氷の王子は花の微笑みに弱い 第二章04
「そのようなお話は一度も聞いたことがありません。なにかの間違いではありませんか」 アリアは毅然として言ったが、ルークは少しも怯まない。まるで、アリアのその発言を予期していたようだった。 「レディ・ロイドのお耳には届いていなかったようですが、そうなのです。さあ、お部屋にご案内いたします」 ルークは素知らぬ顔で階段を上りはじめる。 「お待ちください。このことを、私の父は知っているので…
2019/03/30 07:39
2019年3月 (1件〜100件)
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