キャンパスには、角材とヘルメットの男や女がいて、校門出るとロッキードの旋風が吹き荒れていたあのころ。
いよいよ、1976年であります。 この年2月は、ロッキード献金問題で国会は騒然となりました。 なにしろ、日本の宰相を巻き込んで、片やアメリカのロッキード社との間に、黒いお金のやりとりがあったというのですから。 醒めた日本人のなかには、あの金権体質の田中角栄なら、やりかねんといった思いもありましたが、この問題を徹底的に取材し論証したのがフリーのノンフィクションライターの立花隆であり、彼の書いた「田中角…
2013/07/27 21:12