S・J・ベネット『エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人』
S・J・ベネット著、芹澤恵翻訳『エリザベス女王の事件簿ウィンザー城の殺人』SNSで見かけて気になって購入してから、ずっと積読だったんです。だって、帯に「容疑者は50名」って書いてあって、え、私、50人分も名前覚えられへん……ってなってしまって(笑)。でも、実際に女王陛下が50人に事情聴取するわけもなく、女王の代わりに事件を調べる秘書官補が50人に話を聞くわけでもなく……。ウィンザー城で若いロシア人男性のピアニストが、クロゼットの中で遺体で発見される。自殺に見せかけた殺人だとすぐにわかるけど、MI5の「すっとこどっこいのうすらとんちき」長官が、スリーパー(潜入してから、ひたすら本国からの指示を待っていたスパイ)の仕業だと言い出し、お城で働いていた人たちをスパイだと疑い始める。でも、家族みたいな人たちがそんな...S・J・ベネット『エリザベス女王の事件簿ウィンザー城の殺人』
2024/01/24 20:03