なくなってゆくが…今年も「バレンタイン」の贈り物が届いた。◆何とも不思議な〜「不可解」な気持ちになる…。◆コマーシャリズムに与
■冬の空 ここから見ゆるだけの空 ………… *ふゆのそら ここからみゆるだけのそら No.1916 …………◆老健暮らしも、すでに3ヶ月!◆嫌な事が重なり…ほとんど廃人のようになっている。◆「環境が人を作る」とも言うが。マトモな職員も多いのだ
■億年の 刹那煌めくお正月 ………… *おくねんの せつなきらめくおしょうがつ No.19 …………◆「明けまして、おめでとうございます!!!」◆トウトウ、老健にいるまま年が明けてしまった!◆夜中に叫び声を上げる老爺はいなくなったが…。「お父さん」
■✴︎滑稽・挨拶・即興〜余韻!!! ………… * No.19 …………◆【陽だまりPhoto俳句】俳句◁お正月▷刹那煌めくモノ!?・〈億年の刹那煌めく お正月〉+美空!?=Pic1・◇人の“一生”も、“お正月”の煌めきも…億年の宇宙の運行に
■老健の夜や 心にも隙間風 ………… *ろうけんのよや こころにもすきまかぜ No.1914 …………◆あまりにも“デリカシー”が足りない“老健”…スタッフ達である!◆「カーテンを閉めてくれ」と頼んでも…ご覧のとおり⬆️。まるで、真冬の“隙間
✴︎“老健”に小さなツリー クリスマス ………… *“ろうけん”にちいさなツリー クリスマス No.1913 …………◆ハロウィンだクリスマスだと、世間は賑やかなことだ。◆ムロン,仏教徒の私がクリスマスを祝うことなどないが…。 ◆ショーバイ上手に乗せ
■切干しや 隔離の夜は夢に妣 ………… *きりぼしや かくりのよるはゆめにはは No.1912 …………◆愚痴を言ってもしょうがないが…本当にヒドい施設である。◆昨夜は…同室の利用者の一人が、看護スタッフを怒鳴り付けた!◆若い、男のスタッフだっ
■外出といふ通院日 十二月 ① ………… *がいしゅつというつういんび じゅうにがつ №1911 …………◆12月になって、朝夕の気温がグッと下がった。◆看護スタッフ達は、それぞれ“寒さ”を口にするが…一日中エアコンに管理されている利用者にはピ
■もめ事のもとは小娘 そぞろ寒 ………… *もめごとのもとはこむすめ そぞろさむ No.1910 …………◆ムロン、もめ事を望んでいる訳でも、マシテ礼儀も弁えない“小娘”を相手にするなんて! 笑い者になるのがオチだろうな!?◆この施設では、日常的に“もめ
■小春日の病棟 婆の子守唄 ………… *こはるびのびょうとう ばばのこもりうた No.1909 …………◆高熱による隔離生活の間に個展が始まった。◆“詩絵”作品の制作以外は、会場にも行けず。額装・タイトルカード・展示作業など…連れ合いに任せ
[“老健”絶句曼荼羅]■身に入むや 深夜子の名を叫ぶこと ⑴ ★廃句浅流★ ………… *みにしむや しんやこのなをさけぶこと No.1908 ………… ◆病院の入院生活でもそうだったが…。◆ここ“老健”でも…まるで“終の棲家”のような様相を見せ
〜老健にて〜✴︎文化の日 吾等円卓軟々菜 ………… *ぶんかのひ われらえんたくなんなんさい No.1907 ………… ◆2つの病院を経て地元“老健”に移り、約3週間。不安・不満がなくなることはないが。◆心身ともに、小康状態と言えるか?◆こ
■車椅子明日は歩行器 日々草 ………… *くるまいすあすはほこうき にちにちそう No.1906 …………◆今の“老健”施設に移ってから、約2週間が過ぎた。◆ほとんどは“誠実”なスタッフ・利用者だが…ムシンケイなスタッフ、利用者を見下す言動に
■凛秋の富士 山肌を顕にす ………… *りんしゅうのふじ やまはだをあらわにす No.1905 …………◆この病室から見えるものは…ほとんど“富士山”だけ!?◆ベッドと毎日の食事と…そんなところか。◆シゼン、食材に触発された句ばかりになってしまう
■病室はいづれも孤食 涼新た ………… *びょうしつはいずれもこしょく りょうあらた No.1904 …………◆今回の入院生活も、2ヶ月を越えた。◆ほとんど食べたことのない“パン”類も食する狂気の毎日。◆不誠実な看護師に加えて…食べ物にも飽き
■子規忌とや 泣いて叫んでみたきもの ………… *しききとや ないてさけんでみたきもの No.1903 …………◆9月19日は、「敬老の日」そして、子規忌!◆“へちま”の“絶筆3句”を詠み…その翌日、34歳の若さで亡くなった子規だが…。◆『病牀六尺
■野垂れ死ぬこともまたよし 螻蛄鳴く ① ………… *のたれじぬこともまたよし おけらなく No.1902 …………◆先日(9/13)、今後の見通しについて入院先の主治医と話した。“老健”か“特養”に行くことになるだろうが…ヨーは「お金」の問題で、行く
■供されし月見団子の小さきこと ………… *きょうされしつきみだんごのちさきこと No.1901 …………◆今回の入院生活も、約一月半! ◆W難病の身ゆえか、おバカな(デリカシーの無い!?)看護士のせいか…楽しいこと・うれしいことはメッタにない。
■小窓行く夏の雲たち 終戦日 ………… *こまどゆくなつのくもたち しゅうせんび No.1900 …………◆もう10数年も前のことだが…知人から聞いた話…。⁂すでに、ここまででバカらしくなってしまったが…。◆四月、出逢いの季節…旧職員と新人との顔
■人の愚と宇宙は無限 原爆忌 ………… *ひとのぐとうちゅうはむげん げんばくき No.1899 …………◆「宇宙と人の愚かさは無限」というアインシュタインの言葉を素材に作った句!◆ただし、アインシュタインは「前者については断言できない」と付け
■病床にふつと潮の香 若布汁 ………… *びょうしょうにふっとしおのか わかめじる No.1898 …………◆“当季”ではないが…。8/2、理学療法士に2階に作られた中庭に連れ出してもらい。入院生活も2週間が過ぎ、こんな句ができた。◆入院最初の
■病室は小窓が一つ 夏の空 ………… *びょうしつはこまどがひとつ なつのそら No.1897 ………… 救急車内⬆︎◆0時半、足腰が立たなくなり…救急車を呼ぶ。救急隊員があちこちへ連絡、家を出たのが2時頃!? 地元の病院でコロナの検査(38.9
■✴︎滑稽・挨拶・即興〜余韻!!! ………… * No.18 …………◆〓[起]発見! 客観的事実・観察から出発!! 自然・人事=丁寧な観察! クイズも!◆〓[承]広い視野で考察・説明。準備・伏線…愛すべき失敗・愚かさ!!!◆〓[転]想像・連想・類推・
■救急車高速移動 明けやすし ………… * No.18 …………◆昨夜、救急車で高速道路を搬送。40㎞も離れた大きな病院に入院することになったのでした。◆ついにと言うか、とうとうと言うか…立ち上がることも歩くこともできなくなってしまったのです。?
✴︎洗脳はいまも巧妙 沖縄忌 ………… *せんのうはいまもこうみょう. おきなわき No.1896 …………◆調べれば、次々と新たな知を得ることができ…「沖縄忌」を季語に、いくらでも句ができそうだ。◆これまで、多くのことを知らぬまま過ごしてきたと
■梅雨出水 「今日も楽しく」「やっちゃえ」と ………… *つゆでみず 「きょうもたのしく」「やっちゃえ」と No.1895 …………◆世間では相変わらず、“安易”で“楽観的”&“攻撃的”で“刹那的”なCMが続いているが…。◆一昨年の熊本の大雨災
☆“副作用”!? 乗るのも怖い体重計 ★警個句川柳★ ………… *“ふくさよう”!? のるのもこわいたいじゅうけい yobun№25 ………… ◆手術退院後、入院前の体重のマイナス10㎏まで減らしたのだけれど! ナントこの日…入院前のマイナス3㎏ま
■猛暑日や “無差別”といふ理不尽さ ………… *もうしょびや “むさべつ”というりふじんさ No.1894 …………◆世間では、異常な暑さ=“猛暑日”が続いている。◆“コロナ禍”の数データ(死者数とともに、重度の熱中症で搬送された人の数)も報
■沖縄忌 焼け落つること二度三度 ① ………… *おきなわき やけおつることにどさんど No.1893 …………◆6月23日は、沖縄“慰霊の日”!!! ◆“唯一の地上戦”と言われることもあるが…“地形がかわった”とも言われる激しい“鉄の暴風”を受けた
☆“朽ちてゆく”兆候ばかり!? 次々と ★警個句川柳★ ………… *“くちてゆく!?”ちょうこうばかり つぎつぎと yobun№24 ………… ◆W難病を得て以来…“回復”を望んだこともあったが…。それは、どうも無理らしい!◆そこで、せめて…“現状
■主なき庭の片隅 諸葛菜 ★呟句!?★ ………… *あるじなきにわのかたすみ しょかつさい …………◆発病・手術から、もうすぐ5年。手足が不自由になって、狭庭の手入れができなくなった。◆一年前…庭木のほとんどを職人に伐採してもらい、それ以外
■さくらんぼ ことなる夢をみる二人 ………… *さくらんぼ ことなるゆめをみるふたり No.1892 …………◆先日、特別作品として結社に送った15句のうちの1句。◆皆さんご存知の四字熟語をヒントにして作った、駄句だったが…。◆日曜日が“父の日”
■葉桜や 曲がりなりてふ暮らしぶり ………… *はざくらや まがりなりちょうくらしぶり No.1891 …………◆「花過ぎ」と題し…上の句を含め、結社に特別作品15句を送った。◆体調不良で外出も儘ならない状況で…よい句ができるはずもないだが!?◆
■“ありのまま”答えるだろか 一茶なら ★待った句川柳★ ………… *“ありのまま”こたえるだろか いっさなら yobun№23. ………… ◆先日NHKの〔視点・論点〕で俳人の大谷弘至さんが語る〔小林一茶の生き方〕という番組を観た。◆一茶は以下の
■楽しけりゃそれでいいのさ 万愚節 ★忸怩句!?★ ………… *たのしけりゃそれでいいのさ まんぐせつ …………◆4月1日は“エイプリルフール”=“4月馬鹿”・“万愚節”。◆1年に一度…全世界的に“嘘”を吐いてもいい日!? ⌘ 螻蛄亭日乗
✴︎花万朶 “哲学の道”一筋に 、 ………… *はなまんだ “てつがくのみち”ひとすじに No.1890 …………◆前作(6/5)と同じく…時期も場所も近く。京都東山で詠んだ旧作。◆娘・息子が揃って学生時代を古都で過ごしたことで…豊かな旅を何度
■花の塵 訊けばめしひの犬と言ふ ………… *はなのちり きけばめしいのいぬという No.1889 …………◆最近、ロクな句ができないので…旧作に登場してもらうことにした。◆まだ息子が京都で暮らしていた頃。賀茂川沿いの堤で出逢った光景を句にした
■青あらし 「モラハラ妻」という言葉 ★驚句川柳★ ………… *あおあらし. 「モラハラづま」ということば Yobun№22 …………◆“ハラスメント(=嫌がらせ)”を調べているうちに、パワハラ⇒モラハラ(モラルハラスメント)という言葉へと至り…。◆さらに、“
■ストレスに負けてはならぬ 夏野菜 ④ ………… *ストレスにまけてはならぬ なつやさい No.1888 …………◆ストレスレスの生活を望んでいるが…。内外大小…ストレスだらけの毎日が続いている。◆どうしたら“ストレス”を減らせるのか?◆困った
■昼寝覚め 飼ひ犬はまだ夢の中 ………… *ひるねざめ かいいぬはまだゆめのなか No.1887 …………◆TVで、“痛痺れ(イタジビレ)”という言葉に出逢った。脊椎損傷をした料理人の方の言葉だった!◆私はいつも、自分の症状を“痛みと痺れ”と表現し
■島唄の聞ゆる夕べ 仏桑花 ………… *しまうたのきこゆるゆうべ. ぶっそうげ No.1886 …………◆何年前のことになるか…初めて沖縄を訪ねた時のこと。掲句の場面〜縁台で老人が三線を弾きながら歌っていた〜に出逢って感激した私であった。◆し
■春の雨 歩行不能の六時間 ② ………… *はるのあめ ほこうふのうのろくじかん No.1885 …………◆昨日は…。“終にきたか”と思った! ◆自分の脚で歩けなくなる日が!?! ◆低い椅子での2時間ほどのうたた寝から目覚めた直後だった…。◆自分の
⌘ 三度目の“最後のギター” 四月馬鹿 ② ★狂我意句★ ………… *さんどめの“さいごのギター” しがつばか No.1884 …………◆兄達の影響でギターを始めたのが、小学3年生の時。◆その時以来、オヨソ20台ほどのギターと出逢い…すでに“最
■できるのは祈ることのみ こどもの日 ① ………… *できるのはいのることのみ こどものひ No.1883 …………◆先日、我が家でて“お食い初め”なる儀式を執り行なった。◆世は、まさに疫病と戦争の中! こんな時代が来るなんて予想もしなかった
■まだ続く暴挙 憲法記念日も ★迷話句★ ………… *まだつづくぼうきょ けんぽうきねんびも Yobun№21 …………◆中七のために、“暴挙”としたが…。ウクライナ“侵攻”・“戦争”は、一人の人間の“狂気”によるものなのかもしれない!? 一国
■惜春の 路地伝ひくる子等の声 ② ………… *せきしゅんの ろじつたいくるこらのこえ No.1884 …………◆ゴールデンウィークの始まり。ということは…「春」の終わり。◆連れ合いは、帰省した娘家族と散歩に出掛けた。ムロン、飼い犬も一緒だ。◆脚
■生温き“みんな”の中に埋没す ★生温句!?★ ………… *なまぬるき“みんな”のなかにまいびつす Yobun№20 …………◆このところ…自分の中で気になっていたキイワードに、マスコミの報道などで出逢うことが多い。◆“原点”や“勝ち組”であったり“
■啄木忌 役に立たぬ手動かぬ手 ② ………… *たくぼくき やくにたたぬきうごかぬて No.1883 …………◆4月13日は、敬愛する石川啄木の忌日だった。◆あまりに若い(幼い=10歳!?)時に出会った歌人ゆえ、当時の感情は忘れてしまって…思いはビミョー
■生傷の絶えぬ麻痺の身 春夕焼 ………… *なまきずのたえぬまひのみ はるゆやけ No.1882 …………◆運動麻痺のせいか、感覚が鈍くなっているせいか…転倒による打撲や擦過傷・火傷などが絶えない。◆加齢とともに“できなくなること”が増える
✴︎櫻の夜 かの世の人と待ち合はせ ① ………… *さくらのよ かのよのひととまちあわせ No.1881 …………◆手足がどんどん不自由になって…この半年ほどは、外出することも少なくなった。◆「櫻」の季節も、通院など、最低限の外出のみ!◆今期、
■啄木忌 心鎮まる日々来ぬか ★生活句!?★ ………… *たくぼくき こころしずまるひびこぬか …………◆小学校の四年生の頃、学校の図書室で出会ったのが“啄木”だった!◆それは…“藝術”の世界との運命的な出逢いでもあった。モチロン、子どもの
✴︎仏生会 ただそのままに咲き誇る ③ ………… *ぶっしょうえ ただそのままにさきほこる No.1880 …………◆4月8日は「仏生会」。お寺で育った私には、思い出多き日。◆午後、早めに帰った連れ合いが、“花見に行こう”と誘ってくれた。◆これ
■きな臭き星の片隅 二月逝く ………… *きなくさきほしのかたすみ にがつゆく No.1879 …………◆コロナ禍に加え、ウクライナでは“戦争”が続き…。◆我等が地球は、一段と「きな臭」い「星」になってい
■蕗味噌や 言葉にならぬ種々も ………… *ふきみそや ことばにならぬくさぐさも No.1878 …………◆我が家の食卓に並んだのは初めてかもしれない(!?)「蕗味噌」。◆我が狭庭に育った蕗の薹から作られた「蕗味噌」。チョット感動的な…出来事!◆フツ
■人とあり 命あること有り難く ★川柳有難句★ ………… *ひととあり いのちあることありがたく …………◆昨日で、12日間の“二人展”が終わった。◆初めてのギャラリーでの企画展だったゆえ、不安も大きかったのだけれど。 ⌘ 螻蛄亭日乗 ⌘
■歩くこと止めではならぬ 桜餅 ………… *あるくことやめてはならぬ さくらもち No.1876 …………◆当地も「桜」花の季節に。我が家の…ほとんど剪定してしまった「桜」も満開だ。◆そして食卓には、草(蓬)餅とともに「桜餅」が!◆日々体調は悪
■ぼっち好き “ぼっちキャンプ”も見飽きたか ★テータラ句★ ………… *ぼっちずき “ぼっちキャンプ”もみあきたか …………◆深夜放映される〔ヒロシのぼっちキャンプ〕が1週間で一番の楽しみ…だった。◆ヒロシの少しズレる…独特の着眼・感性
■春場所や 新三役の心意気 ………… *はるばしょや しんさんやくのこころいき No.1876 …………◆“荒れる春場所”と言われるが…。◆新関脇の阿炎・若隆景、新小結の豊昇龍などが活躍している。◆また、“関脇が活躍する場所は面白い”とも言う
■ちさき灯の消えればそれが ホタルイカ ① ………… *ちさきひのきえればそれが ホタルイカ …………◆生命の灯が消えた時…食物に変わる! これも、“弱肉強食”の世界の…。時に吐き気を催すような“生臭”を、自分がしていること!◆ベジタリア
■麻痺進む ひじきの小皿一つ増え ① ………… *まひすすむ ひじきのこざらひとつふえ No.1875 …………◆やっと“春”らしくなってきた、この頃…。◆「ひじき」でも食べながら…“平凡が幸せ”、と呟くことにしようか?◆“知足安分”と言い
■かの頃の夢捨て切れず 春疾風 ① ………… *かのころのゆめすてきれず はるはやて …………◆「春疾風」か“春一番”か…このところ、当地では強い風が吹く日が多い。◆強風は好まないが、こんな風によって“春”が引き寄せられるのかもしれな
✴︎遅れ咲くことも喜び 黄水仙 ① ………… *おくれさくこともよろこび きずいせん No.1874 …………◆コロナ禍は治まることなく…連日、キナ臭いニュース・報道が続いている。◆春になり、この世の「光」も、ほんの少しだけ明るくなったようだけ
△殺戮も破滅も辞さぬ 霊長類▼ ★戦(オノノ)句★ ………… *さつりくもはめつもじさぬ れいちょうるい ………… ◆ロシア(プーチン!?)によるウクライナへの軍事侵攻!?! マサカ、こんな事が起こるなんて…思ってもいなかった…21世紀。◆情報戦の時
■雛の唄 母と二人の霊安室 ② ………… *ひなのうた ははとふたりのれいあんしつ No.1873 …………◆母を亡くして、30年以上が過ぎた。子供たちは成長して、すでに家を離れ…。◆コロナ禍に加えて、ウクライナでの軍事侵攻〜戦争勃発!?!◆天災
△“独裁”にさえ寛容な 多様性▼ ★恐句★ ………… *どくさいにさえかんような たようせい ………… ◆“独裁”者の思惑によって、ウクライナ情勢は急変! 「21世紀にこんな事が起こるなんて」…ウクライナの一般市民の言葉が胸に響いた。◆だ
△不運とは受け入れがたき 世の掟▼ ★狂涯句★ ………… *ふうんとはうけいれがたき よのおきて ………… ◆“不運”な事が起こったら…まず“現実を受け入れる”ことだと多くの人が言う。そして“失ったものを数えるな”とも言う…。◆だけどそ
■きな臭き星の片隅 二月逝く ………… *きなくさきほしのかたすみ にがつゆく No.1872 ………… ◆四肢の麻痺がヒドくなり歩行・移動が困難になったため、2階から1階の部屋へ引っ越した。◆そして、ヤット…制作を始めた日。⁂キャビネットイ
△はればれと野暮の道行く 枯野原▼ ★狂涯句★ ………… *はればれとやばのみちゆく かれのはら …………◆オシャレだの粋だの…そんな洗練されたモノからは遠く離れたMy way。裏道・細路・迷い径!?◆マルデ“枯野原”を独り、這いつくばり迷いつ
■コロナ禍の中 真冬の五輪まだ続く ………… *コロナかのなか まふゆのごりんまだつづく No.1871 …………◆2022年コロナ禍は治らず…北朝鮮はミサイル実験を繰り返し、ウクライナ情勢も怪しいのだけれど。北京での冬季オリンピックが開催されて
△飾っても はぐらかしても暴いても▼ ★迷話句★ ………… *かざっても はぐらかしてもあばいても ………… ⁂ポロックの作品▷破壊(≒自己否定)こそ創造の始まり!?⬆︎◆まさに“迷宮”にいるよう!? 何を
✴︎『点線面』カンディンスキーの星冴ゆる ………… *『てんせんめん』 カンディンスキーのほしさゆる No.1870 …………◆子どもの頃から本好き・読書好きで…学生時代には、美術書もケッコー読んだ。◆美術の理論書の中では、カンディンスキーの『点
△過不足の無い人生って どんなかな▼ ★戯れ句★ ………… *かふそくのないじんせいって どんなかな …………◆“シャベクリ”も“ダンマリ”も勘弁して欲しいと思う。 ガサツ無神経もインケン狡猾も…御免被りたい!◆そんな人間に、何人も出
✴︎節分の復活遂げむ ひとり酒 ① ………… *せつぶんのふっかつとげむ ひとりざけ No.1869 …………◆春を迎えるということで、何かと気が焦る日々だった。◆依頼されていた“俳句百句の感想(寸評!?)”もやっと書き終わり、一息吐いているとこ
△サイコーの幸せは 腹くちること▼ ★驚句!?★ ………… *サイコーのしあわせは はらくちること …………◆“衣食足りて礼節を知る”とは言うが。タシカ、伝教大師と道元禅師のお二人は“衣食に執する”ことを戒め…“パンのみにて生くるにあらず”と
■ほぼ見えぬ目玉愛でつつ 四温晴 ………… *ほぼみえぬめだまめでつつ しおんばれ No.1866 ………◆“sagging eye(サギングアイ)”という病気があるそうだ。◆“ぼけて見える”のではなく…“斜視”の一種で、モノが“二重に見える”とのこと。◆10
△この頃の鬼愛しき 鬼やらひ▼ ★頷句★ ………… *このごろのおにうつくしき おにやらい …………◆反動が反動を呼び…。近年、毒の無い「カワイイ」が大流行りである。◆「カワイイ」という言葉の高慢さ・見下し視線を説いた先人もいたが…。貧弱な
■粕汁は喉焼くほどに熱くして ………… *かすじるはのどやくほどにあつくして No.1865 …………◆外出も庭に降りることもあたわず、1日3度の食物で“季語”と出逢うことも稀で…。◆だけれど…この日は「粕汁」と巡り逢うことができた。◆このとこ
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■試金石 バレンタインと云ふ旗日 ………… *しきんせき バレンタインといふはたび No.1939 …………◆私は寺育ちなので、自分自身を純粋な“仏教徒”だと思っていて…クリスマスだのバレンタインだの、ほとんど関心がない。◆にもかかわらず…毎年
■紅茶飲む春よ 老健退所の日 ① ………… *こうちゃのむはるよ ろうけんたいしょのひ No.1938 …………◆明るくて暖かい陽射し…外へ出るうのは何ヶ月ぶりだろう?!◆老健最後の日、カプセル浴でも片付けでも介護士達の振る舞いが優しく感じられた
■鬼は外 豆が欲しいと来やせぬか ………… *おにはそと まめがほしいときやせぬか No.1934 ………… ◆「節分」と言っても…ここ“老健”は、句材に乏しい場所。◆ところが…こんな珍事もおこるのである。◆ちっちゃな赤鬼が登場したと思ったら、
■死はいつも遠き出来事 雪しまく ………… *しはいつもとおきできごと. ゆきしまく No.1933 …………◆大地震の後は…猛風吹!?! やはり狂い始めているんじゃないか…この地球!◆ビクビク、コワゴワ暮らさなくちゃならないのか?!◆自然が“神”
■七日粥 種にもまして邪気の数 ………… *なのかがゆ くさにもましてじゃきのかず No.1932 …………◆今日は「七種粥」の日ということで、我が老健でも昼食には「七日粥」が振舞われた。◆「邪気の数」何ていう穏やかならざる措辞が出てきたのは
✴︎何てこと 正月までも大地震 ① ………… *なんてこと しょうがつまでもおおじしん No.1931 …………◆寝正月を決め込んで、ほぼ一日寝ていたが…。夕方目が覚めて、テレビを付けると…石川県での大地震(能登半島地震)&大津波!?!◆食事も、今日は
✴︎クリスマス 我はもとより仏教徒 ………… *クリスマス われはもとよりぶっきょうと No.1930 …………◆クリスマス・バレンタイン、最近ではハロウィン!? コマーシャリズムの嵐に揺れる無節操な姿…。◆“刹那の楽しみ”に身を任せるしか、
✴︎鰭酒や 手足不自由身の因果 ………… *ひれざけや てあしふじゆうみのいんが No.1929 …………◆「手足(2)の不自由」から「身(3)の因果」…ついでに「鰭(10)酒」まで、調子付いでしまったけれど。句の質は高まっていないようだ。◆まだまだ“
✴︎鰭酒や手足不自由身の因果 ………… *ひれざけや てあしふじゆうみのあんが No.1929 …………◆〓[起]発見! 客観的事実・観察から出発!! 自然・人事=丁寧な観察! クイズも!◆〓[承]広い視野で考察・説明。準備・伏線…愛すべき失敗・愚
■ウィット句に朗らかカット 秋うらら ………… * No.191 …………◆先々月先月の句誌で、句友の Yさんが亡くなったことを知った。◆“句友”と書いたが…私達の句誌『湧』では、主宰に続いて6人の句友が選ばれ、8句ずつ掲載されている。その6人の
■ウィット句に朗らかカット 秋うらら ………… *ウィットくにほがらかカット あきうらら No.1928 …………◆先々月先月の句誌で、句友の Yさんが亡くなったことを知った。◆“句友”と書いたが…私達の句誌『湧』では、主宰に続いて6人の句友が選ば
■小春日や 富士山称ふ審査会 ………… *こはるびや ふじさんたたうしんさかい No.1927 …………◆先日…楽しみにしていた“富士山への手紙・絵コンクールの最終審査があった。◆変な季節変化だが…「小春日」を何度も味わえるのはうれしいこと!?…◆
■冬ざるる 心曇らす世のニュース ① ………… *ふゆざるる こころくもらすよのニュース No.1926 …………◆コロナ禍から始まり、ロシアのウクライナ侵攻! さらにガザでの争い!!!◆いつまで続くのか…この天変地異?*アフガニスタン・シリ
■病床に葉付き木通の届きけり ………… *びょうしょうに はつきあけびのとどきけり No.1925 …………◆世間と縁が切れたような…“老健ライフ”である。◆まるで病棟のような建物内には…“自然”のモノは数少なく、鉢植えの草花くらい。◆そんなあ
✴︎秋深し 忘却といふ自衛術 ① ………… *あきふかし. ぼうきゃくというじえいじゅつ No.1924 …………◆相変わらず…“老健”でのデイサービスに通っている。◆往復の風景さえ車椅子の高さからは、ほとんど見えない。その上、全く自由がないのだか
✴︎風冷ゆる 人々隔つ高き壁 ………… *かぜひゆる ひとびとへだつたかきかべ No.1923 ………◆ロシアのウクライナ侵攻で世界が騒然としているのに…ガザ地区でも、今までにないほど激しい攻防が始まってしまったらしい。◆爆撃で破壊された建物
✴︎二平方メートル世界 穴惑 ………… *にへいほうメートルせかい あなまどい No.1922 …………◆今回の入所生活は3ヶ月続いた。◆精神的ダメージは、かなり大きく…何もする気がなくなったほど!◆そして、今回は…2泊のショートステイ。◆「穴惑」
✴︎いずれにも届かぬ思ひ 虫時雨 ………… *いずれにもとどかぬおもい むししぐれ No.1921 …………◆この日、始めて「虫」の声を聞いた。◆あいかわらずの“老健”通いで、自然に触れる機会はほとんどないのだ。◆しみじみと、しばらく聞いていた
✴︎夕花野 誰がためもなく祈ること ………… *ゆうはなの たがためもなくいのること No.1920 …………◆入退院(入退所)を繰り返してきた生活。◆不自由な車椅子の生活では、リアルな花鳥風月とも縁がなく…。◆それで…。◆こんな句になってしまった
■痛む身も返り見られず 春の雨 ………… *いたむみもかえりみられず 八春の雨 No.1918 …………◆病院生活・老健生活それぞれ3ヶ月を経て、一月下旬…やっと解放された。◆と言っても、ショートステイとデイケアがあって、月の半分ほどは“老健”
■不可解なバレンタインといふ佳き日 ………… *ふかかいな バレンタインというよきひ No.1917 …………◆年々、少なくなってゆくが…今年も「バレンタイン」の贈り物が届いた。◆何とも不思議な〜「不可解」な気持ちになる…。◆コマーシャリズムに与
■冬の空 ここから見ゆるだけの空 ………… *ふゆのそら ここからみゆるだけのそら No.1916 …………◆老健暮らしも、すでに3ヶ月!◆嫌な事が重なり…ほとんど廃人のようになっている。◆「環境が人を作る」とも言うが。マトモな職員も多いのだ
■億年の 刹那煌めくお正月 ………… *おくねんの せつなきらめくおしょうがつ No.19 …………◆「明けまして、おめでとうございます!!!」◆トウトウ、老健にいるまま年が明けてしまった!◆夜中に叫び声を上げる老爺はいなくなったが…。「お父さん」
■✴︎滑稽・挨拶・即興〜余韻!!! ………… * No.19 …………◆【陽だまりPhoto俳句】俳句◁お正月▷刹那煌めくモノ!?・〈億年の刹那煌めく お正月〉+美空!?=Pic1・◇人の“一生”も、“お正月”の煌めきも…億年の宇宙の運行に
■老健の夜や 心にも隙間風 ………… *ろうけんのよや こころにもすきまかぜ No.1914 …………◆あまりにも“デリカシー”が足りない“老健”…スタッフ達である!◆「カーテンを閉めてくれ」と頼んでも…ご覧のとおり⬆️。まるで、真冬の“隙間
✴︎“老健”に小さなツリー クリスマス ………… *“ろうけん”にちいさなツリー クリスマス No.1913 …………◆ハロウィンだクリスマスだと、世間は賑やかなことだ。◆ムロン,仏教徒の私がクリスマスを祝うことなどないが…。 ◆ショーバイ上手に乗せ
■切干しや 隔離の夜は夢に妣 ………… *きりぼしや かくりのよるはゆめにはは No.1912 …………◆愚痴を言ってもしょうがないが…本当にヒドい施設である。◆昨夜は…同室の利用者の一人が、看護スタッフを怒鳴り付けた!◆若い、男のスタッフだっ
■外出といふ通院日 十二月 ① ………… *がいしゅつというつういんび じゅうにがつ №1911 …………◆12月になって、朝夕の気温がグッと下がった。◆看護スタッフ達は、それぞれ“寒さ”を口にするが…一日中エアコンに管理されている利用者にはピ
■もめ事のもとは小娘 そぞろ寒 ………… *もめごとのもとはこむすめ そぞろさむ No.1910 …………◆ムロン、もめ事を望んでいる訳でも、マシテ礼儀も弁えない“小娘”を相手にするなんて! 笑い者になるのがオチだろうな!?◆この施設では、日常的に“もめ
■小春日の病棟 婆の子守唄 ………… *こはるびのびょうとう ばばのこもりうた No.1909 …………◆高熱による隔離生活の間に個展が始まった。◆“詩絵”作品の制作以外は、会場にも行けず。額装・タイトルカード・展示作業など…連れ合いに任せ
[“老健”絶句曼荼羅]■身に入むや 深夜子の名を叫ぶこと ⑴ ★廃句浅流★ ………… *みにしむや しんやこのなをさけぶこと No.1908 ………… ◆病院の入院生活でもそうだったが…。◆ここ“老健”でも…まるで“終の棲家”のような様相を見せ
〜老健にて〜✴︎文化の日 吾等円卓軟々菜 ………… *ぶんかのひ われらえんたくなんなんさい No.1907 ………… ◆2つの病院を経て地元“老健”に移り、約3週間。不安・不満がなくなることはないが。◆心身ともに、小康状態と言えるか?◆こ
■車椅子明日は歩行器 日々草 ………… *くるまいすあすはほこうき にちにちそう No.1906 …………◆今の“老健”施設に移ってから、約2週間が過ぎた。◆ほとんどは“誠実”なスタッフ・利用者だが…ムシンケイなスタッフ、利用者を見下す言動に