子供のころは・・・秋になれば、山を駆け巡り栗とりにとらんべ(むべ)とり椎の実をひろったり・・畑に行っては、干してある芋づる(牛のえさになった)に潜り込みはは(笑)俺んち俺んちっちゅうて威張ってみたり・・・冬は冬で風呂場の焚口でからいもを焼いて食ったり春は田んぼのあぜ道を走り回ってオタマジャクシが寄り集まっている水たまりをかき回しカエルを捕まえ夏は集落に流れる川を・・・川下から川上まで歩いてちょっとした探検家になったような気分になったりそれはそれはもう・・・・忙しいもんでございました。そんな毎日がくりかえし繰り返しつづいてなんだかずーーーっとそんな感じの日々が続いていくような気がしておりました。大人になるとか子供の親になるとかましてや自分がおっさんそしてじーさまになることなんて考えてみたこともありませんで・・・そ...あなかしこあなかしこ
うぅーーーん。かなり・・・・ごちゃごちゃしてきましたぞ。釉薬物のろくろ挽きはほぼほぼ終わらせましていよいよここから焼き締めの成型に入ります。もうすでに窯の空焚きは終わらせましたので・・ぼちぼち、窯の中へと運び入れにゃなりませんな。やっぱり日々いろいろございましてね。ろくろさえ回してれば無になれるなーーーんてそんなありさまでもなくなってきましたが・・・窯主、なんとか考えすぎない日々をろくろに求め窯主にとってはろくろ。じーーさまにとっては・・・山仕事それが考えすぎない日々の薬となっておるようでございます。無ムムム。
ばーさまのあれこれやら・・・めしを食うためのお仕事の合間をぬってのろくろ仕事。これで飯を食ってる職人となれば一日で、200個から300個の湯飲みを削りまで仕上げるとか・・・それにくらべりゃ・・・わたしの茶碗仕事なんぞまったくのお遊びで。作っては壊し作っては壊し行ったり来たり・・・先日の珈琲ポットも一個は気に入らず土へと逆戻り。どうしようかなぁ。これで、焼くかなーそれとも再生にまわすかなぁ。なんて迷ってるときは、窯焚きして窯から出してあーー。ダメだこりゃ。ってことがほとんどで・・・。だいたい、気のすむところまで突き詰めたほうがすっきりなんですがね。行きつ戻りつの茶碗仕事。
念願の阿蘇も楽しんできまして・・・ちょっとすっきり。またまた、朝に夕にろくろ。これがまた、手間かかりましてね。乾燥具合が端のほうから乾いてくるもんで・・・ちょっと削っては、ビニールで保護して一晩おいてまたちょいと削ってはビニールをかぶせ・・・というのを繰り返しております。まだまだ、削りの途中でございます。阿蘇から帰ってスッキリ!
久しぶりの・・・・ほんっと久しぶりの阿蘇で。あーー阿蘇やねーー秋だねぇってそればっかりつぶやいておりました。阿蘇っていうのはいつ行ってもいいねぇ。この大きさとひろさとてもとても写真にはおさまりきらず。あーーー。できることならこの草原でばばーーーっとマットを広げて竹かごに入れたおにぎりなんかを広げて・・・パクパク食ってゴロンと横になってうぅーーーん。って背伸びがしてみたい。なんてそんな風に思うんですがね・・・同行者そのようなことご希望ではなくはいはい。参りましょう参りましょうってことで阿蘇神社付近の森の中でちいさなちいさなほんっとちっちゃな珈琲屋さんを見つけましてキッチンとお客様が座るスペースを合わせても(二人掛けが精いっぱい)6畳くらいの大きさしかなくて窓から外をのぞくとなんだか自分が小人になっちまったような感...阿蘇。
ここんところの、ピーカンのお天気とからっからの北風でみりん干しなんぞ何の心配もなくひと夜で乾ききるようなお天気が続いておりますが・・・じーーーさんにとってはおーーー。雨の一粒でも降らんことにゃ、大根がぁーってとうとう、川の水をポンプでくみ上げて・・・ということになったみたいでございます。じーさまのやる気には、もーーー脱帽!んーーこの遺伝子は・・・・はて?窯主に引き継がれているのかどうか。と思うた朝の風景でございました。人間やる気がものをいうらしい。
相変わらずのスローペースでございますが・・・そろそろ・・・窯の準備をしなきゃならんですな。(いや・・まだまだ本焼きではなくて、空焚きの第一歩なんですが)なぁーかなかばーさんのことで上ったり下ったり・・・でパンク寸前となりいろいろカリカリすることもございまして先日もちょいとおかみにあれこれあれこれ・・・で・・・今朝のこと「今日帰りに図書館に寄って、予約してた本が準備できたって電話あったけんもらってきて」と、お願いしてで・・・これが窯主の予約してた本。で・・・・おかみがちょいと見つけてかりてきた本が・・・こちら。これ読んでね。なにに怒ってるのか調べてみるの?ですって。やーれやれ(まったく歯がたたねぇや)なんだか本気で怒ったこちらが損したような・・・ねぇ。うまくかわされたもんだ。
いやーーー。ここんところのいい天気。風がさわやかで・・・いーーーーですなぁ。先日の十五夜さんもばっちり気持ちよくまん丸でございましたし。で・・・・風がさわやかってことは・・・出来上がりましたぞ!いわしの丸干しにひらいたみりん干し。それとさわらの細切りみりん干し。あーーー。ここまでたどり着くのにどんだけ魚を無駄にしたことかお-いおいおい(泣)苦節十八年。ある時はきれいに出来上がったと思わせて、食ってみたら塩辛くてまったく食えず・・・またある時は塩があまくて(塩があまいって表現はあまくさだけですかいね)したつむような(舌がむずがゆくなるような味の意)ことになり・・湿気った南風であおかびをはやしぽかぽか天気では、ハエの黒だかりでぎょっとさせられ全廃。やっとやっとでございますぞこの塩梅。そうそう・・・こいつがまた・・・...うまいもの。
おおーーーおおーーーーー。なんとなんと、今日は十五夜さんではございませんか!日々、なんのかんのとジタバタしてはおりますが・・・こういうときこそ、季節の変わり目を楽しまなきゃね!ってことで・・・準備万端。あとはお月様がふわりと出てくるのを待つだけなのでございますが・・・・ん?十五夜って・・・はて?お月さんに何かお願いする日でしたっけ?それともお月さんに、いろんなことを感謝する日でしたっけ?いやいや・・・たぶん・・・あーー月がまん丸だねぇ。秋だねぇ。っちゅうて肌寒くなってきた夜風を感じて夜空に浮かぶ月を見上げながら焼酎を飲む日じゃなかろうか。と思うのでありました。とさ。お月様
むかし・・・といっても、たぶん30年ほどまえわたし作る人・・・・わたし食べる人・・・なんてぇコマーシャルがありましたがあれはなんで女が作る人で、男が食べる人なんだとかなんとかのご意見をされる方がおられて放映中止になったとか。そういう話を聞いたような、聞かないような。で・・・・我が家。栗ご飯はうまい。この季節には欠かすことのできない旬の食べ物。食べる人がいれば・・・食うことには、手間をおしまない・・・というか食うことに心血を注いで生きているみたいなひとがいて・・・それで、夫婦というのはなりたっております。うぉーー。爪がいてぇー。栗ご飯。
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