奥山景布子「葵の残葉」
文藝春秋2017年12月第1刷発行296頁徳川傍系である高須松平家に生まれた四人の男子次男、徳川慶勝、尾張藩14代、17代藩主五男、徳川茂栄、美濃国高須藩11代藩主、尾張藩15代藩主、徳川一橋家10代当主六男、松平容保、陸奥国会津藩9代藩主、京都守護職八男、松平定敬、伊勢国桑名藩4代藩主、京都所司代世に有名な『高須四兄弟』が幕末から維新の動乱の中、維新派と佐幕派とに分れながら歴史を大きく動かしていく様を尾張藩主・徳川慶勝の視点で描きます内容はおよそ知っていることばかりで新鮮さには欠けますが復習、という意味で読んで良かったですただ、尾張藩の内情については知らない方も多いと思いますので興味のある方は是非手に取ってもらえたら、と思います知らなかったこと慶勝は廃藩置県の後、愛知県旧名古屋藩士を困窮から救うため、北...奥山景布子「葵の残葉」
2022/12/31 07:39