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私たちの暮らしを見直すことで動物たちにも平和を。幅広く動物たちのために活動する団体です。

私たちの暮らしを見直すことで動物たちにも平和を。PEACEは、Put an End to Animal Cruelty and Exploitationの略です。幅広く動物たちのために活動する団体です。動物実験・畜産・動物園・殺処分・毛皮などをテーマに扱います。まだまだ新しい団体ですが、ご支援を!

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2013/04/11

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  • 文部科学省が令和6年度の動物実験基本指針等の遵守状況に関する調査結果を公表

    文部科学省が令和6年度の「研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針」等の遵守状況に関する調査結果を公表しました。 「研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針」等の遵守状況に関する令和6年度調査結果 これは、毎年、文科省の所管する施設を対象に行っているもので、動物実験を実施している⼤学等の数は前年の387機関から383機関に減りました。 10年前は426機関ありましたので、着実に減っています。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/experiments/mext-2021questionnairesurvey-animallab.html target=] ただし、内容はほぼ無意味 ただ、この調査自体は、動物実験等を実施している当の機関が回答を書くアンケート調査であり、 適切な審査を⾏っていますか➡「はい」が100% 科学的観点及び動物の愛護の 観点から動物実験等を適切に実施していますか➡「はい」が100% 情報を適切な⽅法により公表していますか➡「公表している」が100% という、ほぼやる意味のないアンケート調査です。誰かが適切かどうかを審査しているわけでも何でもありません。自己申告なので、当然、どこの機関も「はい」と答えます。各機関の動物実験委員会の審査能力は、実際のところ力量に差があると思われますが、承認のハンコを押してさえいれば、適切にやっていると自称できるのです。 情報の公開も、実際に使った動物数をきちんと報告していると感じることはあまりなく、1日当たり飼育数や、ある日時点での飼育数など、実際の使用数を隠蔽するような数字が公開されていることが多いですが、自分たちはそれが適切だと思っているのでしょう。 自己点検も、ネガティブな事象について公表していることはまれで、起きた問題などは書かず、すべて適正だとするような、形式的で意味のないものが公開されているのが普通です。 改善措置を行った機関が49機関 不思議なのですが、「動物実験計画の実施の結果について報告を受け、必要に応じ適正な動物実験等の実施のための改善措置を⾏っていますか」という質問に対し、報告は全機関が行ったと答えていますが、改善措置をとったのは49機関ありました。 改善が必要だったのに、適切な審査や実験が行われたとは、これいかに? 不

  • 野生動物の保護と距離感 朝日新聞「傷ついた背ビレ イルカが⼈にかみつくまで」を読んで

    写真は新屋島水族館のイルカの餌やり体験。世界中の水族館に水槽を納める企業が、日本ではこんなことをやっている。 イルカとの誤った距離感はなぜ 福井県の海水浴場で、野生のミナミハンドウイルカに海水浴客がかみつかれる事例が相次ぎ起こりました。かつては「すずちゃん」という愛称で親しまれたイルカですが、交流が話題になり、観光資源となっていきました。過熱した人との接近が人なれしたイルカを「かみつきイルカ」にしてしまった、その経緯が朝日新聞の7回にわたる連載記事になっていました。すべて有料記事ですが、大変貴重な記録となっていますので、ぜひ読んでみてください。 [blogcard url=https://www.asahi.com/rensai/list.html?id=2332&iref=pc_rensai_article_short_2332_below_bn] 「野⽣動物と⼈とのあるべき『距離』を破ったのは、イルカではなく⼈の⽅だったのかもしれない。」 (第4回「イルカに『すずちゃん』名付け親の後悔 野⽣との『距離』破ったのは」より) 野生のイルカが人への警戒を忘れ、人間のいる環境でえさを得られることを覚えてしまいました。いくらかわいくみえてもイルカは力の強い、体の大きな野生動物です。イルカにとって遊びやコミュニケーションのつもりの甘がみや接触が、人には大けがにつながる場合があります。また、人を恐れないイルカが突然近くにいたとき、コントロールできない動物の存在に海水浴客は恐怖を覚えたようです。 なぜ人々はイルカに触りたがり、乗りたがるのでしょうか。野生動物にはむやみに近づかない、触らない、えさを与えないことが原則です。本来ならば教育機関であるはずの水族館が野生動物との距離感を正しく伝えるべきなのですが、そうはなっていません。これは全国的な問題です。 イルカは人懐っこく、従順でかわいい動物という先入観が、水族館のイルカショーやふれあい、SNSで発信される飼育員になついた姿などにより、植え付けられています。 「イルカに限らず、野⽣動物本来の習性に基づかない動物園や⽔族館の展⽰の在り⽅について、そろそろ本気で⾒直すべきではないだろうか。」 (第5回「⾚ちゃんイルカに乗った遊泳客 戯れが『⽢がみ』被害に変わった瞬間」太⽥匡彦記者のコメントより) 記事に寄せられた太⽥匡彦記者のコメントが的確に問題点を指摘しています。野生動物

  • 令和6年度第2回国際獣疫事務局(WOAH)連絡協議会傍聴 農水省は動物愛護法改正に後ろ向き!

    本日、「令和6年度第2回国際獣疫事務局(WOAH)連絡協議会」が農林水産省で開催されたので、オンラインで傍聴しました。WOAH(World Organization for Animal Health)は、世界の動物衛生の向上を目的とする政府間機関で、以前はOIEと呼ばれていました。いわば、動物版WHO(世界保健機関)であり、世界動物保健機関と呼ぶべきものです。 WOAHは、動物衛生や人獣共通感染症、アニマルウェルフェア、畜産物の生産段階における安全確保に関する国際基準(WOAHコード)を作成しており、今日も、今年9月のWOAHコード委員会報告書で示された 陸生コード改正案等についての国内の有識者の意見交換ということで、開催されました。改正案に対する日本政府の意見や、WOAH側での修正の進捗等について報告があり、章ごとに意見交換をするという形で進みました。 動物の福祉に関しては、一番最後に「第7.1章 アニマルウェルフェアの勧告に関する序論」の改正が取り上げられました。今年9月に3次案が提示されており、2次案に対して日本政府が提出した意見が反映されていたかどうかなどが報告されました。 改正案には、アニマルウェルフェアを考える上で役立つ指標として、従来の「5つの自由」に加え、新たな概念である「5つの領域」を含む内容にすることが決まっています。 「5つの自由」が、動物にとって悪いことをしないという観点に立って作られているのに対し、より積極的に良い状態をつくる観点が必要ではないかということで出てきたのが「5つの領域」の考え方だと農水省も説明していましたが、本当のところを言えば、動物園や畜産業、動物実験の世界では動物を自由にすることはないため、「〇〇からの自由・解放(freedom)」というスローガンは受け入れがたいという背景があって、提唱され始めたものです。 「5つの領域」‘five domains’ とは ・ 栄養 ・ 環境 ・ 健康 ・ 行動 ・ 精神状態 これをWOAHのコードに含めることに対する日本政府のスタンスは、以下の通りだとか。気になったのは赤字にした部分です。 アニマルウェルフェアに関する新たな概念である「5つの領域」の追加及びその他の修正に関して、将来的な他の章の改正も念頭に、我が国の現状及び国際的な情勢を踏まえ、現場に過度な負担が生じないよう適切に意見を反映させる。 国がアニマルウ

  • 日本平動物園が現在の施設でのキリンの飼育は止めると公表 キリンも飼育を止めていくべき種

    次々キリンを死なせてきた静岡市立日本平動物園が英断 現在の飼育舎でのキリンの飼育は止める 2022年10月にオスの「ダイヤ」が死亡してからキリンを飼育していなかった静岡市立日本平動物園ですが、今年12月5日、重大な発表をしました。現在のキリン舎でのキリンの飼育を中止するとのことです。 静岡市立日本平動物園お知らせ:【動物】キリンの飼育について 同園では、ダイヤの死後、園内でキリン飼育検討チームを発足し、今後のキリンの飼育について話し合っていたとのことです。3つの理由から決断をくだしたと公表がありました。 「【動物】キリンの飼育について」より ① 運動場の面積 キリンはよく歩く動物です。野生下でよく歩くキリンにとって、狭い運動場は運動不足やストレスの原因になります。当園では長年キリンを飼育してきましたが、今回の話し合いで「運動場の面積はもっと広くあるべきではないか」との意見が多く挙がりました。キリンを心身ともに 健康な状態で飼育するだけでなく、キリンの魅力を最大限引き出すためにも今よりも広い運動場が必要です 。 ② 群れ飼育 野生では群れで生活するキリンにとって、1頭での飼育は大きなストレスがかかる可能性があります。そのため動物園でのキリンの飼育は群れで行うことが多いで すが、群れでの飼育は1頭当たりの運動場の利用面積を狭めることになります。そのため「広い運動場面積」と「群れ飼育」というのはキリンにとって絶対条件にも関わらず、現在の施設ではその両方をクリアするのは難しい状況にあります。 ③ 必要な設備 キリンを飼育するには寒い時期に暖かい環境で飼育できる寝室や蹄のケアを行うトレーニングスペース、治療用のサブパドックなどが必要となります。当園でもパネルヒーターの設置や健康管理のためのトレーニングなどを行ってきましたが、それでもサブパドックやトレーニングスペースがない現在の施設では十分な健康管理が難しいとの結論に至りました。 3点とも動物の福祉を考えてのことですので、この決定をとてもうれしく思います。ただ、エリア改修の見通しが立てられた暁にはキリンの飼育を再検討する予定とも書かれているので、それはもう諦めてほしいと思いました。 そもそもキリンも、ゾウやイルカ、ホッキョクグマなどと同様に、優先的に飼育を止めていくべき種です。下記に海外の団体のレポートを紹介します。 また来園者からキリンが見た

  • 東北サファリパークでの去年のライオンによる死亡事故で園長ら2人が書類送検

    東北サファリパーク by Y.Matsuura 1965 Virgo is licensed under CC BY-SA 4.0 . 東北サファリパークでの去年のライオンによる死亡事故で園長ら2人が書類送検 福島県にある「東北サファリパーク」で昨年9月、当時53歳の男性飼育員がライオンに襲われて死亡しましたが、今月9日付けで二本松警察署は、園長ら2人を業務上過失致死容疑で福島地検に書類送検したとのことです。 読売新聞の取材に「サファリパークとしてコメントを出すことはない」と答えているとのことで、驚きました(「飼育員がライオンに襲われ死亡、東北サファリパーク園長ら2人を書類送検」読売新聞、2024年12月10日)。サイトにも特に何もコメントは載っていません。 事件の経緯としては、昨年9月28日午後、閉園準備作業中にライオンのおりの中で飼育員が首から血を流して倒れているのを、別の飼育員が発見。飼育員は搬送先の病院で約1時間後に死亡した、というものでした。 飼育員は檻の中に入りエサを置いたが、扉が開いているのに気づいて閉めようとした際、メスのライオンに檻の中に引きずり込まれたと報道されています。(「飼育員死亡の東北サファリパーク 業過致死容疑で園長ら書類送検」朝日新聞、2024年12月10日) 東北サファリパークは、この事故で1か月ほど休業しましたが、その後営業を再開しています。 支店である那須サファリパークでも有罪になっている 東北サファリパークを運営する株式会社東北サファリパークは、2022年にも、支店である「那須サファリパーク」でトラによる重大な負傷事故を起こしています。略式起訴されたときにブログに詳細をまとめました。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/law/nasusafaripark-information.html target=] この投稿を載せた時点で罰金等は公表されていませんでしたが、今年4月8日付けで大田原簡裁が略式命令を出していたことが後日報道されました。 業務上過失傷害罪で略式起訴された元飼育員男性(起訴当時26歳)⇒罰金50万円 (警察署が送検した6名のうちの1名、ほか5人は不起訴) 労働安全衛生法違反罪で略式起訴された運営会社と責任者: 運営会社「株式会社東北サファリパーク」⇒罰金50万円

  • NBRPニホンザル:京都大学に新たに入った50頭は奄美野生動物研究所から移動で確定

    実験用ニホンザルの繁殖・供給の中止を求める署名を皆さまにお願いしています「NBRPニホンザル」に関連し、京都大学の犬山市の施設へ2022年度に、どこかから急に50頭のサルが導入されたことを、こちらの記事でお知らせしました。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/experiments/internationalmacaqueweek.html target=] どの関係機関に聞いても明確な回答はなく、相変わらずの隠蔽ぶりでしたが、特定動物の移動に関する文書について愛知県に情報公開請求を行ったところ、やはり奄美大島の株式会社奄美野生動物研究所から京都大学のヒト行動研究進化センターへの移送で間違いなかったことが判明しました。分担機関である生理学研究所がサルの飼育を委託する民間企業から中核機関である京都大学への移送で、確定です。 書類が出てきたのは、以下の頭数分です。 令和4(2022)年度 2回輸送 計51頭 令和5(2023)年度 1回輸送 計26頭 2022年度に京大が増加を公表しているのは50頭ですので、もし提出された書類通りの移送が行われたのであれば、輸送途中で1頭死亡している可能性があります。 京都大学の年報は、まだ2022年度分までしか公表されていませんが、2023年度中にも26頭も移動がされており、奄美大島のニホンザルを減らす方向にあることが伺えます。 飼養頭数が減れば、当然、生理学研究所からの再委託費も減額があってしかるべきですが、奄美野生動物研究所に支払われている金額について、生理学研究所の上部組織である自然科学研究機構は、非公開の態度を貫いています。随意契約は原則公開とされているにもかかわらずです。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/experiments/nbrpmonley-nips.html target=] 日本における実験用ニホンザルの利用は、本当に不透明で身勝手な国家事業によって支えられています。 特定ザルであるニホンザルの移動 - 情報公開された書類 輸送期間:令和4(2022)年12月4日(日)~6日(火) 奄美野生動物研究所から京都大学犬山キャンパスまでニホンザル25頭の移動について通知書が提出されていました。

  • 中央大学入試の試験問題に「動物とのふれあい必要?」の記事が使われました

    本年度の中央大学文学部自己推薦入学の試験問題に、動物園について考えたことを書きなさいという課題が出題されました。使用する参考資料の中に、当会代表の朝日新聞インタビュー記事(「動物とのふれあい 必要?」)も含まれていました。 試験問題掲載は来年度試験問題が掲載されるまでの期間と思われますが、こちらでご覧いただけます。 この時のインタビューの内容はあくまでふれあいについてがテーマでした。受験生によっては「ふれあいを止めろ」と言っている人がいるのか!と驚かれたかもしれませんが、読んで、考えてもらえたとしたら嬉しいことです。 ひとつ、資料の中に動物園の存在をそもそも批判するようなものがなかったことは残念ではありました。動物福祉について考えさせる時代が来たようですから、さらに存在意義そのものに切り込む時代が来ることを期待します。 そういえば7月に大学のサイトに掲載されると聞いていたのですが、うっかりしていまして、ご報告するのが遅くなりました。… pic.twitter.com/EbRGGW2GPG — PEACE 命の搾取ではなく尊厳を (@animalsPEACEnet) November 3, 2024

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