外来受診時の食後2時間血糖値による高血糖は2型糖尿病患者の全死亡とがん死の予測因子

                 ▽朝日生命成人病研究所の研究グループによると、外来受診時の食後2時間血糖値による食後高血糖は、HbA1c値と無関係に2型糖尿病患者の全死亡とがん死亡(がん死)の予測因子の可能性があるという。▽過去の研究では、食後高血糖は全死亡率と心血管死亡率、心血管疾患の発症率アップ、糖尿病網膜症の進行と関連する可能性が報告されていた。ただ、2型糖尿病患者の食後高血糖とがん死との関連を調べた疫学研究はほとんどなかった。▽研究グループは、日本人の2型糖尿病患者の臨床データを用いた「後ろ向きコホート研究」を実施、外来受診時の食後高血糖がHbA1c値と無関係に全死亡とがん死と関連するかを検討した。死亡時年齢も調査した。 ▽同研究所の付属病院を95-98年に初めて受診し、その後1年以上継続して受診した...外来受診時の食後2時間血糖値による高血糖は2型糖尿病患者の全死亡とがん死の予測因子

高齢女性のセックスレス化の原因はパートナー側にある 米国の女性医学博士が指摘

▽高齢女性がセックスレスになるのは、生物学的要因だけでなく、パートナー(夫など)の死亡や性機能障害、健康不調といったパートナー側に起因する、と医学雑誌『Men＠pause（メノポーズ、更年期障害）』のオンライン版が掲載した。北米閉経学会メディカルディレクターのステファニー・S.フォービオン医学博士らの研究で分かった。▽フォービオン博士らは、英国の卵巣がんスクリーニングの有益性を検討した大規模ランダム化比較試験に参加した閉経後女性4418人（年齢中央値64歳）を分析した。解析は、年1回のスクリーニング開始前の基準時に、性生活に関する質問票調査で、自由記載欄にコメントを記入した女性とした。▽その結果、セックスレスになった理由のトップは、「親密なパートナーの喪失」で44．8％を占めた。その多くは夫との死別だった。別の...高齢女性のセックスレス化の原因はパートナー側にある米国の女性医学博士が指摘

鳥栖市のフレスポ鳥栖にマツキヨの佐賀県1号店 8月10日オープン

▽大手ドラッグストアのマツモトキヨシ(千葉県松戸市)の佐賀県1号店が8月10日、鳥栖市のショッピングセンター「フレスポ鳥栖」に出店する。▽フレスポ鳥栖には、ファーマライズ(東京都中野区)の「薬ヒグチ鳥栖店」が入居していたが、6月19日に閉店、撤退していた。▽マツモトキヨシは、ドラックストア業界5位の売上高で業界7位のココカラファイン(横浜市)に経営統合を申し入れている。ただココカラファインには業界7位のスギ薬局(愛知県大府市)も経営統合を申し入れ、綱引きが続いている。▽ドラッグストア業界は再編が進んでおり、生き残りのカギは安定した収益が望める調剤薬局部門の強化とされる。マツモトキヨシは、大衆薬から成長したドラッグストアで調剤部門は弱いという。▽このためフレスポ鳥栖の店舗は、調剤薬局部門を併設し、調剤薬を求める顧...鳥栖市のフレスポ鳥栖にマツキヨの佐賀県1号店8月10日オープン