まどか「あれ?」ほむら「どうしたの?」まどか「いま、なぎさちゃんと杏子ちゃんがいた、ような…」ほむら「え?」まどか「あっ、ほら!」ほむら「!…たしかにあの二人ね、と言うことは巴マミや美樹さやかも近くにいるはず…」まどか「もしかして朝1でこっちに?」ほむら
まどか「あれ?」ほむら「どうしたの?」まどか「いま、なぎさちゃんと杏子ちゃんがいた、ような…」ほむら「え?」まどか「あっ、ほら!」ほむら「!…たしかにあの二人ね、と言うことは巴マミや美樹さやかも近くにいるはず…」まどか「もしかして朝1でこっちに?」ほむら
??「あっ、えっ、あっあっ」まばゆ「…?」まばゆ(ど、どうしてこの子こんなにテンパって…)まばゆ(あれ、でもどこかで既視感が…)まばゆ(……この相手の目を見て話せず…)まばゆ(しかも自分の言葉も口にだせず…)まばゆ(どうしたらいいのかわからなくてずっと“
まさら「あの」まばゆ「は、はいっ!?」こころ「お、お会計……」まばゆ「あ…!は、はい!ただいまっ!!」まばゆ(うう…変なこと考えてしまった…)まばゆ(なんで好きな女の子のタイプなんかを……)まばゆ(……ここって妙に女の子同士で仲良さそうな光景を見るし…)
まどか「あれ?ほむらちゃんほむらちゃん」ほむら「なに?」まどか「あそこ、人だかりができてるよ」ほむら「本当ね、何かしら?」まどか「何か光ってる?」ほむら「え?そう?」まどか「うーん、よく見えないね」ほむら「そうね…ところで、あの二人はどこに行ったのかしら
こころ「うーん、どれも美味しそうで悩むなぁ」まさら「もうここで決めていいわよね」こころ「うん!初めて見るお店だし、きっとみんなも喜ぶよ」まさら「確かに見ないお店だものね、期間限定かしら」まばゆ「あぁ、ええと、そうなんです。出張販売ってやつでして」まばゆ「
まさら「ん…?」こころ「どうしたの?」まさら「見かけないお店ね…」こころ「出張販売かな?」まさら「ケーキ屋ね」こころ「ね、見てみようよ」まばゆ「……」まばゆ(わー…見るからに“私達幸せです!”って感じのカップルだ)まばゆ(って言うか二人とも女の子だよね?
まどか「んー、ほむらちゃん何が食べたい?」ほむら「まどかが食べたいものを選びなさい」まどか「うーん、でもわたし好みが子どもっぽいって言われるから…」ほむら「味の好みに年齢なんて関係ないわ」まどか「そ、そうなのかな?」ほむら「ええ」まどか「ほむらちゃんは何
マミ「……はぁ」マミ(思わず話しかけてしまったけど…愛生さん、明らかに言葉に詰まってた…)マミ(そうよね…私、クラスの中でもかなり浮いた存在だもの……)マミ(特に…あの事件があってから……)マミ(鹿目さん達やなぎさちゃんが側にいてくれる時は気にならないけ
まばゆ(思えば、巴さんってこの年齢で天涯孤独なんですもんね)まばゆ(私には咲笑さんがいてくれますが、巴さんには何も……)まばゆ(巴さんの行方不明事件に関しては、なんやかんやで巴さんの家出?みたいな形になってるんですよね)まばゆ(誘拐されたわけでもなさそう
マミ「それにしても…愛生さん、その制服とても似合っているわ」まばゆ「あ、ほんとですか!?ありがとうございます!」マミ「どこかで見たような……」まばゆ「これはお店の制服でして……って、あ!!」マミ「?」まばゆ「あの、これはその!ば、バイトとかじゃないですよ
まばゆ(そう、巴さんは私達のクラスきっての美人!マドンナ!)まばゆ(と言うか私達の学年で一番なのでは…?)まばゆ(他に候補だと…最近見かけませんが、たしか…呉…?さん?もすごく美人だったような気はしますけど)まばゆ(けどまぁ、私は端っこの方で見てただけだし、話し
???「…………」マミ「………」???(ど、どうしよう…巴さんってクラスメイトだけどろくに話したことないし…)???(フレンドリーに話しかけるのは絶対馴れ馴れしいと思われるはず…!)???(けどよそよそしいとそれはそれで面倒なことになる気がする…!)???(わー
マミ「わぁ…!とても美味しそうですね」???「そうですか?ありがとうございます、へへ…」なぎさ「なぎさの鼻を信じるのです、ここのチーズケーキは絶品なのです!」???「お、よくわかりましたね。チーズケーキも自信作のひとつなんです」マミ「それじゃあチーズケー
さやか「この辺なら色々売ってるだろうし、まだ朝だからお客さんもそんなにいないはず」 さやか「せっかくのお祝いなんだし、あたしもお金だしますから良いのを買いましょう、マミさん!」マミ「美樹さん…ありがとう」杏子「っても何買うんだ?まさら達が好きなもんあった
その頃神浜某駅マミ「ついたわね」なぎさ「久しぶりの神浜なのです!」杏子「別にアタシは来なくても良かったんじゃねーか?」さやか「あんただってこころちゃん達にお世話になったことあるんだし」さやか「二人の婚約祝いくらいしてあげなきゃ駄目でしょーが」杏子「世話に
うい「みんな恋人ができて羨ましいなぁ」いろは「え!?」うい「だって、お姉ちゃんとやちよさんとさなさん」うい「鶴乃さんとフェリシアさん」うい「みかづき荘だとわたしだけ一人だもん」いろは「そ、そうだけど…ういもお姉ちゃんの背中を押してくれたよね…?」うい「う
しばらくして…いろは「と言うことで、私達恋人になりました!」まどか「おめでとう!」ほむら「おめでとう」鶴乃「おめでとう!!」うい「良かったね、お姉ちゃん!」いろは「うんっ!」フェリシア「なー鶴乃」鶴乃「ん?」フェリシア「オレと鶴乃も…こ、恋人…?なんだよ
さな「あの…どうかしましたか?」まさら「同じ透明化使いとして…どうにかあなたの透明化を無くせないか、と思ったのだけど…」さな「私の透明化を…」こころ「そうすれば、家族とも話し合いできるだろうし」さな「んー……」さな「その、お気持ちは嬉しいんですけど…私、
さな「そう言えば…お二人はよくこうやって一緒に眠っているんですか?」まさら「流石に毎日ではないけれど…」 こころ「少なくとも次の日が休みなら絶対どっちかの部屋に泊まるし」こころ「学校の日でも、割とそのまま泊まっちゃうパターン多いよね」さな「やっぱりそうな
さな「まさらさんが透明化を維持できないくらいの刺激…ってことなんですよね」まさら「…ま…まぁ……」さな「それはすごそう……」こころ「あ、そっか!さなちゃんも透明化の魔法使えるからまさらの気持ちわかるんだ?」さな「はい、と言っても私とまさらさんの魔法は似て
まさら「私にとって忘れられない瞬間の一つよ」こころ「それは私もだけど…」さな「くわしく」まさら「……詳しくは…難しいわね」さな「う…そうですよね、恥ずかしいですもんね」まさら「いえ、そういうわけじゃないの」さな「ん?」まさら「ただ…言語化するのが難しいだ
さな(た、たしかに…まさらさんとこころさんは至る所でキスしてたような…)さな「き、キス魔…?」こころ「へ!?」さな「あ、ちがっ…」さな(声に出でた!!)まさら「キス魔…?それはわからないけど、私とこころのキスは挨拶代わりのようなものよ」こころ「あははは…/
いろは「なんだろう?やちよさんってすごく弄りがいがあるって言うか…」さな「すごく可愛いんですよね」いろは「そう!かわいい!」さな「一生懸命お姉さんっぽく頑張ろうとしてるのが逆に可愛くて」いろは「悔しそうにしてるのも可愛くて」さな「それで私達が可愛い可愛い
いろは「う、ううん…?」さな「あ!」いろは「ふぁぁ……はっ?」さな「おはようございます、いろはさん」いろは「お、おはよう、さなちゃん…」いろは「えっと…私、寝坊してる…?」さな「大丈夫です、私もさっき起きたところですから」いろは「そっか、やちよさんは…?
まばゆ「はい、どもども…藍生まばゆです」まばゆ「ん?ふむふむ…どうして突然私が出てきたのか、ですか」まばゆ「そんなの簡単です、今日の日付を見ればわかるでしょう」まばゆ「そう、マミさんの卒業日だからです」まばゆ「どうやらもう卒業の様子すら描写しなくなっちゃ
鶴乃「ういちゃんに関してはもうだいぶ前から察してたし、問題ないよ」やちよ「え?ういちゃん?」鶴乃「ういちゃんってちょくちょくわたしの家に泊まりに来てたでしょ?」やちよ「ええ、フェリシアに付き添って…」鶴乃「あれ、ういちゃんとフェリシアが3人に気を使ってた
鶴乃「んー…ししょー、ちょっと向こうで話そ?」やちよ「え?」さな「あ、私いろはさんが起きるまで待ってますね」鶴乃「うん、もうすぐ朝ご飯できるからお腹空いたら降りてきなよ」さな「わかりました」鶴乃「んじゃ、わたしの部屋に行こっか」やちよ「え、ええ」鶴乃の部
鶴乃「ほら、わたしってしょっちゅうみかづき荘に来るとは言え毎日来るわけじゃないでしょ?」やちよ「ほとんど毎日来ているようなものだけどね」さな「フェリシアさんに会わなきなですもんね」鶴乃「うんまあそうなんだけどー…」鶴乃「フェリシアを助けるためでもあるんだ
やちよの部屋鶴乃「ってことで様子見に来たけど…」いろは「すやすや」さな「すぅすぅ」鶴乃「二人ともすっごくいい顔して寝てる、ザ・幸せ!って感じだね」鶴乃「でもって」やちよ「しくしく…」鶴乃「やちよー、いつまで泣いてるの?」やちよ「つるの……」鶴乃「なんとな
やちよの部屋フェリシア「やちよー、起きてるかー」ドンドンフェリシア「やちよー」フェリシア「まだ寝てんのか?入るぞー」いろは「すやすや」さな「すぅすぅ」フェリシア「あ、やっぱいろはとさなここにいたのか」フェリシア「あれ?やちよどこいった? 」フェリシア「うわぁ
ガチャガチャまどか「うん?」うい「あ、フェリシアさんかな?」フェリシア「おっす、オレフェリシア」鶴乃「おっはよー!」うい「おはよう」まどか「おはよう、おじゃましてます」ほむら「どうも」フェリシア「あれ?いろは達は?」うい「まだ眠ってると思う」鶴乃「え?珍しい
翌朝うい「むにゃむにゃ……うぃ〜…」うい「あ、あれ…?もう朝ぁ…?」うい「……あ!?眠っちゃってた!?」うい「あ、あれからどうなったんだろう…?」うい「えっと…わたしの部屋…わたししかいないよね?」うい「まさらさんとこころさんはどこにいるんだろう…?」う
ほむら「やはり記憶がどうしても曖昧になってしまう…私の話はこのあたりにしておしましょう」まどか「えー?」ほむら「そもそも、私が本来の暁美ほむらに戻った場合、あなたが私のことを覚えている保証はどこにもないわ」まどか「それは…そうかもしれないけど…」ほむら「
まどか「何か…?」ほむら「……何かがひっかかる…一体何を…?」ほむら「私の知る魔法少女はそう多くはない…」ほむら「でも…これは…?」まどか「ほんとに大丈夫…?」ほむら「ええ、心配はいらないわ。ただ…何かを忘れているような気がして…」ほむら「………緑……?
ほむら「……まぁ…その…」ほむら「一言だけ言うなら…まどかは私にとって、唯一の友だち…」まどか「…!」ほむら「…とだけ伝えておくわ」まどか「唯一…」まどか「さやかちゃん達は…?」ほむら「私は美樹さやかとは致命的にそりが合わない、仲良くなれないわ」まどか「
まどか「例え世界が違くても、見た目が違くても、性格が違くても」まどか「それでもやっぱり、ほむらちゃんはほむらちゃんだよ」ほむら「……なぜそう思うの?」まどか「わかるもん」ほむら「なんで…」まどか「わたし、ほむらちゃんが転校して来てほとんど毎日あってるんだ
まどか「…あのね?たしかにほむらちゃんの言うとおり、今まででわたしが信頼してしたほむらちゃんと」まどか「今目の前にいるほむらちゃんは違うほむらちゃんなのかもしれないけど…」ほむら「…ええ、だから早く元に戻さないと」まどか「でも、やっぱりほむらちゃんはほむ
いろはの部屋まどか「みんなすごく幸せそうだったね」ほむら「…、ええ、まぁ、そうね…」まどか「あれ?ほむらちゃんは面白くなかった?」ほむら「いえ別に、面白くないわけじゃないわ」ほむら「ただ…あまりにも私の知っている世界と違いすぎて……」まどか「……そんなに
やちよ「ええと…流石にもう遅いし、明日も予定があるのだから」やちよ「とりあえず今日のところはもう眠りましょう?」いろは「……」さな「……」やちよ「な、なに…?」いろは「私達、ついさっき恋人になったばかりですよ?」さな「なのにもう眠ろうは流石になくないです
さな「むぅ……」やちよ「え、どうしたの?」いろは「今のはやちよさんが悪いです」やちよ「へ?な、なんで??」さな「やちよさん、あなたの恋人は誰ですか?」やちよ「え…さなといろは…だけど…」さな「ですよね?ならそこは“私とさな”か“いろはとさな”」さな「そし
「そ、そんなにあの時点で強かったんだ…」まさら「あの頃の神浜でスズネと真正面から1対1でやりあえるのは、やちよさん、みふゆさん、十七夜さん…くらいじゃないかしら」やちよ「あの頃のみふゆは絶不調だったし、私も荒れてたから…怪しいわ。十七夜はともかく」こころ「
いろは「きっと、私達のように本当は両想いなのに、自信がなくて片想いし続けてる魔法少女は少なくないはず…」ほむら「…」いろは「それに、恋人までにはなれたとしても将来を誓い合うのはまた別の問題…」いろは「だから、未来に不安を持つ魔法少女は少なくないんです…恋
まどか「ほむらちゃんほむらちゃん」ほむら「なに?」まどか「今日ってすごいね!」まどか「まさらさんとこころさんがプロポーズして」まどか「いろはちゃんとやちよさんとさなちゃんが三人で恋人になったんだもんね」ほむら「…そうね、たしかに凄い日だとは思うわ」ほむら
まどか「気のせい?」ほむら「いえ、ふと巴マミ以外にも魔法少女がいたような気がしたのだけど…」ほむら「そんなことなかったわ」まどか「…?だよね?わたし達の周りだと…」まどか「わたし、ほむらちゃん、さやかちゃん、杏子ちゃん、それから…マミさん、それになぎさち
ほむら「それにしても…神浜は進んでいるのね」やちよ「進む?」ほむら「少なくとも、私が把握している限りでは見滝原や風見野であなた達のような魔法少女同士のカップルは見かけなかったわ」ほむら「……まぁ、そうなりそうな雰囲気の魔法少女は見たこともあるけれど」ここ
こころ「うぅ…それだと、私公衆の前でまさらにベタベタしてる変な子だよ」こころ「外では大人しくしてるのに…」こころ「私、そんなにまさらまさら言ってないよ?」いろは「……」まどか「……」やちよ「……」ほむら「……」さな「……」こころ「あ、あれ…?」やちよ「粟
こころ「全…員……?」まさら「ええ」いろは「あはは…」やちよ「やはり見せつけてくるわね」さな「負けてられませんね…!」まどか「わぁ…!」ほむら「流石ね…」こころ「えっ?!み、みんないる!?な、なんでー!?」まさら「あなたが私の手を離して大声だすから…」こ
こころ『〜っ////』まさら『………』こころ『…////』こころ『…?』まさら『……こころ?』こころ『っ…!////』パッまさら『あっ!』こころ「そっ…!その…っ…!」こころ「す…」こころ「好き!!!!」まさら「!」こころ「ご、ごめん…急にまともな二回目のプロポーズさ
まさら『……今日は特別な日なのだし』まさら『こころ。改めて…あなたに私の言葉を聞いてほしい』こころ『!…もうプロポーズしてくれたよ?』まさら『ええ、でも…もう一度しっかりと伝えておきたいから』こころ『そっか…わかった!うん、聞くね』こころ『きちんと心にし
まさら『……そんなに私って口数が少ない?』こころ『うん、そりゃまぁ昔に比べればすごく多くはなったけど』こころ『まさらって元々無口だったからさ』まさら『……そうなのね』こころ『あ…嫌だった?』まさら『いえ、別に嫌なわけじゃない』まさら『ただ…私は口には出せ
まさら『………』こころ『ん?まさら?』まさら『…改めて思うのだけど』こころ『うん』まさら『結婚って、人生を最後まで添い遂げるパートナーになるのよね?』こころ『うん、そうだね。まぁ…全員が全員そうじゃないけどさ』こころ『家の両親とかは、ほら…』まさら『!…
こころ『私達ってほぼ最初からお互い名前の呼び捨てだよね』まさら『まあ、そうね』こころ『どうする?これからもずっと呼び捨てのままでいく?』まさら『こころはどうしたい?』こころ『うーん、たしかに人生のパートナーになるんだし、ちょっと変化は欲しいかも』まさら『
いろは「さ、さなちゃん!しっかり!」さな「はっ…あ、危ないところでした…」さな「やっぱり、いろはさんはすごいですね」やちよ「い、いろはは強すぎるのよ…」いろは「そ、そうなんでしょうか…?」さな「なんでしょうね…?いろはさんにはかなわないなぁ…」いろは「別
やちよ「ええと…呼び方を変えて欲しいの…?」さな「変えて欲しいと言うよりは…変化が欲しい、感じでしょうか?」いろは「たしかに新鮮そうだもんね」やちよ「でも、恋人なら尚更呼び捨てがしっくりくる気がするのよね」いろは「あ、ならやちよさんも呼び捨てが良いですか
こころ『巡り巡って…かぁ』こころ『ねぇ、まさら』まさら『なに?』こころ『まさらは運命…って、あると思う?』まさら『…どうかしら?物事は偶然の積み重ねだと思う』こころ『あはは…やっぱそうだよね』まさら『私とこころだって、偶然の積み重ねで今があると思うわ』こ
こころ『私…少なからず自分は家庭環境恵まれてないな…って思ってきたの』まさら『…こころ』こころ『もちろん、今はそんなことないよ?』こころ『でも、やっぱり…仲の良さそうな家族を見ると…』こころ『私の心の中で黒い何かが渦巻く感じがして…』こころ『けど…それで
さな「今だと、私は“いろはさん”“やちよさん”」さな「いろはさんは“やちよさん”“さなちゃん”」さな「やちよさんは“いろは”、ずーっと“二葉さん”からのやーっと“さな”」やちよ「うぐっ」さな「じゃないですか」いろは「あ、ここにいる時だけでも呼び方を変えて
いろは「そうだね、せめてここだけでも…」いろは「中学生とか、大学生とか」いろは「マギアレコードとか、透明人間とか」いろは「元アイドルとか、現役モデルとか」いろは「そう言うのはなしで、素でいこうね」やちよ「ええ、そうね。ただ…」やちよ「なんかそう言われると
いろは「つまり、自分一人だけ大学生だから、大人だからって」いろは「気負わないで欲しいってことです」やちよ「!」さな「もちろん、年齢や立場の違いはどうしてもありますけど…」さな「せめて、みかづき荘…私達の家でくらいは」さな「年齢や立場なんて忘れて、素の私達
やちよ「3人が3人とも相思相愛なんて奇跡に近いと思うわ」いろは「そうですね…!」さな「なんだか夢のようです…」やちよ「私も夢見心地よ?でも、夢じゃなくて現実にしないといけないわ」やちよ「もちろん現実に問題はつきものよ…」やちよ「いろはとさなは中学生同士だか
いろは「よかった…本当によかった…」いろは「私達3人とも同じこと考えてて…同じことで悩んでたんだ…!」さな「まぁ…やっぱり、3人で付き合うだなんて褒められたことではないですし…」さな「色々と問題もあるとは思います…」さな「でも…それでも、私はいろはさんとや
やちよ「それを言うなら私もよ…」いろは「やちよさん…」やちよ「そもそも私は、みんなを家族から託されたようなものよ」やちよ「いろはは実際にご両親に挨拶したけれど」やちよ「さなとフェリシアはそうじゃないわ…」さな「……」やちよ「フェリシアはまだしも、さなに関
さな「私…私っ…ずっと、ずっと…ずーっと…」さな「いろはさんのことが好きでした…」いろは「さなちゃん…!」さな「でも…いろはさんにお似合いなのは…どう考えても、やちよさんで…」さな「やちよさんがいろはさんのことを好きなのも…明白だったから……」さな「だか
やちよ「いろは…」ギュゥゥ……さな「いろはさん…」ギュゥゥ……いろは「!!!」いろは「えっ…あ、あぁ…!」やちよ「ありがとう…いろは…ありがとう…」さな「ありがとうございます…」いろは「じゃ、じゃあ…い、良い…の…?」やちよ「うん…!」さな「はい…!」いろは「
いろは「っ〜…!」いろは(言っちゃった…ついに言っちゃった…!)いろは(私、おかしなこと言わなかったかな…?)いろは(やちよさんともさなちゃんとも恋人になりたいって…普通ならおかしなことかもしれないけど…)いろは(でも、やっぱりどっちかなんて決められない
いろは「女の子同士で恋人になることは、そこまで珍しくないと思うし」いろは「まさらさんとこころさんのように、将来を誓い合うカップルだっている」いろは「だから、私は女の子同士の恋も良いと思ってた」いろは「けど…3人で恋人になることは、やっぱり二股みたいで良くな
やちよ「い、いろは…?」さな「なっ…え…?」いろは「私、やちよさんのことも、さなちゃんのことも」いろは「心から愛してます」やちよ「…!!」さな「…!!」いろは「鶴乃ちゃん、フェリシアちゃん、それにうい」いろは「ももこさんにレナちゃんにかえでちゃん、他にも
いろは「わ…わた…!」やちよ「綿…?」いろは「ち、ちがっ…そうじゃなくて…」いろは「わたしっ…私っ……は……」いろは「私っ…!!」さな「いろはさん…?」いろは「……すーー………はーーー……」いろは「…………」いろは「……やちよさんっ…!!」やちよ「いろは
さな(やちよさん、ナイス…!)さな(これなら先に私達の話をきりだせるはず…!)やちよ(遮るようで悪いけど、今だけは許して…いろは)やちよ「私達の未来に関わる大切な話なのよ、聞いてくれる…?」いろは「………待ってください」やちよ「え?」いろは「大切な話はも
やちよ「……はっ?!」さな「い、意識が一瞬…飛んだ…?」いろは「だ、大丈夫ですか!?」やちよ「え、ええ…大丈夫よ…」さな「いろはさんが天使過ぎて一瞬召されかけただけです」いろは「んん?どういうこと…?」さな「あ。いえ、こちらの話です」やちよ「いろはは天使
やちよ「だからこそ、今回ばかりは私とさなで先手を打たないと取り返しのつかないことになってしまうわ」さな「はい、ですのでいろはさんが何か話し出す前に私達二人で切り出しましょう」やちよ「決まりね」さな「はい!」やちよ「ー!いろはがこっちに来るわ」さな「ごく…
さな「そもそも…まさらさんとこころさんはプロポーズ成功したばかりのカップル…」さな「その二人と話すことなんて…絶対に恋話ですよね…!?」やちよ「そうとしか思えないわ……」さな「い、いろはさんが恋話…ど、どうしよう…」やちよ「わ、私達のことも話したのかしら
やちよ『さ、さ、さな!さな!さな!』さな『おおおおおちつつつつつ』いろは「え、えっと……やちよさん?さなちゃん…?」さな「ひゃあ!!」やちよ「な、なにかしら?!」いろは「だ、大丈夫…?明らかに様子が変だけど……」やちよ「だ…大丈夫!大丈夫よ!?ねぇ?」さ
さな「やちよさん、本当に大丈夫ですか?」やちよ「……大丈夫、もう大丈夫よ」さな「じゃあ、今からいろはさんの部屋に突撃しますよ…?」やちよ「ぅ…!ま、まって!まだ心の準備が…」やちよ「人生を大きく変える瞬間がすぐそこにあると思うと……」さな「それは…そうで
やちよ「でも、いろはに二人揃って恋人になれなければ…」さな「はい、例え私とやちよさんが相思相愛だとしても私も破局です」やちよ「…………」さな「それがどうかしましたか?」やちよ「いや…誰かと相思相愛だなんて、生まれて初めてだから……」さな「私も初めてです」
こころ「よく言えました!」まさら「後はいつ告白するべきかね」こころ「やっぱり善は急げじゃない?」まさら「ええ、という事で…この後行ける?」いろは「え?今からですか!?」まさら「ええ」いろは「で、でももう遅いし…明日にしようかな…」 こころ「そうこうしてる
いろは「やちよさんとさなちゃん…二人に告白……」いろは「ほ、本当に大丈夫なのかな…?」まさら「逆に聞くけど、あなたは私達にどう答えて欲しかったの?」いろは「え?」まさら「わざわざあいみを出してまで私達3人でどうするかを聞いてきたのはあなたよ」まさら「なら、
いろは「そ、それは…!」いろは「みんなを助けたいってがむしゃらにやった結果で……!」まさら「恋もがむしゃらよ」こころ「ほう」いろは「!!」まさら「私だってどうすれば良いのかわからないことだらけよ」まさら「互いの両親に付き合っていることは知られているけど」
まさら「結局、私やこころの意見ではなく、自分の気持ちに従うべきよ」いろは「!」まさら「私は私のこれまでの経験の結果、こころに恋をした」まさら「あなたの場合はそれが二人なのでしょう?」いろは「……はい」こころ「なら、思い切って二人に告白するべきだよ!」いろ
まさら「あなた達みかづき荘の絆は私達でもよく知っている」まさら「それに、あなた達の関係性にどのような変化があるとしても」まさら「おそらく、大多数の魔法少女は応援すると思うわ」いろは「!…」こころ「いろはちゃんが悩む理由はわかるけど…」こころ「でも、一番大
こころ「もし、私達が二人ともあいみのことも愛してたら」こころ「まさらはどうする?」まさら「本当に三人ともお互いのことを心から愛しているのであれば」まさら「その場合は三人で恋人になれば良いと思う」いろは「!!」こころ「だよね?私も同じかな?」こころ「本当は
まさら「私とこころ、そしてあいみがそれぞれを愛している三角関係…だったら、どうするのか」まさら「それを聞きたいのね?」いろは「は、はい…変な質問なのはわかってるんですけど……」こころ「うーん、あいみのことそう言うふうに見たことないけど…」こころ「でも、聞
いろは「……………」うい「お姉ちゃん…?」いろは「ごめんね、うい…お姉ちゃん、ちょっと話を聞いてくるね」うい「え?……うん、がんばってね」いろは(やっぱりここは、実際に恋人がいる二人の意見を聞くのが一番…だよね?)ういの部屋いろは「あ、あのっ…まさらさん
いろは(う、ういが…灯花ちゃんとねむちゃんに恋をしてた…?)いろは(ういが恋を…?!)いろは(まだ小学生なのに……?)いろは(……で、でも…あかりちゃんのように小学生でも恋をする子はいる…)いろは(けどまさか…ういが……?)いろは(……ううん…でも…考え
いろは「え…?うい…?」うい「まだわたしは子どもだから…恋いとかよくわからないけど…」うい「でも!わたしは灯花ちゃんとねむちゃんが好きだよ」いろは「で、でもその好きは…その…ち、違うんじゃないかな…?」うい「わたしはお姉ちゃんも好きだよ」いろは「っ?!え
今までありがとう ※この記事は災害・事故・病気など何らかの事情により、管理人がブログの更新を不能になった翌月の1日に自動で投稿されます。普通に前日にブログやTwitterを更新している場合はただのミス投稿です。※その為、管理人は音信不通となっており、この
うい「どうして3人じゃ駄目なの?」いろは「だ、だって恋人は二人一組だよ?」うい「うーん、でもヒストリアで見てきたたくさんの魔法少女の中には3人以上もいたような…一ぷ多妻?」いろは「う、うい?!そこまで見てたの?」うい「灯花ちゃんもねむちゃんも興味津々なんだ
いろは(ど…どうしよう…私…ういをつきとばしちゃった……)いろは(お姉ちゃん失格だよ……)いろは(でもなんで私…そんなことを……)いろは(……ういのファーストキスを大事にしてほしいのもあるけど…)いろは(私…私自身のファーストキスを……?)いろは(ああ…
いろは(ああ…駄目…駄目駄目…ずっと頭の中にやちよさんとさなちゃんが……)やちよ《いろは…きて…》さな《いろはさん…好きです…》いろは「っ〜!!////」いろは(ダメダメ!だめだよ!私何考えてるの〜!!)いろは(やちよさんもさなちゃんも、ういと同じで大切な家
いろはの部屋いろは「はぁ………」うい「お姉ちゃん、大丈夫?」いろは「う、うん…大丈夫……」うい「ほんとかな?」いろは「お姉ちゃんはその…だ、大丈夫だから…」いろは「ういは部屋に戻っていいよ…?」うい「駄目だよ、明らかにお姉ちゃんいつもと違うもん」いろは「
やちよ「私とさなで、いろはに3人で恋人になりたいと告白する」やちよ「それで、いろはが少しでも嫌そうな素振りを見せたら…わかるわね?」さな「…その時は、私はいろはさんとも、やちよさんとも付き合わない」やちよ「そう…いろはともさなとも付き合わない、この恋は諦め
やちよ「世間一般で考えれば、恋人は二人一組よ」やちよ「でも…絶対に二人一組でなければならない…なんてことはないはず…」やちよ「もちろん二股は別よ」やちよ「ようやく決心がついたわ、私はいろはもさなも愛してる」さな「やちよさん…!」やちよ「いろはとさながくっ
さな「私はいろはさんじゃないし、やちよさんもいろはさんじゃない…」さな「でも…」さな「ある意味、私はやちよさんだったのかも」やちよ「え?」さな「あの時のやちよさんは…私のifだったと思うんです」やちよ「!」さな「きっと…やちよさんがああならなければ、私が暴
さな「あれは…私がフェリシアさんと鶴乃さんにお願いしたんです」やちよ「え?」さな「いろはさんを失ってからのやちよさんは…かなり無理してて」さな「誰がどう見てもはっきりわかるくらい、憔悴しきってました…」やちよ「…やっぱり、そうなのね…」やちよ「あれでも平
やちよ「遠くに進んでいくいろはの魔力を感じることはできたけど…」やちよ「時女さん…紅晴さん…藍家さん…氷室さん…」やちよ「彼女たちの魔力を感じ取れなくなって…」やちよ「鶴乃とフェリシアの姿も見えなくなって…」やちよ「私の視界には魔女化した粟根さん達で埋め
やちよ「私は…ずっとさなのことをさなと呼びたかった」さな「!…」やちよ「本当はね?さながマギウスとの決戦のときにいろはを救い出してくれた時に言おうと思ったの」さな「えっ」やちよ「けど…あの時はみふゆや…いろんなことがあって…」やちよ「結局言い出せないまま
やちよ「さな……」さな「……私、ずっと…ずーっと待ってた言葉があるんです」やちよ「待ってた言葉…?」さな「“さな”」やちよ「…!」さな「…やちよさん、私だけずっと苗字読みだったから」やちよ「ご、ごめんなさい…それは…その、た、タイミングが…なくて……」さ
さな「それに比べれば私は脇役で、ただの普通の魔法少女です」やちよ「な…そんなことないわ!」さな「ふふ、ありがとうございます。でも実際そうですよ」さな「と言うよりかは、いろはさんとやちよさんが色々と凄すぎるんです」やちよ「どうかしら…私だって、別に…普通よ
さな「やちよさんは強すぎるんです」やちよ「え?いや、別にそんなことは…」さな「やちよさん、いろはさんって凄く特別な魔法少女…そう思いませんか?」やちよ「ええ、それはよくわかるわ…」やちよ「いろはだって普通の女の子なのに…でも、彼女は特別な魔法少女になって
さな「私にとってのいろはさんは…まるで天使のようで…」さな「本当に、私の希望そのものが形になってくれたような存在でした」やちよ「!!…わかる…わかるわ」さな「だから黒江さんの気持ちもわかるんです…憧れの存在…」さな「恋人になりたいとか…そう言うのじゃなく
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まどか「あれ?」ほむら「どうしたの?」まどか「いま、なぎさちゃんと杏子ちゃんがいた、ような…」ほむら「え?」まどか「あっ、ほら!」ほむら「!…たしかにあの二人ね、と言うことは巴マミや美樹さやかも近くにいるはず…」まどか「もしかして朝1でこっちに?」ほむら
??「あっ、えっ、あっあっ」まばゆ「…?」まばゆ(ど、どうしてこの子こんなにテンパって…)まばゆ(あれ、でもどこかで既視感が…)まばゆ(……この相手の目を見て話せず…)まばゆ(しかも自分の言葉も口にだせず…)まばゆ(どうしたらいいのかわからなくてずっと“
まさら「あの」まばゆ「は、はいっ!?」こころ「お、お会計……」まばゆ「あ…!は、はい!ただいまっ!!」まばゆ(うう…変なこと考えてしまった…)まばゆ(なんで好きな女の子のタイプなんかを……)まばゆ(……ここって妙に女の子同士で仲良さそうな光景を見るし…)
まどか「あれ?ほむらちゃんほむらちゃん」ほむら「なに?」まどか「あそこ、人だかりができてるよ」ほむら「本当ね、何かしら?」まどか「何か光ってる?」ほむら「え?そう?」まどか「うーん、よく見えないね」ほむら「そうね…ところで、あの二人はどこに行ったのかしら
こころ「うーん、どれも美味しそうで悩むなぁ」まさら「もうここで決めていいわよね」こころ「うん!初めて見るお店だし、きっとみんなも喜ぶよ」まさら「確かに見ないお店だものね、期間限定かしら」まばゆ「あぁ、ええと、そうなんです。出張販売ってやつでして」まばゆ「
まさら「ん…?」こころ「どうしたの?」まさら「見かけないお店ね…」こころ「出張販売かな?」まさら「ケーキ屋ね」こころ「ね、見てみようよ」まばゆ「……」まばゆ(わー…見るからに“私達幸せです!”って感じのカップルだ)まばゆ(って言うか二人とも女の子だよね?
まどか「んー、ほむらちゃん何が食べたい?」ほむら「まどかが食べたいものを選びなさい」まどか「うーん、でもわたし好みが子どもっぽいって言われるから…」ほむら「味の好みに年齢なんて関係ないわ」まどか「そ、そうなのかな?」ほむら「ええ」まどか「ほむらちゃんは何
マミ「……はぁ」マミ(思わず話しかけてしまったけど…愛生さん、明らかに言葉に詰まってた…)マミ(そうよね…私、クラスの中でもかなり浮いた存在だもの……)マミ(特に…あの事件があってから……)マミ(鹿目さん達やなぎさちゃんが側にいてくれる時は気にならないけ
まばゆ(思えば、巴さんってこの年齢で天涯孤独なんですもんね)まばゆ(私には咲笑さんがいてくれますが、巴さんには何も……)まばゆ(巴さんの行方不明事件に関しては、なんやかんやで巴さんの家出?みたいな形になってるんですよね)まばゆ(誘拐されたわけでもなさそう
マミ「それにしても…愛生さん、その制服とても似合っているわ」まばゆ「あ、ほんとですか!?ありがとうございます!」マミ「どこかで見たような……」まばゆ「これはお店の制服でして……って、あ!!」マミ「?」まばゆ「あの、これはその!ば、バイトとかじゃないですよ
まばゆ(そう、巴さんは私達のクラスきっての美人!マドンナ!)まばゆ(と言うか私達の学年で一番なのでは…?)まばゆ(他に候補だと…最近見かけませんが、たしか…呉…?さん?もすごく美人だったような気はしますけど)まばゆ(けどまぁ、私は端っこの方で見てただけだし、話し
???「…………」マミ「………」???(ど、どうしよう…巴さんってクラスメイトだけどろくに話したことないし…)???(フレンドリーに話しかけるのは絶対馴れ馴れしいと思われるはず…!)???(けどよそよそしいとそれはそれで面倒なことになる気がする…!)???(わー
マミ「わぁ…!とても美味しそうですね」???「そうですか?ありがとうございます、へへ…」なぎさ「なぎさの鼻を信じるのです、ここのチーズケーキは絶品なのです!」???「お、よくわかりましたね。チーズケーキも自信作のひとつなんです」マミ「それじゃあチーズケー
さやか「この辺なら色々売ってるだろうし、まだ朝だからお客さんもそんなにいないはず」 さやか「せっかくのお祝いなんだし、あたしもお金だしますから良いのを買いましょう、マミさん!」マミ「美樹さん…ありがとう」杏子「っても何買うんだ?まさら達が好きなもんあった
その頃神浜某駅マミ「ついたわね」なぎさ「久しぶりの神浜なのです!」杏子「別にアタシは来なくても良かったんじゃねーか?」さやか「あんただってこころちゃん達にお世話になったことあるんだし」さやか「二人の婚約祝いくらいしてあげなきゃ駄目でしょーが」杏子「世話に
うい「みんな恋人ができて羨ましいなぁ」いろは「え!?」うい「だって、お姉ちゃんとやちよさんとさなさん」うい「鶴乃さんとフェリシアさん」うい「みかづき荘だとわたしだけ一人だもん」いろは「そ、そうだけど…ういもお姉ちゃんの背中を押してくれたよね…?」うい「う
しばらくして…いろは「と言うことで、私達恋人になりました!」まどか「おめでとう!」ほむら「おめでとう」鶴乃「おめでとう!!」うい「良かったね、お姉ちゃん!」いろは「うんっ!」フェリシア「なー鶴乃」鶴乃「ん?」フェリシア「オレと鶴乃も…こ、恋人…?なんだよ
さな「あの…どうかしましたか?」まさら「同じ透明化使いとして…どうにかあなたの透明化を無くせないか、と思ったのだけど…」さな「私の透明化を…」こころ「そうすれば、家族とも話し合いできるだろうし」さな「んー……」さな「その、お気持ちは嬉しいんですけど…私、
さな「そう言えば…お二人はよくこうやって一緒に眠っているんですか?」まさら「流石に毎日ではないけれど…」 こころ「少なくとも次の日が休みなら絶対どっちかの部屋に泊まるし」こころ「学校の日でも、割とそのまま泊まっちゃうパターン多いよね」さな「やっぱりそうな
さな「まさらさんが透明化を維持できないくらいの刺激…ってことなんですよね」まさら「…ま…まぁ……」さな「それはすごそう……」こころ「あ、そっか!さなちゃんも透明化の魔法使えるからまさらの気持ちわかるんだ?」さな「はい、と言っても私とまさらさんの魔法は似て
こころ「くぅっっっ…!!」樹里「ぐっ…!もう無理だ!下がれ!!」すなお「これ以上はあなたでも耐えられませんっ!!」こころ「大丈夫…!あと少しで…まさら達が…!!」こころ「やぁぁぁぁっ!!!」アレクサンドラ「っ…!す、すごいガードです…!」まさら「こころ…
まさら「……」ジーーこころ「ん?」こころ(まさら、さっきからずっと私のお弁当見てるような…?)まさら「……」ジーーこころ「んと…食べる?」まさら「!」こころ「あ、違った?なんか見られてたような気がして…」まさら「ええ、見ていたわ。丁寧に作っていて偉いと思ったの
樹里「ぐぁぁぁっ!!」すなお「大庭さんっ!きゃぁっ!!」こころ「二人とも…!後は私がっ!」樹里「ふざけんな…!お前にカッコいいとこ持ってかれてたまるかよ……っう…!」すなお「で、ですが…もうこれ以上は……」樹里「クソっ……動けよ…!」こころ「大丈夫!絶対
屋上こころ「わぁ…!」まさら「?どうしたの?」こころ「いや、なんかね?屋上でお昼食べるの初めてだなぁって」まさら「……言われてみれば私もそうね」まさら「屋上は校庭みないなものだから」こころ「だね、体育とかでいつも使ってるけど、お昼はなんか特別に感じるかも
フェリシア『とにかくやるしかねぇよ!』まさら「そうね…理屈を考えていられる状況じゃないわ…」さな「で、でも…どうするんですか?」鶴乃『なんとかまさらちゃんとさなの魔法を当てることができれば……』静香「お待たせ!みんなの魔力をかき集めてきたわ!」結菜「環さ
あいみ「………」ポカーンあいみ(えっ…そこにいるのって加賀見さん…だよね…?)あいみ(加賀見さんが誰かとずっと話してるとこ…初めて見たかも)あいみ(加賀見さんって話せるんだ…??)あいみ(いや!そりゃ加賀見さんもたぶん人間のはずだから喋るだろうけど!!)あいみ(加賀
まさら「はぁ……はぁ……」うい「ま、まさらさん…大丈夫?」まさら「大丈夫…少し疲れただけよ」うい「……ごめんなさい…まさらさんはお姉ちゃん達の分までずっと戦ってくれてるのに…」まさら「いいえ…この戦い自体、私達が原因のひとつ…責任は取らないと…」うい「責
お昼中央学園高等部こころ「うう〜」こころ(同じ学校なのに、高等部ってだけで全然違う学校に感じる…!)こころ(なんかみんなすごく年上に感じるなぁ…)こころ(えっと…まさらの教室は……)こころ「あった!」こころ(いるかな…?)こころ「!!」まさら「……」キラキラこころ「
結菜「なやんでる時間はないわぁ…!」静香「そうね…もうできることは全速力でしなきゃ!」結菜「樹里…最後の時間稼ぎは任せたわよぉ…!」樹里「任せろ!!90秒は持たせてやる!!」ひかる「こんな時もウェルダンっすか!?」静香「90秒…この状況ではかなりの時間よ、す
こころ「今度の休み、朝からでも大丈夫?」まさら「ええ、別に…問題ない」こころ「ほんと?やった!」まさら「けど朝から私と一緒にいるなんて、拷問だと思う」こころ「拷問??なんで??」まさら「だから、私と一緒にい続けるのはすごくつまらないと思うから」こころ「な
まさら「みんなはもう立ってるのがやっと…ここで私達まで倒れたら、もう守りが…!」こころ「うん…!最後の力を振り絞るよ…!!」こころ「く…ぅ…!!」まさら「こころ…!耐えてっ…!!」こころ「うんっ…!!」まさら「私の全てをあなたに捧げる…!」うい「まさらさ
数時間後こころ「…………………」こころ「…………………」こころ「……………眠れない」こころ(あれから体の震えが止まらない……)こころ(死…今まで真剣に考えてなかった……)こころ(なんとなく…魔女との戦いで…死ぬ…そんな予感はしてたけど……)こころ(まだ先の話だと
いろは「もし本当にワルプルギスと鏡の魔女だとしても…」いろは「姿が見えないのはどうしてなの…?」鶴乃『そこなんだよね…わたしが知る限りではワルプルギスに消える能力はなかったはず』やちよ「鏡の魔女は逃した後、足取りがつかなかった…だからどんな能力があるのか
こころの母「だからね…こんなお母さんでも、こころちゃんのことが本当に心配なの」こころの母「それはお父さんも同じよ」こころ「!…」こころの母「こころちゃんが何をしているのか…無理には聞かないけど…でもこれだけは約束して」こころ「約束…?」こころの母「自分自
鶴乃『ずっと疑問だった…結界を貼らずにこれだけの魔女が現れる理由…』鶴乃『結界がなくても活動できる魔女なんて、ほんのごく一部しかいない』鶴乃『にも関わらず、これだけの魔女がいたる所で暴れてる……』さな「そうです…普通じゃありえない…」やちよ「仮に結界なく
こころの母「本当はこころちゃんを連れて出て行きたかった…」こころ「!?」こころの母「でもね…元々…お母さんはお母さんである自信がなかったの…」こころの母「きっと、こころちゃんを連れ出したとしても…こころちゃんをしっかり育て上げられる自信もなかった…」ここ
鶴乃『やちよ…いろはちゃん…』フェリシア『へへ…そうだよな、オレ達はこれからはやちよの中で一緒になるんだもんな…!』うい「そ、そうだよ…!これからも一緒だよ!」さな「く…!うぅ…!」結菜「ここは私達に任せて、あなたは行きなさぁい…!」静香「ええ…!もう十
こころ「私が家を出るのは……用事が…」こころの母「そんな毎晩用事はないでしょ…?」こころ「ぅ…で、でも、本当に用事があるの…!しなきゃいけないことが……」こころの母「…なら、話せる?」こころ「それは……ごめん……言えない……」こころの母「!!…ほら…やっ
旭「準備はできたでありますな?」まさら「ええ、大丈夫。いける…!」こころ「私も大丈夫だよ!」いろは「それじゃあ、はじめてください!」まさら「こころ…!」こころ「まさら…!」ギュッ………まさら「私達の心を…」こころ「ひとつに……!」カッッッッッッあやめ「よし!成功だ
やちよ「いろは…」いろは「やちよさん…やりましょう…!」やちよ「………そう…ね…そうよね…」やちよ「やらなきゃいけないわよね……」うい「お姉ちゃん…やちよさん…」さな「っ……」さな(二人ともかなり疲弊してる…でも、それはここにいる全員がそう……)さな(このま