あの~、王さまにひとつおねがいがあります。作者は小学4年生の男の子。はじめての油絵です。切手みたいにそんなに小さくてはこの絵のよさが伝わらないのですが・・。「それではこれくらいかい?」ありがとうございます。ところで王さまにお聞きしたいことがあります。王さまのヒゲはなに色ですか?「そりゃあ、だれが見たって白。赤や黄色ではない。かみの毛だってまっしろだ。」口ひげをよーくごらんください。作者は白でぬった...
文京区にある子どもの絵画造形教室です。 楽しい作品をご紹介。
大人顔負けのセンスにびっくりしたり、子どものころを思いだしたり・・・きれいで楽しい作品をご紹介しています。
窓をあければフラミンゴがみえる。 えッ、ほんとう?もちろんほんとうだよ。ほら。作者は小学1年生の男の子。水彩。すごいなぁ! 飼ってるの?そう言ってみたくなる気持ちはわかります。でも窓をあけるとこんな景色が目にとびこんできたらなんとたのしいことか。カラスでも、はくちょうでもなく、フラミンゴというところがすばらしい。フラミンゴだとすぐにわかるのは脚(あし)です。平行(へいこう)とか、垂直(すいちょく)...
毛糸玉には春には春の、秋には秋の、それに触れるよろこびがあります。軽くてやさしい手ざわりを思い出してください。大人のアトリエから鉛筆画のご紹介です。ここには三つの毛糸玉がたくみな描写でえがき分けられています。(1)買ってきたばかりでラベルがついています。さあやるぞ、そんな高揚感がたくされています。(2) すこしほどいた毛糸玉の、てのひらに乗せたときのふわふわ感がそのまま伝わってきます。 (3)仕事...
おまちどうさま、そういってくれそうな春がもうそこまできています。今回は大人のアトリエから鉛筆画のご紹介です。戸外の水やりには欠かせない如雨露(じょうろ)。その金属性の光沢と花びらのやわらかさを鉛筆の濃淡だけで表現しました。花がモチーフになっているので数か所、色をつけています。 そのせいか古楽器のピアノでかなでられるような、ピアニッシモといってもいい色彩のひびきが絵の全体にひ...
おもいっきり笑いたくなったわ。ひなまつりがおわってほっとしたのでしょう。もう、すましていないで、顔がとけるくらい笑ってもいいんですよ。 作者は小学1年生の女の子。アイスクリームじゃないんだから・・でもとけているかしら。とけていても、とけてるなんて言えないなぁ。じゃあ、ご自分はどうなの?だからニコニコしているんだ。みなさん、おやくめごくろうさまでした。しまわれてしまう前にもう少し春の風をたのしん...
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あの~、王さまにひとつおねがいがあります。作者は小学4年生の男の子。はじめての油絵です。切手みたいにそんなに小さくてはこの絵のよさが伝わらないのですが・・。「それではこれくらいかい?」ありがとうございます。ところで王さまにお聞きしたいことがあります。王さまのヒゲはなに色ですか?「そりゃあ、だれが見たって白。赤や黄色ではない。かみの毛だってまっしろだ。」口ひげをよーくごらんください。作者は白でぬった...
おれもだ! わたしもだ!アトリエのこのドアをノックすればいいんだな。ノックするだけじゃ、だめだぞ。わかりました。でもあけて、出てきたらどうします? なにが 出てくると思ってるんだ。音楽がきこえているじゃないか。さあここからは歌とおどりで、みんなでもりあがりましょうね。ハーイ、ハーイ。この日のためにいっしょうけんめい練習しました。この手のかたち、見てくださいね。みなさんにお知らせがあります。ちゅう...
おてつだいにきました。よかった。いそがしくてこまっていたところなんだ。クリスマスなんて、あっ、というまにやってきますよ。これはありがたい。住所がわからないところがあるのでとどけてもらいたいんだ。おまかせください。宇宙はひろいけれどそんなにむずかしくはなさそう。水中だってだいじょうぶ。もんだいはアレかな・・。いろいろと知恵をしぼっているようです。センパーイ、うまくいきました!あれ?サンタクロースのこ...
頭をもたげ、いななき、首をふりながら木馬たちは一列になってすすんでいきます。どこへ?さあ、どこでしょう。作者は小学5年生の男の子。背景を黒でぬりつぶし、さらにひっかくような線でもとの色をうきあがらせる。この美しくて力強い色彩が木馬たちを夢の世界にさそったのかもしれません。いくぞ、わかったか? いそげぇー!昼間見たときとはまったくちがってなにかにいどもうとしているかのよう。連続するもようをいれること...
大きなまくらみたいなそれは毛糸玉ですね。なんだかとても気持ちがよさそう。作者は小学4年生の女の子。水彩。この足のなげだしかたですぐにわかりました。つりさげられて足をぷらんぷらんとさせている、そんな人形にちがいありません。きゅうけいするなら、リラックスできるところがいいなぁ。どお? 黄色のこの毛糸玉。ソファーにみえるでしょう?わたしはブルー。まくらにしてうとうと。ゆめの国にさそってくれるような、そん...
きれいにならんだかしら。ハァーイ、ハァーイとかわいい声があがりました。作者は小学3年生の女の子。水彩。マトリョーシカ人形は自分のばんになると、えがかれている絵についてのお話をします。トップバッターはわたし。そのむかし、王子さまにはかわいがっている白いシカがいました。ある日、そのシカがほしいとひとりの猟師 ( りょうし ) がやってきます。マトリョーシカ人形は、人形のなかにおなじかたちの人形がはいっていま...
残念なことに音色をお聞かせすることはできません。 でもこの笛がどんな音色なのか想像してみてください。大人のアトリエより鉛筆画のご紹介です。胸元をかざるのは立体的な黄色花。ロシアでもとめたおみやげだそうです。この部分を口にくわえ、息をふきこむとピーっというかん高い音色。底がひらいた円筒で先っぽにちょっとした切込み。とても簡単な構造です。見ていただきたいのは小鳥の足もと。三方向からライトを照らすと...
どうかしました? あのぉ、靴が・・ぬげそう。今回はおとなのアトリエから鉛筆画のご紹介です。足の位置をみれば人形であることがすぐにわかります。ひじから指への描写も同じです。数ミリ平方メートルの描写に息を整えていどむ緊張感。手の感触という肉体の反応だけが今をささえる。スポーツ選手が今の一瞬に 賭 ( か) けるのと同じものを作者はもっています。この数ミリ平方メートルがうまく描けなければ、あとでなどとその先...
こいむらさきと、うすいむらさきでぶどうをぬりわけたとき全体のイメージができあがりました。絵から秋のイメージが音となって聞こえてくる。そんな絵をかきたい。作者は小学3年生の男の子。水彩。だいさんせいです。かんたんですよ。きみが指揮者になればいいんですから。ほら、ここがオーケストラボックス。ここに立ってぜんたいを見わたし、それぞれの絵 ( 楽器 ) からすてきな音色 ( ねいろ ) をひきだせばいいんです。...
こういうときってなんていえばいいの?笑いましょう、ではへんだし・・。きねんさつえいなんだからやっぱりチーズじゃないかな。作者にきいてみたらどう?作者は小学4年生の女の子。油彩。 おっと、ねんのためにご注意いたします。↑ これは作者ではありません。にてる? とんでもありません。作者にしかられてしまいます。作者がおねがいして出ていただいた人形 (ゲスト) です。それならぼくも言われた。「あな...
どうしてハロウィンには黒ねこなの?答えは絵のなかにあります。ヒントはこうもりです。どちらもくらやみにまぎれてすがたをかくすことができる。作者は小学五年生の女の子。油彩。黒い → やみのなかにかくれることができる →とつぜん出てきたらびっくりする →こわい → あやしい → だったらもしかして・・魔女の使いにさせられてしまったようなのです。黒ねこにとっても、こうもりにとっても、いいめいわくですね。ひとをこわがら...
みなさーん、用意はできましたかー?あれれ、じぶんひとりだけめだってずるいんじゃないの?そんなことはありません。作者は小学4年生の女の子。水彩。ハーイ、こちらはかんぺきに用意できていまーす。実をつけた枝が落ちかかるように下にのびている。こういうところにおもしろさを見つけました。 首の長いびっくり人形。 ここも ↓ おみのがしなく。なにかさわがしいんですけれどそちらはどうですか。ちょっと、もめてい...
シャチだ イルカだ しろくまだ!ぼくもいるよ。作者は小学1年生の男の子。水彩。大空へむけて大きくジャンプしたシャチとイルカ。海中では大きなくじらがどっしりとかまえています。この「動」と「静」を赤とブルーをつかってみごとに表現しました。そんなパフォーマンスをみあげているしろくまと、ぼく。ここでは雪の白さがとてもいい効果をあげています。このどうぶつもいれてあげたいなぁ。なになに、クジラ...
もういちどやってみるからね。あたまの上から花びらをふらす。ひらひらひら、いちまいのりました。おめでとうございます。デコピンに当選しました。中指でピーン。いたくはないけどこれって意味があるのかなぁ。意味はありません。じゃれあって楽しむためのゲームです。作者は小学4年生の女の子。油彩。さあさあ遊ぶのはそのくらいにしてもういちどポーズ。またですかぁ?もうすこしがまんしてね。油絵っていうのは時間がかかるの...
王さまのおしごとのひとつにめだつことがあるとおもいます。そのことを頭にいれてえがきました。王さまからのごへんじ。そのとおりだ。よくかけている。だったらもう少しうれしそうな顔をしてもいいと思うのだけど・・。作者は小学3年生の女の子。水彩。なにしろ「くるみわり人形」なもんで、こんな顔なのだ。きっと、くるみわりというおしごとがたいへんなんでしょうね。こんな大きなくるみ、口にはいるのかなぁ・・。ちゃんとわ...
なんてきもちのいい風!でも、どうしてわたしたちはいつも部屋のなかにいなくちゃいけないの?作者は小学5年生の女の子。水彩。だって人間の役にたつためだもの。だけどたまにはこういうの、いいよね。質問がありまーす。なに、なに?ぼくたち、時計なんだからおなじ時をさしているべきじゃないのかなぁ。えっ、気がつかなかった。いわれてみると、たしかに・・。わたしのときには、長い針とみじかい針がつくりだすこの角度...
ひみつをまもっていただけるのなら・・ごあんないします。ひみつってなんですか?それはないしょ。作者は小学3年生の女の子。水彩。あそこに見えるのがそのおしろ。まず「やみのおしろ」からごしょうかいします。コウモリがこわい?コウモリは暗いところをあんないするわたしのなかまです。ゆうきをもってはいっていけば、かならずなにかにであえます。そのやみはあなたのこころのやみにつながっているのです。こちらは「火のおし...
気がつきました?わたしは、未来のあなたなんですけど・・。えっ、あなたが、未来の私っていうこと?作者は小学5年生の女の子。油彩。あなたはいちめんにラベンダーの咲くこの丘でいつかまたここに来たい、そう思ったのね。そのいつかが今なの。そのときが夕焼けだったらいい。そう思っていたはず。夕焼けはラベンダーの丘をたちまちばら色にそめあげ、あたりいちめんをばら色の海にしてしまう。波のしぶきはラベンダーのか...
しゅるしゅるしゅる、ドーン。花火の夜です。この瞬間を待っていました。みあげれば頭上には大輪の花。うわー、きれいっ!作者は小学4年生の女の子。油彩。花火がすーっと闇のなかに消える。あー、ざんねーん、庭に目をやるとなにかが小さく光っている。もしかして、ほたる?光ったり消えたりしながらほたるはゆっくりと目の前をよこぎっていきます。風はないと思っていたのにかすかに風鈴の音がきこえる。小さなもの、かすかなも...
子どもたちはきょうりゅうがだいすきです。世界中のだれひとり、生きているきょうりゅうを見たこともないのに・・。でもぼくは夢のなかで見たよ。作者は小学3年生の男の子。油彩。いつもこんなにきもちのいい天気なんですか?ちょっとうなずいてくれたようにも見えます。このきょうりゅうが生きていた時代は、まだ人間はいません。車も飛行機もないので空気をよごすものはなにひとつありません。それをとうめい感のあるうつくしい...
たのしいクリスマスもおわった。学校も休みだ。あとはお正月をまつばかりです。お正月といえばたのしみは「・・・」。「・・・」のところにはいることばはきまっていますよね。そう、「お」のつくことばです。ぼくもそれがほしいな。ぼくもだ。あのね、きみたち、それがなんなのかわかっているの?もちろんさ。だったら、いち、にの、さんで、どうじに、そのこたえ、いってみてよ。じゃあ、いくよ、いち、にの、さん。司馬遼太郎さ...
空にたくさんの星がかがやいているのを満天の星といいます。クリスマスのかざりもので満天のクリスマスをつくったらおもしろそう。作者は小学3年生の女の子。水彩。いまクリスマスのかざりものが星座のようにゆっくりと空をおおっていくところです。星も、星くずもかきこみました。みんな、みんな、地上の星になーれ! 人形たちの表情もおどろいていたり、すましていたり、のんびりしていたりとさまざま。でも夜になって見上...
クリスマスパーティをおひきうけいたします。はやめにご予約くださーい。クリスマス・プレゼントもはいたつしてくれるのですか?もちろんです。たのしいクリスマスのおてつだいをいたします。わたしにおまかせください。作者は小学2年生のおんなのこ。水彩。どんなことをしてくれるのですか?ジングルベルをうたいみんなでとびまわっておどるのはどうでしょう。サンタクロースが登場するときにはリボンや星や花がきらきらと...
ぼくがサンタで、サンタがボクだってこと、知ってた?うーん、なんとなく、そうじゃないかとおもっていたんだけど、やっぱりそうなんだ。作者は小学2年生の男の子。水彩。いまはいそがしいんじゃないの?いそがしいのはこれから。それよりいまはトナカイとどうなかよくなるかがだいじなんだ。首にしがみついてはいけない。体はななめにまっすぐにする。いろいろやくそくがあるの。雨にも、雪にも、かみなりにもおどろいたりさわい...
そんなこときかれても食べるのまだこれからだもの。おいしいにきまっているわ!作者は小学4年生の女の子。サクランボのはいったメロンソーダのグラスの底の部分が、うでのむこうにちらっとみえます。たったこれだけの表現ですがいろいろなことをおしえてくれます。大きな画像でおくりたいのでスマホをぐっとちかずけたんですね。うでがメロンソーダをすっぽりとかくしています。うまくとれたかな。よし、これならだいじょうぶ。ス...
まったくちがうテーマでえがいたふたりの絵ですが、ならべてみるとふしぎに調和するものがあります。作者は小学4年生の姉と小学1年生のいもうと。宇宙の絵では うつくしい輪をもった土星が、右したのほうに3分の1ほどすがたをあらわしています。こちらがわに太陽があって、あれはたぶん地球。表面にかすかに大陸のかげが見えています。やや近くにある。とても遠くにある。かなり接近している。はるかに遠いところにある。こと...
A4サイズというのは 297mm × 210 mm。材料は木片です。つみかさねればたてものができそう。小さなものを作ればA4サイズでも広く感じられるかもしれない。時間がかかりましたが、個性的で楽しい作品ができあがりました。このかいだんをあがっておりて・・。わんちゃんの足あとが、なんとかわいらしいハートマークになっています。濃いブルーを使った色のくみあわせはより立体感を感じさせます。計算されたバランス感覚...
木の表面ってこんなかんじなんだ。そっとふれてみる。ならべる、たてかける、かさねる。うごかしてみることでしだいにイメージができてきます。アトリエ10にはいつもふしぎな見物客がいます。集中しているみたい。じゃましないようにしなくちゃね。ひそひそ。コカコーラの赤い箱の上でみまもっています。いっぽうこちらではあれあれ、あんなところで、ふんぞりかえって、まだですかー。まだまだですよー。すこしはてつだって...
ディズニーランドみたいなワンダーランドができたらいいなぁ。いつもとはちがうアクリル絵のぐをぬる気持ちよさ。みているだけでもそれがつたわってきます。A4 サイズの木製パネルだけはすべての作品に共通です。こちらは、たたかう前のいっしゅんのしずけさでしょうか。真剣勝負(しんけんしょうぶ)のそんな表情をちらっとみせてくれました。こういうところはね、こうやってしっかりおさえてくっつければいいの。ほら、ね。じっ...
おどかされるより、おどかすほうがだんぜん楽しい。ぼくにもやらせてー!おばけになりたい人があつまってハロウィンパーティです。作者は小学5年生の女の子。油彩。おばけだぞぉー。もう、びっくりさせないでよ。足がでているじゃないの、〇〇くんでしょ。ワッハッハー。わしにはこんなにかわいい手下どもがいるぞー!わたしにだってこんなにちから強いみかたがいるんですからね。そろそろきねんさつえいなんてどうでしょう?さん...
こんなに おおきな かぼちゃ、見たことない。ほんとにかぼちゃなの?むりもありません。でも、これも あれも、みーんな かぼちゃです。作者は小学1年生の男の子。水彩。ハロウィンだからしっかり絵にかいてね、とどのかぼちゃもアピールしているかのよう。それにこたえようとしているのが作者と、作者の分身みたいなふたつの人形。こちらはかぼちゃをくりぬいてつくるかぼちゃランタンにぴったりです。でも人形たちと作者のいちお...
わたしたちってなんだか歯がぬけてるみたいにみえない?そんなことないよ。笑顔がいいってほめてもらったもの。そうだよね、スマイルで、Happy Halloween !作者は小学4年生の女の子。水彩。あのぅ・・いっしょにいれてもらえませんか?いいんですか? うれしいなぁ。サンキュー。ついでにもうひとりしょうかいしたい友だちがいるんだけど・・。すごーく、かっこいいやつです。おーい、こっち、こっち。おまたせしました。わ...
おまえはどこからやってきたの?みたことないなぁ。それもそのはず、メキシコのオアハカという土地でつくられた木ぼりの民芸品です。作者は小学3年生の女の子。オアハカの民芸品は個性的な色彩とかたちで人気があります。ねこというより、動物園のもうじゅうのおりのなかにいそうですが、民芸品ですから手にとれます。 ねこにそんなしっぽ、ありえない。そうかもしれません。 でも長いしっぽのねこもいれば、みじかいねこもいま...
もう秋です。ハロウィン人形さん、そろそろあなたの出番ですよー。そうだよね、長い夏だったなぁ。まちくたびれたんじゃないの?そんなことないよー。でも、そんなことあるよー、みたいな顔です。作者は小学4年生の女の子。油絵。ハロウィン人形のグリーンと、コンポートのグリーン。このグリーンをひきたてているのが元気いっぱいの赤。とうもろこしに、かぼちゃに、ぶどう。みのりの秋のよろこびがこの赤い色にたくされています...
中継画像がとどきました。地下鉄は巨大ないきものとともに、いま宇宙を飛んでいます。ええッ、どういうこと?作者は小学5年生の男の子。巨大ないきものってなんですか?鳥のようなつばさがあって、くちからはロケットエンジンのような火をふいています。この足の指とツメなら 地下鉄をまるごとつかめそうです。まわりのじょうきょうはどんなですか?うさぎがいます。もしかしたら月にいるうさぎかもしれません。文字がちょっと...
この部屋にとまれるのはきょうだけ。アンは絶望の底にいました。大好きな赤毛のアンの部屋を絵にしたい。作者は中学2年生の女の子。油絵。舞台はカナダのプリンス・エドワード島。孤児院でそだったアンは養子になるためにやってきたのですが、農家のシュウとマリラの希望は男の子でした。今晩だけはその少年のために用意された部屋にとめてもらえる。でも、あしたは・・。壁にかかったワンピース。身のまわりのものをつめこんだだ...
あのね、お花であそんだりしてはだめなの。じぶんこそ、それにふさわしい。そんな顔をしていてほしいの。作者は小学4年生の女の子。油絵。あたまのいいわんちゃんだそうで、作者のおもいをちゃんとうけとめてくれたそうです。でもどうなんでしょう。ひょっとして、だいすきなごちそうをみせて「待てっ」と号令をかけて・・。いえ、いえ、この木でできたいすはわんちゃんのためにつくったもの。おなかをぺたんとくっつけたこのポー...
あかいくつをはいておでかけですか?こんなにいい天気ですからね。作者は4さいの女の子。油彩。ええっ?くつは、きょうがはじめて?とってもかわいらしくて、よくにあっていますよ。みんなにみせてあげてくださいな。かるいのでぴょんぴょんできるの?それはよかった。でもしゃしん、とりたいのでちょっとだけじっとしていてください。お花ばたけでみみをぴんとはりあげ、はい、ポーズ。なによりも、ピンクのストライプのもようが...
138億年まえ大爆発(ビッグバン)がおきて宇宙がうまれました。それを見たひとはだれもいません。だれも見たことのないものをえがいてみたい。作者は小学6年生の男の子。作者の想像力は、時間をこえ、空間をこえ、いままさに目の前でビッグバンがおこっています。だれも想像しなかったような美しさです。ここが中心なのでしょう。地球がうまれるまでにはさらに気のとおくなるような時間がかかっています。そんな地球の上でひとり...
おーい、フラミンゴくーん、なにしているのー。ぴくりとも動きません。いっぽん足でかっこいいなぁ。作者は小学1年生の男の子。青空にうかんだ白い雲。なんとも気持ちがよさそうです。おなじ間隔(かんかく)でならんだフラミンゴ。カメラマンだったらシャッターチャンス!こうさけんだことでしょう。絵ではじぶんでそれをつくりだすことができます。フラミンゴたちにとってはいまがいちばんしあわせなとき。目をこらしてみてくだ...