小林信彦ラストコラム「映画が目にしみる 増補完全版」はニコール・キッドマン作品多め
映画が目にしみる 増補完全版 小林信彦 文春文庫 2010年11月10日初版発行 小林信彦が1989年から中日新聞紙上に連載していたコラムが2007年はじめに終了し、文庫本になっていなかった単行本「コラムの逆襲」「映画が目にしみる」の2冊から映画関係の記事をピックアップした文庫本が「映画が目にしみる 増補完全版」である、といったことが、あとがきに書いてある。 文庫本なのに本文2段組みで詳細な索引が付いて総ページ数530超というすごいボリューム。帯には「小林信彦 最後の映画コラム集」とある。 この本に収められているのは1999年から2007年まで。この時期の小林先生はニコール・キッドマンのファン…
2024/10/31 22:01