大宮公園 競輪場
こんにちは。詩人MIMIです。大宮公園には競輪場があります。サッカー観戦に行くとき必ずそのわきを通ります。先日行ったときにラジカセのようなものを自転車に乗せ歌謡曲を流している方がおりました。その時の体験から詩がうまれました。第九競輪場の入口の前自転車の荷台に縛り付けたラジカセで老人がボリュームを上げて音楽を流しているベートーベン交響曲第九番ニ短調第4楽章通りすがりの人々が彼を一目する私もそのひとり彼の体は音楽に酔いしれ揺れている手にもつ青いラベルのワンカップの効果かもしれないがしかし実に満足そうな表情をしているさあ歌おうフロイデ―シェーネルゲッテルフンケントホタルアオスエリユィジウム心地良い歓喜の歌を競輪場から出てくる理性を失った顔を修繕する作業の一環のように音楽は鳴り彼は歌い続けている大宮公園競輪場
2020/10/30 22:45