妄想4(2/2)
<1>ベランダのような狭い場所に野口くんはいた。「こんな場所があったんですね」 と外に出る。野口くんが一瞬迷惑そうな顔をしたのを見てしまい、次の言葉が見つからない。緊張から体が熱くなって袖をまくる。「大丈夫ですか」 顔の赤い僕を見て酔っていると思ったのだろう。実際たくさん飲んだけど酒に強いほうでまったく平気だ。大丈夫ですかなんて野口くんから言われたのが嬉しくて「飲み過ぎたみたいです」と嘘をついた。...
2021/12/06 21:11
2021年12月 (1件〜100件)
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